天然のだしがやみつきに!大阪うどん「阪神そば」で立ち食いランチ【わんまいる】

2022年11月20日(日)12時10分
僕が酒屋の丁稚をやっている頃は戦後の高度成長真っ盛りで、工場では昼夜交代で働くのが一般的。だから酒屋が経営する立ち飲みは朝から空いていて、飲める店があちらこちらにありました。サッと食べて飲んで”安い・早い・旨い”商売人が多く何かと気ぜわしく安くて、しかも味にうるさい。そうでなければ流行らない。先日、日本経済新聞の記事に記者が本当に大阪は食べるものが安いかの調査をしたところ、王将の餃子でさえ大阪が一番安く、ラーメンもうどんも一番安かったと報道されていました。しかも早食い。だからうどんも加水が多くて食べ易く、消化か良く無ければ流行らない。しかも味は天然の昆布、鰹節だけでは物足りないので雑味と脂質を加える為に鯖節を加え更に旨味を引き立てる為に乾燥させたうるめイワシ(イリコ)で出汁を取る。これだけこだわっているのに値段が安いのが大阪うどん。大阪おでんは、これに加え牛すじで出汁を取る。味は出汁が決めてだから醤油は薄口を使い徹底的に出汁にこだわり食べ易いのが「大阪流」。この天然出汁がやみつきとなり繰り返し食べたくなる。お好み焼きもたこ焼きも串カツもそれぞれの店が工夫に工夫を重ねたソースが決め手となる。土手焼もおでんも出汁が勝負。僕は丁稚の頃独立資金を貯めるのに昼飯は殆ど毎日西区九条商店街入口の角にあった立ち食いうどんを食べていました。具が入って無い「うどん」と「おにぎり 1個」を注文するのですが、毎日通っていただいので、黙って卵や天ぷらトッピングしてくれたりおにぎり2個にしてくれたりと人の情けを知りました。僕も結婚して居酒屋の店長に抜擢されてからは店で食べるようになったので、その後この店 も代が変わりおにぎりはコンビニと同じく外部で作られたビニール包装に変わり、薬品が入ったような味に変わり出汁も美味しくなくなりました。そんな中、今でも昔ながらの天然出汁をにこだわる大阪うどんが阪神電車尼崎駅構内にある「阪神そば」さん。



梅田駅から電車に乗り尼崎駅で降りて一度改札を出てから又入って食券を購入し、



店に入ると出汁のよい匂いが漂う。食券を手渡すと手際よくうどんをサッと湯がき鉢に入れて天かすと刻みねぎを加え出汁を加えて冷たいおにぎりと一緒にハイお待ち。

ツルっとした食感が堪らなく旨い。冷たく少し硬くなったおにぎりを食べる。いやーこの素朴な塩味が何とも 言えなく美味しい。天かすが入った昆布と鰹節と鯖節といりこ(うるめイワシ)の出汁が五臓六腑に染み渡り、体の芯から温めてくれます。



これから寒い時期は毎日食べたい程。往復の電車賃の方が高いけど値打ちはある。いやー美味しかった。ご馳走様と言って店を出ました。

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