堀田の試食歳時記 vol.77

昨日の試食は、先週10月24日に島根県へ商品開発に行った際、見つけました島根県と県境に位置する紅ずわいがに日本一の水揚げを誇る境港、水揚げされた新鮮な紅ズワイガニをふんだんに使った手作り蟹饅頭(豚の代わりに蟹身)です。

image

割ってみるとビックリ!たくさんの蟹の身が詰まっています。紅ズワイガニはずわいがにに比べ甘くて美味しい、ただ鮮度がずわいがに比べ劣化するのが早く水揚げして早くボイルすることが美味しさの秘訣です。
ほっかほっかの蟹饅頭、ちょっと贅沢ですが甘くて美味しいですよ!
これだけ身が入って3個1280円はお値打ち!

神戸北海ラーメンさんから、山神山人ラーメンの提案をいただきました。

image

見た瞬間どこかで見たな?・・・・食べた瞬間、あっ!ラーメングランプリに何度も優勝している博多一風堂のラーメンにそっくり!!極細の麺、あっさりとした豚骨スープ、いやー、ビックリ!です。
2食入りで680円、一食当り340円はお値打ち!

image

デザートに日本参拝者第二位の成田山参道で明治30年に創業以来、羊羹専門に販売されておられる「成田柳屋本店」さんの栗蒸し羊羹をいただきました。
よくある昔からの羊羹と思い一口食べた瞬間にビックリ!おそらく目の粗い布か網で何回も裏ごしされたと感じるような洋焼き菓子とも感じる食感と甘すぎない食味に感動しました。
成田詣りのお土産で有名、創業100年以上続いているのが分かった一品でした。えぇ・・・・今値段を見てビックリ!栗6つ乗った羊羹が1本620円すげぇ!

image

本日のピカイチ、僕がお歳暮に送ろうと思った初めての経験、境港産ずわいがにの饅頭に決定!

堀田の試食歳時記 vol.76

昨日の試食は、お正月商品の最大の目玉である数の子の最終掲載商品の決定です。大阪中央卸売り市場仲買卸 株式会社三恒様には北海道知床岬~利尻など北海道で加工される100種類の数の子が入荷されます。西日本1位の取り扱い数です。
先日から三上社長が目利きした数の子を提案いただき試食させていただいております。

image

本日も5種類のメーカーさんの品をご用意戴きました。そして今年試食させていただいた中で、これはと思うたしろさんのアメリカ又はカナダ産の立派な太さの数の子140g1280円を選びました。

この価格でこの太さ・食感・食味はどれをとってもまず他では売ってないと思います。

こだわりの干物で有名な岩手県及川屋さんからさんま味醂干し、さんまの開き、鯖の開きが届きました。どのように干しているのかわかりませんが、本当にふっくらとした仕上がりになって美味しいです。

image

image

image

先日生まれて初めて食べた新潟県村上市の郷土料理鮭の「塩引き鮭」を焼いてもらってレンジで解凍して簡単に食べられるようにしてもらいました。

やはりプロに焼いてもらうと全く違います。
さすがとしか言えません!!
パナソニックの最新式のオーブンで食のプロ関西スーパー創業者の孫に当たる北田社長の阪神フード様に焼いてもらいました。

image

矢田健商店さんに先日の鶏そぼろが美味しかったので、こんにゃくやお揚げさんと一緒に炊いてもらいました。
思っていた通り、ヘルシーで美味しく、ご飯のおかずやお酒の肴にピッタリです!価格も240円とお値打ち!

image

本日のピカイチは、北海道たしろの味付け数の子に決定!・・・・・・

堀田の試食歳時記 vol.75

昨日は、旬の手作り健幸ディナー11月後半冬のメニューを湯川管理栄養士、服部恒三代目料理長、堀田、元辻調理師学園講師・料理研究家近藤先生それに弊社スタッフが参加しての試食会をしました。
白ご飯がパサツク件に関して、厨房設備では日本最大手の福島工業本社へ出向いて専門家のフーズコンサルタント室  上田さんに教えていただき、炊きたてのご飯を急速冷却する温度を20度で止めて真空パックして急速冷凍すると、ぱさつかないそうです。早速、試験的に行っていただくとエライものでパサツキが随分感じられなくなりました。
揚げ豆腐と野菜餡かけは、2回目の試食で豆腐を粉を打たずに素揚げにしました、周りの皮が剥がれず食感が良くなりました。今回は野菜を細く切るようにして餡をかけるとより一層美味しく感じると指導いただき3回目の改善を行います。

image

たこ酢に関しては、春雨を抜く、蛸の薄さは、高齢者の方にとっては食べやすくちょうど良いのでこれで行くように。

image

きのこのマリネは人参をもっと細くカットするように、隠し味のレモンの酸味が美味しい。

image

青梗菜のお浸しは、葉の方と茎の方を両方盛るように、茎の方のカットの仕方を近藤先生から教えていただきました。ちょっとした一手間が料理を際立たせるとの事です。

なるほどブリ大根、島根県の天然のぶりなので煮た直後に急速冷却すると身が硬くなり出汁が染込まないので、12時間程自然に冷ますことで身も固くなくなり、出汁が染込み美味しくなるとのこと。食べましたが前回と全く身の柔らかさ、出汁の利き方が異なり美味しくなりました。

image

見かけが黒いというと近藤先生はたまりの濃さで本来はコレぐらいの色を出すものです!とのこと。煮汁が多いからそう感じるので盛りつける際は煮汁を少なく盛付けるようにすれば良いとのこと。

