試食日記  vol.337

2016年8月31日(水)今週も最も過酷なスイーツ試食の曜日がやって来ました!最近の売れ筋は不景気なので、柔らかくて甘くておまけに濃厚な味のものがトレンドということで、よけいに厳しいですが、ミシュラン一つ星フレンチレストランの下請をしている神戸の老舗のシェフが手焼きした、生チョコ80%の濃厚なケーキをいただきました。凄く美味しいです。また、国産の南瓜を使ったパウンドケーキやその他ほうれん草・紫芋などを試食しました。もう少し渇水を多くして柔らかくした方が良いのと、卵黄の分量とバターを多くされた方が濃厚で美味しくなると思いました。それと、折角野菜を使うなら、京都大原三千院藤岡農園の旬の採れたて有機野菜を使用して欲しいと思いました。これからの季節なら里芋やほうれん草、人参が獲れます。

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そして、幻のスイーツパンと呼ばれている昭和34年に岡山県岡山市でロバのひくパン屋として一躍有名になってから、今では月間13万個を出荷する生クリームパン(冷凍)です。弊社甘利バイヤーが商談の問い合わせで電話した所、清水屋さんの取締役のお母さんがわんまいるの旬の手作りおかずセツトを愛食して頂いていつこともあって、商談がスムーズに運び、この度取り扱いが可能になりました。一番人気のカスタード、チョコ、抹茶などを試食しましたが、柔らかい生地に濃厚で甘い生クリームが多く挟まれています。・・・・とろけそうなクリームで美味しいけど太りそう…。

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そこに、奈良コープ産業さんから、国産の鶏肉を使ったチキンカツサンドが届きました!一枚づつ手作りで揚げたカツを手作りでサンドイッチに仕上げています。美味しいです。

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神戸のシステムフード北脇社長からご紹介いただいた、山口県長門市深川養鶏農協同組合さんからも試食が届きました。深川養鶏農協同組合さんは、戦前から生産者が集まって運営されている歴史のある養鶏場です。まず、この鶏肉を使った唐揚の甘辛煮です。これは美味しいです。そのあと、とり玉のかき揚げ、鶏と牛蒡の唐揚、鶏と野菜のちぎり揚げも試食。この3品は揚げる温度が低いので、少し油の切れが弱く、揚げる前に片栗粉を塗すともっと食感が上がると思いました!

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続いて、システムフードさんが運営する「神戸洋食亭」さんから、近江牛ステーキと有頭海老のテルミドールセットが届きましたが、やはり国産牛のステーキは冷凍すると固くなるので、ハンバーグや照焼きチキンに切り替える方が良いと思いました。

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先ほどの深川養鶏農協同組合さんの鶏もも肉照焼きは一度試食しましたが美味しいです。この深川鶏のももの照焼きが380円はお値打ちだと思いました。

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国産のじゃが芋、にんじん、玉葱、南瓜とヤングコーン、グリーンアスパラをスチコンで蒸したボイル野菜セット380円もお勧めです。

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ミシュラン一つ星獲得のフレンチレストランの下請もされている「神戸洋食亭」さんの一流シェフが作るフレンチを色々とご紹介していきたいと考えています。神戸の野菜を神戸で作って貰いたくて、明日は神戸西区で農業法人を運営されているキャルファームさんへ兵庫県立大学池田教授の紹介で訪問する予定です。

試食日記  vol.336

2016年8月30日(火)、今日は以前から取扱ってみたかった「料理の鉄人」にも出演され、日本で始めて四川料理を広められた四川料理の神様と呼ばれた、陳健民氏の長男で四川飯店グループのオーナーシェフおよび日本中華料理協会会長をされている、陳健一さん監修の中華料理(冷凍)を大手食品問屋国分さんの協力で取扱える事が出来ましたので、サンプルを送って頂き、試食致しました。見た感じ、使っている材料の豊富さ、カットの仕方が凄いです。

海老のチリソースは、衣が付いた海老天ではなく、小海老そのものです。プリプリ感があって細かく刻んだ薬味がとても美味しく、上品な味にビックリしました!麻婆豆腐も口当たりの良い食味に、後から来るピリ辛さがバツグンです。

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八宝菜も木耳(きくらげ)や椎茸も入って野菜のカットの仕方が絶妙で、優しい味に感動しました。レタス入り蟹炒飯、ご飯も柔らかくて脂っこくなくて美味しいです。炒飯1食200gで360円はお値打ち、それ以外は全て1品600円(税込)で、本格中華料理としてはとてもリーズナブルと思いました。

