2024年2月21日(水)12時02分
毎週水曜日は、全国各地の協力会社さんから届いた試作品の試食と、神戸市の冷凍専用センターに新しく製造して入荷した既存メニューの検食を実施しています。
先ずは、長野県の大手ミールキット販売会社からも受託しているニッショクさんから届いた副菜向け酢の物「刻み白菜 ゆず風味」「刻み白菜 シークワーサー果汁」「刻み白菜 たまり醤油」
シークワーサー果汁の方は、唐揚げやメンチカツなどの副菜に向いており、たまり醤油の方は、肉じゃがや肉豆腐など煮物向き、ゆず風味は、現在みやぎ豚丼の副菜に使ってる白菜の昆布漬けに似ていて、3品とも長年作り込んだ味わいに思いました。わんまいるには少し辛いので、塩分を半分に減らす様に伝えました。
4品目は「白菜の胡麻和え」。胡麻ドレッシングが効いて美味しい。早速中華メニューの副々菜に採用するように伝えました。
5品目は、「ゆずたっぷり甘酢大根」。酢の物が続いているのでさすがに口が酸っぱくなって来た。。
6品目は、「かぶと大根の朝漬け」。カブの苦味が強くておかずには向かない。
7品目は、「大根とルッコラのサラダ」。珍しい野菜が使われています。サラダと言うよりマリネに名前を変えて副菜に採用すれば良いと伝えました。
8品目は、「キャベツのコールスロー」。コールスローは現在美味しいのがあるのでスキップ。
9品目は、「キャロットラペ」。ラペとはフランス語で千切りのこと。珍しい商品なので、酸味と塩分を抑えれば副々菜に使えるお伝えました。
10品目は、「キャベツのマリネ」。と言うが殆どコールスローなのでスキップ。。
11品目は、「国産豚バラ肉のねぎ味噌」。見た目肉が固まり、玉ねぎのカットが細くて煮込み過ぎて半分溶けている感じ。ねぎは探すほど少ない。。味噌出汁のベースは美味しいので、玉ねぎのカットを大きくし、加熱調理を抑えると玉ねぎからの離水が止まり味噌出汁が濃くなり味付けが良くなります。ねぎの量は3倍に増やす事、豚肉は先にボイルしてから味噌出汁に入れる事で固まらなくなり、加熱温度を揚げる事でこの豚肉の不飽和脂肪酸が溶けて出汁がとろみが出ると思うので作りや直して欲しい。
12品目は、「国産豚バラ肉の生姜焼き」。見た感じ煮物に見える。試食すると臭みが無く、口溶け良い豚肉なので、玉ねぎを外し、白菜と厚揚げを加え、名前を「豚バラ肉と厚揚げの旨煮」で試作して欲しいと伝えました。
13品目は、「北海道産鮭の南蛮漬け」。西日本最大規模を誇る大阪市中央卸売市場で鮭の三恒と異名を取る3代目三上社長が目利きして買い付けた北海道産の鮭の切り身を、場外の川向いにある昭和18年創業の惣菜製造の老舗吉フーズさんに南蛮漬けにしてもらったそうです。鮭の切り身に小麦を軽く塗し、油でサッと揚げて野菜と一緒に南蛮漬けにしています。流水解凍で冷たくて美味しいです。香ばしく骨もなく食べ易く美味しいです。この鮭の切り身を使い、じゃが芋としめじを添えた醤油バターも美味しそうなので開発する様に頼みました。
14品目は、大分の「とり天」「豊後のから揚げ」の名前を全国に広げたと地元で有名な鶏肉加工・調理会社デリカフーズ大塚様に大分特有の甘口の味噌タレで石見ポークを使った「大分 トンテキ」を焼いてもらいました。
肩ロースと、15品目の希少部位ロース肉を食べ比べてみました。断然ロースの方が柔らかく美味しい。いやーかなり旨い。味噌タレに牛脂とニンニクを加えて焼き加減を控えて欲しいと伝えました。わんまいるで大人気の島根県邑南町の石見ポークを使用した「大分 トンテキ」がいよいよ完成します。皆さんお楽しみに。
次は、神戸市東灘区の冷凍センターに入荷した新たな製造ロット商品の検食です。「石見ポークフランクフルトとごろっと野菜のポトフ」。希少豚肉で作る更に希少なフランクフルトは、中々口にする事は出来ません。常に売上ベスト20位以内に入る人気メニューです。具材豊富なのでコレにバゲットにワインが有れば、リッチなモーニングやランチになります。
最後17品目は、ストレスが少ないケージフリー(囲い内飼い放し)で養鶏された鹿児島県産「桜島鷄のコーンクリームシチュー」。北海道産のじゃが芋とコーンも入り、ボリューム満点!多くの飲食店やホテル、レストランに卸す大阪西成区で創業101年を迎える矢田健商店さんに使ってもらっています。変わらぬ品質と味に頭が下がります。