いか大根の煮物も島根県産のするめいかを使って一本ものをカットしています、新鮮なのでプリプリ感が楽しめます。ちょうど良い味で、美味しいです。

image

島根県産の鱈の野菜餡かけは臭みもなくホンマに美味しかったです。コレは単品でも絶対にお奨め!

image

豆腐ハンバーグも豆腐の水切りをしっかりするだけでこんなに食感が良くなるものか?と玉ねぎを乗せずにグリンピースに変えること。

肉団子の甘酢は甘酢の量を増やすことでさらに美味しくなります。

image

ビーフシチューは材料費と売価の関係で美味しく作るのは難しいと判断、ビーフシチューはカタログで専門店の単品をお奨めすることで決定。

最後に鶏肉の味噌焼きに味噌たれを追加することで随分風味食味が変わりましたが、ムネ肉なので柔らかいモモ肉に変えるように、刻みネギを加えることでより一層美味しくなりますとのこと。お好みで七味をかけると、酒の肴に最高!と思いました。

image

矢田健商店さんから、牛玉子とじ丼、まだ味が濃いので、もう少し控えるように、鶏そぼろ&玉子そぼろ丼は玉子そぼろを加えることで美味しくなりました。玉子の甘さと牛そぼろの辛味が調和して食欲が増します。

image

image

蟹の甲羅蒸しはかに身が熱を加えることで色が変色して美味しくなさそう、カニ味噌もイマイチでした。

奈良コープ産業さんから恵方巻きとアボカドチーズ巻き寿司の提案ですが、僕はアボカドが苦手で苦くて、巻き寿司には合わないと思いました。恵方巻きも、最近、石川県の石野屋さんや奈良の平宗さんなど専門店の寿司をベースに味見をしてしまうからか、さほど美味しいとは思いませんでした。

本日のピカイチは、島根県産 鱈の餡かけに決定!・・・・・・・・

堀田の試食歳時記 vol.74

昨日の試食は、写真を見ていただくとお分かりのように、コレお餅?・・・・というぐらい柔らかくてモチモチした食感の滋賀県を代表するもち米、『羽二重餅』と聞いてビックリ!!というのもてっきり絶滅品種と思っていました。
僕も大阪育ちなので、羽二重餅といえば子供の頃、よく食べられていたお餅で結婚式の引き出物やお正月に神社でお年玉として振舞われるお餅は、この羽二重餅でした。確か冷めても硬くなりにくいとおばあちゃんが言っていた記憶があります。

image

日本の三大もち米としてお正月用のお餅として昭和天皇に献上し続けてきた歴史があります。黒豆角餅と白角餅の二種類、ぜんざいやお雑煮に入れても柔らかいので食べ易くお奨めです。
いや~、子供の頃は飾った後、おばあちゃんと一緒にお餅を小さく砕いて天ぷら油でサッと揚げて塩を振りかけて食べていました。羽二重餅は熱を加えると柔らかくなり、焼いても揚げても中がトロ~とだから美味しいのです。

お餅に続いて、二品目は、空前の牛肉ブームしかも熟成ブームでローストビーフが品薄状態に、そんな中、国産を探していたのですが、本日出てきたのが、伊賀上野サンショクさんの『オーストラリア産牛のローストビーフ』一般的なギフトや高級スーパーでも見かけます、しかも220g!!ともかくどこのメーカーも量が多すぎる!!

image

大抵、冷凍なので一度解凍すると食べきらなければならないので100gぐらいをお願いしているのですが、ハム・ソーセージ・ローストビーフの製造許可を取るのが難しく、限られたメーカーさんになり対応していただけません。

そこで北海道の牛肉加工専門メーカーさんをご紹介いただき、『北海道和牛のローストビーフ』を提案いただきました。量も150gでの提案をいただきました。まぁ、見る限り肉の色が和牛とオーストラリア産とは違います。
食べてもローストした熟成の味と食感、香ばしい風味・・・・・熟成されたワインと相性抜群と思いました。

image

函館伊藤精肉店の仕入先、札幌パルナバハムさんから4種類×2本入りのウインナーの提案をいただきました。写真のように種類が違うウインナーを2本ずつ詰めて、冷凍なので必要な本数を湯せんで解凍してそのまま食べても柔らかくて美味しい!

image

お正月には欠かせない『しめ鯖』です。見るからに脂のギトギト感もなく、かと言ってパサパサ感もなく、新鮮なうちに加工されたと思う美味しそうなしめ鯖に見えて、一口食べるとやはり美味しい!これ、どこの鯖かなぁ?と尋ねると流行りの東北・北海道の鯖でなく九州産との事。おそらく愛媛県と宮崎県の豊後海峡あたりの鯖ではないかと思います。潮の流れが速くてこの辺りで獲れる魚は高級魚、しかも釣りものが多い。

image

僕も何度か釣りに出かけましたがあまりにも潮の変わり目が早く、素人では難しいと思いました。刺身にするならこの辺りの魚が美味しいと思いました。一度是非お試し下さい。

本日のピカイチは、株式会社北海道食肉加工さんの北海道産和牛のローストビーフに決定!!