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更に、四川飯店の総料理長、現役のシェフで現在は東京渋谷セルリアンタワー東急ホテルに店を構える、スーツァン・レストラン陳渋谷店で腕を振るっている菰田氏監修の黒酢酢豚を試食しました。僕は脂身が多いので酢豚は苦手なのですが、秘伝の黒酢餡が豚肉の臭みを抑えているので、無茶苦茶美味しいです。1品750円(税込)と少しお高いですが、絶対にお奨めです。八宝菜もいただきましたが、このままご飯にかけても中華丼として美味しく召し上がれると思いました。(こちらは600円です)

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最後に、北海道室蘭製麺さんに無理をお願いして、味噌ラーメンに生のコーンとバターを加えてた「味噌生コーンバターラーメン」が出来上がって来ました!見事に味噌にバターが溶け込み、あっさりと仕上がっています。生のコーンも美味しく、お好みでもやしやネギをトッピングして召し上がって下さい!

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全国から美味しい専門店の味グルメ、ご当地グルメを集めて、一品からお届けしてます。是非御利用くださいませ!

試食日記  vol.335

2016年8月29日(月)今日は、何と18日(木)に本場(大阪中央卸市場)に行って初セリで入荷した、鱗が傷ついているので安く値切って仕入れた北海道根室産の秋刀魚の塩焼きが試食に出て来ました!ご覧の通り丸々肥えた秋刀魚です。昨日阪急百店の惣菜売り場では、591円(税込)で売られていました。何と初セリ物を380円でご提供です。限定なので早くお買い求め下さい!

同じく高知県から入荷してきたカマスの一夜干しも焼いて試食しました。美味しかったです。こちらも380円でご奉仕、おかずセットメニューにも組み入れます!

同じく北海道大木産の秋鮭の塩焼きです。本チャン(荒塩〆)なので、塩辛いから昆布水に漬けて塩分を抜くようにします!

更に大阪泉佐野大浦漁協から、入荷していた茎わかめも仕入れて厚揚げと大根との炊き合せをいただきました。たんぱく質がないので、鶏肉か鮪を一緒に炊き合せるようにお願いしました!同じく泉佐野大浦漁協さんの茎若布を使った、コールスローです。酸味があって美味しい!朝早くから起きて本場へ行くのも、これなら値打ちがあります。

大阪中央市場から会社が10分と近く、惣菜を作ってくれている服部さんも本場の近所という地の利を活かして作っているため、この鮮度感が味わえると思います。わんまいるはお惣菜の為にあるような恵まれた立地です。

それと、同じく18日(木)には、京都大原三千院にある藤岡農園にも行き、その際に仕入れたオクラと厚揚げと人参と鶏肉の炊き合せです。オクラは、有機ジャスの露地栽培だけあって甘くて美味しい!・・・

その後京丹波町の鹿肉工場「京丹波自然工房」さんにお伺いして、きちんと衛生管理をして、罠で獲ってストレスを感じないように電気ショックで眠らせ、心臓を一突きにして、血をしっかり抜いて4~5日熟成させた、京丹波の鹿肉を使った、チンジャオロースとホイコーロー(牛鍋回=鹿鍋回)をいただきました。食味は最高、臭みの無い鹿肉を美味しくいただきました!是非皆さんも食べてみて下さい。

その他、鶏肉で作ったチリソース、鶏肉が大きいので半分にカットして4つにし、野菜を倍増やすようにお願いしました。それにしても鶏のチリソース柔らかくてヘルシーで美味しいです。

産地に出かけて行き、自分の目と舌とで確めた食材を使った惣菜を、自分で認めたこだわりの老舗惣菜仕出し料理専門店に依頼して作って貰い、気に入るまで試食して皆様へ提供することが、次々に実現して嬉しいです。皆さん是非お買い求めくださいね!

訪問日記  vol.196

2016年8月28日(日)、今日は月に一度の阪急百貨店、阪神百貨店惣菜売り場への定点観測の日です。ランチに老舗飲食店が立ち並ぶ梅田食堂街(おさむ師匠の長男雄一郎さんが社長を務める居酒屋「大阪屋」もある)に寄りました。お目当ては、立ち食いの握り寿司ですが、行列が出来ていたので、他の店を探していると、「この場所で40年間、美味しい餃子」の張り紙に誘われ、ラーメン屋さんに入りました。餃子と半チャンセット(ラーメンと半分の焼飯セット)を注文、少し固めのちぢれ麺、これはあかんな!と思い食べると想像通り今一、久々の焼飯はまぁ普通、期待して出てきた餃子は、ニラがメインでにんにくは入っているように感じない。。。餃子のタレが濃いのに、調整出来るようにお酢が置かれていない、この餃子の中身ならもう少しお酢が効いたサッパリダレならもっと美味しく感じるはずです。はやり流行っていない店には入らない方が良い!と反省しました!

