2023年10月6日(土)
今日は恩師である株式会社大都 間口会長から絶対に’食べなあかん”と勧められた北新地「湯木」へ。何でも早とちりする僕は、はじめ聞いた時、店の名前からして新地のクラブのママが好奇心ですき焼きの店を開業していると思いきや、何と日本料理の老舗「吉兆」の創業者湯木貞一氏の孫に当たる元心斎橋店店長の湯木尚二氏が2007年の食品偽装問題で退職され、一から立ち上げた日本料理が「湯木」とのこと。僕の快気祝いを兼ねていつもお世話になっている弊社社外取締役リライズコンサルティング中山社長にご招待いただき、食べに行きました。久々に店の前でおさむちゃんポーズで記念撮影。
食通の間口会長が勧める黒毛和牛と松茸のすき焼きコースを頼みました。部屋は落ち着いたテーブル個室で、上着をかける所が無いと思いきや、見えない様に隠れハンガーを吊るす場所が部屋の中にあって、吉兆の理念日本料理の真髄は”おもてなしや”の心遣いに感動。
先ずはプレミアムビールで乾杯。
前菜が提供。一品一品を仲居さんが説明してくれます。一般的に前菜は他の下請けに作らせて盛り付けている店が多い中、全てお店で手作りだと聞いて感動。いつも食べているもずくより10倍細い。まるで綿を食べている感触。鯛の肝も全く臭く無く、出汁かと思うとゼリー状に固めてあり冷たくて出汁が旨い。柚子をくりぬいた器には、なんとシャインマスカットの白あえ。マスカットの甘さと豆腐の甘さとが体になってこれは美味。真ん中に笹に包まエれているのはサーモンのお寿司。木の葉型の器には、玉子焼きと鮎の甘露煮。卵がぎっしりと詰まって口の中で広がります。

コレほどの料理はビールでは失礼という事で、日本酒リストを見ると、お店のお勧めは菊正宗の純米吟醸酒「百黙」とのことで頼んでみました。菊正宗さんには特別な想い出が有ります。独立する際、当時は日本酒メーカーが無料で看板を付けてくれるのが当たり前の時代に、自宅のガレージを改装した小さな店ですぐに廃業するだろうからと何処のメーカーにも断られる中、唯一菊正宗さんだけが小さな看板を開業祝いに付けてくれました。その営業担当は国本さんと言い、後に常務取締役まで出世されました。だから今で燗酒は菊正宗本醸造酒を飲んでいます。
日本料理店らしく、お造りが提供され、見事な盛り付け!くぅー!普段発しない言葉が出る。真鯛の食感関西特有の〆の強いコリコリ感だ!旬のかつおはモチモチ感と相対的だ。カンパチも旨い。
切子グラスの菊正宗プレミアム百黙も進む。
すき焼きを頼んだのに間違えてしゃぶしゃぶが来たのかと仲居さんに尋ねると、コレが人気のすき焼きですと。。どうの様に食べるのだろうか。。いつものすき焼きなら鉄鍋にひっつくぞと思いきや。。
大きなすき鍋がどかーんと置かれ、割下をじゃぶじゃぶと注ぐ。お・お・お・並々入れた割下すき焼きのタレと言うより出汁だ。その出汁の中に玉ねぎ・水菜・焼き豆腐を加え、松茸も入れて暫し炊く。初めて見る光景にビックリ!関東でのすき焼きは、タレに全部具材を入れて鍋にして食べる。関西では油を敷き肉を焼いて割下をかけて、先に肉を食べてから野菜等加え、野菜の水分と割下でグツグツ炊いて食べる。今回は、たっぷりの割下出汁にサッと火を通して食べるので、玉ねぎも細く輪切りで食感が楽しめる。
生卵に大根おろしが手前に置かれた。玉子は分かるが、大根おろしは何の為か。。天麩羅でもでてくるのか?
超薄い霜降りの鹿児島産黒毛和牛を割下出汁に浸けて準備万端の様。早く食べたい!
仲居さんが小鉢に入れてくれます。焼き豆腐、青葱、玉ねぎ、エノキ、黒毛和牛、松茸と豪華!お見事!
割下出汁でサッと煮た霜降り黒毛和牛を大根おろしに巻いて
生卵に浸けて食べます。う~ん人生初めての食べ方。全国色々ご当地のすき焼きを食べて来ましたが、こんな身近に知らない食べ方があったのかとびっくり仰天。大根おろしを入れるのは芸術家で美食家であった魯山人の食べ方とのこと。恩師間口会長が食べなあかんでと言う言葉がようやく理解出来ました。日本料理の真髄を「湯木」さんで味わわせて戴きました。
二杯目、三杯目と取り分けてくれ、しかももう一皿来てもちろん後から出される肉の方が旨い!意外と知らない人が多い。肉は一度に頼んでは脂が周る。通の人は2回に分けて注文する。勿論最初と同じ肉だと後の方が弱く感じるので、旨味が強い肉を出す店が流行る。おもてなしの真髄也
七味唐辛子を加えると味が際立つと思い、有りますかと言うと、すぐに買いに行って提供してくれました。凄い!また来ないといけないと心に決めた。気に入った店は知り合いに食べて欲しいと何度も通う。だから繁盛する・・法則だ。
ご飯と香の物を先に持って来てもらい、牛飯にして食べました。
うどんもさぞかし美味しいだろうと無理を頼み、湯がいてもらい食べました。
〆の〆。いやー美味かった!至れり尽くせり、ご馳走様でした。