堀田の試食歳時記 vol.73

昨日の試食は、前々から一度は食べてみたかった新潟県村上市の名産品、『塩引き鮭』が念願かなって遂に入荷しました。
秋に獲れた鮭を荒塩で揉んで不純物を出して日本海の荒風に晒して、軒先に吊り熟成させます。程よく干し上がれば完成!!

寒い冬場のタンパク質を取る貴重な食べ物として今日まで受け継がれて、何度もテレビで紹介されるなど、現在では希少価値のある地域名産品としてお土産や贈物として使われています。
食べてみたところ、沖塩鮭によく似た食味・食感で熟成させている分、身に味が乗っていて大変美味しいです。隣で一緒に試食している弊社商品企画部長山脇を見るとお茶漬けで食べていました。

image

思わずもうお正月か?と数の子の試食をすると毎年そのように思います。数の子のメーカーでは有名な井原水産さんから提案です。

image

数の子はなんと言っても食感と見た姿、色が美味しさのポイントとなる点です。今年は予約販売でのお取り扱いとなりますがご容赦下さい。

大阪中之島ザ・リーガ・ロイヤルホテル中筋料理長から、以前シャブシャブで美味しくないと突き返したマカロニグラタンとベーコングラタンをやり直したから試食して欲しいと提案いただきました。

image

まさかロイヤルホテルの料理長が僕の意見で作り直してくれるとは大感激です!!
見た感じ・風味・食味・食感・全てにおいてベシャメルソース臭くなく、チーズ臭くなく濃厚過ぎず、大変美味しいです。特にベーコンドリアは美味しかったです。ホテルならではの上品な味わいを軽めのワインとあわせていただくことをお奨めします。
神戸東部市場より旬の野沢菜と白菜の漬物が届きました。
僕も知らなかったのですが野沢菜漬けは通常冷凍保存だそうで、それなら食べ切りサイズにカットして冷凍してよ!とお願いして実現しました。

image

僕も漬物が大好きなのですがスーパーでは量が多く、チルドなので賞味期限が短いからいつも捨ててしまいます。そこで冷凍なら欲しい時に流水解凍で食べられるので便利だと思って漬物屋さんに何度も頼んでいたのですが、コレまで断られ続けてようやく引き受けてくれる漬物屋さんに出会いました。
明治2年に京都で初めて肉料理専門店を開き、東京丸の内にもすき焼屋をオープンさせ話題となっている「肉の森田屋様」をご紹介いただきました。
早速、三元豚のヘレカツやロースカツ、和牛ハンバーグなど紹介いただきましたが、美味しさも上級ならお値段の方も上級!!

image

image

来年は豚肉がブームになるような気配なので、再度交渉させていただき、納得価格でご提供できるように努力してみます。
滋賀県で有名な大福専門店「団喜」さんから黒豆ホイップクリームが入った大福とプリンが入った大福を試食しました。正直、生地も伸びがよく弾力がありすぎて大福の食感ではありません。せっかく有名な老舗大福専門店さんなので、疲れを癒されるような甘過ぎない餡子を包んでふくよかな食感の大福餅が食べたいと思いました。やはり「和」が基本だと思います。同じく団喜さんからスイートポテトの中にこし餡や紫いも餡、カスタードクリームを詰めた先ほどの大福の洋風バージョンの反対にスイートポテトながら「和」タイプで創作されたと思われるスイートポテト焼き饅頭は、ポテトのペーストを時間をかけて練りこんだ形跡が口の中で感じられ、高級な小豆、砂糖、玉子、生地の上品な幸せを感じる甘さがとても美味しかったです。焼き加減もちょうど良く感動しました。緑茶に凄く合うと思います。

image

image

毎年、恒例の岩手県民なら誰でも知っている、延宝元年1673年創業千葉屋四郎右衛門が作り始め、その後、伊達藩城主 岩城氏により製造を保護・承継されて今日まで作り継がれている岩手県の名産品の羊羹です。毎年いただいておりますが、虎屋さん同様お客様のトレンドにあわせ糖分を随分控えられていると感じました。羊羹ながらあっさりとした食味滑らかな食感はさすがだと感服致しました!!

image

本日のピカイチ、新潟県村上市名産品、『塩引き鮭』に決定!
※出来れば炭で焼いてもらいたいですね!!