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そのまま阪急百貨店地下へ。。。さすが百貨店、旬の北海道産の秋刀魚料理が何点か並んでいます。ビックリしたのが価格です。秋刀魚の塩焼きが何と540円(税別)、秋刀魚の山椒煮は756円、さすがに売れていないようです!(そりゃそうだ!)それより鯖が脂が乗って美味しい時期ということもあり、鯖の塩焼きが良く売れていました!三恒三上社長の友人の鯖専門店「鯖屋」さんが遂に阪急百貨店に出店されていました!これを機にわんまいる(産地の食材を使った旬のお惣菜を一品から参上)も百貨店に出店したいと思いました!・・・松坂牛のビーフシチュー1,890円、遂に昨今のパンブームにてザ・リッツ・カールトンのパンも専門コーナーが出来ていました。リッツの焼印を押した食パン一斤千円!良く売れていました!相変わらず「だし巻き」専門店も人が並んで人気続行のようです。改装中の阪神百貨店も少し値段は安くなりますが、出展企業も同じで殆ど変わりません。百貨店の惣菜売り場は代わり映えがせず、これならわんまいるの方がはるかにマシと思いました。産地の食材を使った、美味しくて健康的な、創作惣菜をもっと開発したいと思いました!

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訪問日記(篠島漁港)  vol.195

2016年8月26日(金)、今日は東京から始発の新幹線で、名古屋で下車、吉川バイヤーと矢田健商店社長と合流して名鉄電車に乗り換え、愛知県知多半島の沖に浮ぶ篠島漁港に商談に行ってきました。

名古屋から名鉄特急で約1時間河和駅に到着、河和港まで無料の送迎バスで約5分、そこから船で30分で篠島へ到着。乗り合いタクシーと言うより貸切タクシーで移動(距離に関係なく一人300円は安い!)して、漁協が運営する市場セリ場に到着、しらす日本一という幟があちらこちらに、小さい島なのに、漁船が四百隻と…これだけ小型・中型の漁船が港に停まっている風景は初めてです。大抵は寂れた漁師町なのに、篠島は活気を感じました。課長に聞くと若い連中もUターンして来て、漁師は減っていないと!だから名古屋の卸売市場でなく、直接卸すようにしたいのです。と。。。値段を先に指してくれていれば、その値段を見て漁に出る人もいれば、ここに水揚げしに来る漁師も存在します。毎日愛知水産の大阪中央卸売市場への便があるので、それで送ると、ここのセリは14時半なので、夕方には大阪中央市場に着きます。その日のうちに捌くと新鮮な魚介類の料理が出来ます!それとセリ落ちしないように大漁の際は漁協が買い取り、急速冷凍した商品があるらしく、それを使ってくれると助かりますと、ここでも同じ事を言われました。漁協は通常、鮮魚取引ですが、わんまいるの場合は冷凍モノでも、生で販売するのではないので、十分、と言うよりかは鮮度の良い状態で急速冷凍したものの方が有難いです。市場には、本日水揚げされた平目に鱸、鯛、蛸、大浅利、おこぜなどが生きたまま生簀に入れられています。この生簀の水にどうやら美味しい秘訣があるようです。

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近くの割烹、仕出し料理の民宿の「湧泉」で今獲れている旬の魚介を御馳走になりました。先ほどの大きな蛸の煮物、渡り蟹のボイル、生しらす、地海老のボイル、天然鯛の煮付け、わんまいるでも現在販売させていただいている蒸し穴子、穴子の燻製、こんな大きな舌平目は見たことがありません…舌平目のムニエル、小海老の唐揚、鰆の刺身、カタクチ鰯の刺身、おこぜの刺身、平貝の刺身、大浅利の醤油焼き、しらすの天ぷら、天然しめじの炊き込みご飯、鱧の吸い物と全部で16品がならび、試食させていただきました。

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これまで 訪問してきた漁協の中で品種断トツNO.1です。太平洋に面している遠州灘と小島と小島との塩の流れが速い箇所に魚が集まると言う事と、下地が泥に近くプランクトンなどの餌が豊富なのが魚種が多い要因ではないかと思いました。全ての魚が味わい深く、餌が豊富なのと水深が浅く、太陽の光をしっかり浴びて育っているのも要因ではないのかとも思いました。浅い・潮が速い、遅いの格差がある、岩場と泥地が存在している為、海藻が豊富。いやー大変勉強になりました。船の着時間の関係でセリが昼過ぎに行なわれているのも漁師にとっては好都合、使う側もその日のうちに提供する事で、新鮮なものを召し上がって貰える。これらの強みを生かしてもっとアピールされたら良いと思いました。島全体が僕が生まれた頃の面影を残した佇まいで非常に綺麗なところです。明日から映画の撮影も始まると仰っていました。篠島の魚介類を使ったお惣菜楽しみにしていてください!