わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (7/27~8/2お届け分)

「料理は食材が決め手」と多くの料理人が口を揃えて言います。僕も独立してから今日まで約36年間北海道の最北端稚内漁港から南は沖縄県熱田漁港まで日本各地を訪問して自分の目と舌で確認して食材を開発してきました。今週も全国各地のご当地食材を採用した創作おかず「健幸ディナー」をお届けさせていただきましたのでお楽しみ下さい。

1食目の主菜は、「北海道産にしんの開き干し」です。一時、絶滅したと言われ、全く獲れなくなり廃村になった漁村も多発した北海道で、何と一昨年104年ぶりに大漁となり、特に今年は脂が乗って肉厚のにしんが水揚げされましたので開き干しにして遠赤外線のガス台でじっくり焼き上げました。にしんは、不飽和脂肪酸のEPAやDHAが豊富で、動脈硬化の予防や改善に効果があると言われています。副菜には、山形県最上郡の野菜加工製造会社三和食品さんに作ってもらった出汁がじっくり染込んだ「大根と人参の旨煮」と、箸休めとしてさっぱりヘルシーな「三陸産わかめと胡瓜と玉ねぎの酢の物」をご用意しました。

2食目の主菜は、「宮城県ホンダガレイの煮付け」です。世界三大漁場に数えられる日本の三陸沖で獲れて宮城県石巻漁港で水揚げされた淡白な白身で癖が無く食べ易く肉厚なホンダガレイを今回、煮付けに仕上げました。カレイは、細胞の新陳代謝をスムーズにするビタミンB2が多く、たんぱく質とともに髪や肌の健康を保つ働きがあります。副菜は、緑黄色野菜の中でも栄養豊富なかぼちゃと食物繊維豊富なしめじを組み合わせた甘味ある「かぼちゃとしめじの煮物」と、流水解凍の「青梗菜とうす揚げのお浸し」をご用意しました。お好みで鰹節とポン酢をかけてお召し上がり下さい。

3食目の主菜は、「鶏肉と白ねぎのがめ煮」です。国産の白ネギと国産鶏もも肉を使った照り焼きを地元の鶏肉調理会社デリカフーズ大塚さんに作ってもらいました。福岡県の郷土料理のひとつであるがめ煮は、食材から出るだしや旨みを生かした煮物です。お好みで七味唐辛子や山椒をかけるとピリッと甘辛く、一層美味しくなります。副菜は、便通を良くする食物繊維豊富なごぼうを使用した「きんぴらごぼう」と、油でサッと揚げる事で出汁が染込み美味しくなる茄子を味噌仕立てにした「茄子の揚げ煮 味噌風味」をご用意しました。トロっとした食感をお楽しみください。

4食目の主菜は、「桜島鶏とじゃが芋のトマトカレーチャップ」です。高たんぱく質で脂身が少ない桜島鶏とじゃが芋を使いソテーにして、トマトケチャップ・ウスターソース・無塩バターとカレー粉をブレンドしたオリジナルソースで絡めてあります。トマトの酸味とスパイスの効いたカレーが絶妙にマッチ。癖になる味わいです。ソースをトーストやバゲットに浸けてお召し上がりいただくのもおすすめです。副菜には、強い抗酸化作用があるβカロテンやビタミンCを含むブロッコリーと、にんじん、かぼちゃを組み合わせた「洋風温野菜」と、「ほうれん草と蒸し鶏のソテー」をご用意。ほうれん草には、鉄、葉酸、ビタミンCが豊富で貧血改善に役立ちます。

5食目中華メニューの主菜は、「石見ポークの酢豚」です。脂身が苦手な人でも美味しく召し上がっていただけます。反面、脂身が好きだと言う方には物足りなさがあるかもしれませんがご了承願います。豚特有の臭みがないのが特徴の石見ポークと、大きめにカットした人参・玉ねぎ・ピーマンを甘酢あんで絡めてあります。甘酢の酸味が食欲をかきたててくれます。副菜には、「茄子と白ねぎの中華煮込み」をご用意。ナスの皮には抗酸化作用の強いポリフェノールが含まれていて、むくみ解消に効果的なカリウムも豊富に含まれています。それに箸休めとして、ゴマ油の風味が食欲をそそる「ほうれん草ともやしのナムル」をセットにしました。

では来週もお楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です