2021年10月14日(木)11時50分 高校3年間酒屋でアルバイトしてそのまま就職。日々お客様のご自宅を訪問して回り、御用聞きを送る毎日。。独立資金を貯めようと昼食は西区九条商店街入口の「立ち食いうどん屋」でかけうどんとおにきり一個、確かうどん一杯120円おにぎり50円ぐらいだったかなぁ..毎日通っていると無口な大将が無言で天ぷらや玉子をトッピングしてくれたり、うどんの玉を足してくれたり、おばちゃんはおにぎりを2個やお稲荷さんを加えてくれたりと人の情けに振れ丁稚時代を送りました。この出汁がとても美味しい。昆布と鰹節でも上等なのは上品なので煮炊き物や茶碗蒸しやお吸い物などには向きますが、うどんやそばには安もんの方が味が濃く旨味があります。それに脂質がある鯖節を加え、いりこ(ウルメ鰯干し)でだしの天然だしが食べた満足感を満たしてくれます。カウンターには割り箸の隣に刻みねぎと天かすが置かれ入れ放題。この刻みたての瑞々しいネギが天然出汁と混ざり格別の味を醸し出してくれます。僕は18歳~5年間で後輩も採用して大阪市港区の酒屋の中でもトップクラスに育て上げました。その実績を買われ酒屋さんが営む居酒屋の店長に抜擢され、お店を任されました。この時、活かされたのがこの立ち食いうどん屋の天然出汁で、”おでん”湯豆腐”揚物の衣の下味”どて焼き”だし巻き”などベースの出汁に使いました。37年たった今でもベースの味になっています。その後、居酒屋で独立をと決意しましたが、当時はバブルの真っ最中、とても駅前で出店するには貯めた独立資金300万では話にならず断念。。投資の低い商売はと思案すると、一般家庭を御用聞き回るお酒・お米の宅配専門店なら注文を聞いた分だけ仕入れてお届けすれば在庫も少なくて済み、家の軒先で始められると考え、大阪市内で一番土地が安い西淀川区中島で僅か9坪の建売住宅を金利7%の住宅ローンで購入。得意先の稲田工務店の社長が独立祝いとして1階部分のガレージを店舗に無料で改装してくれてオープン。多くのお客様と周りの人に協力戴けたお蔭で、現在は大阪で一番土地の高い北区梅田駅前に本社オフィスを構えることができました。それでも時折無性に天然出汁の刻みたてねぎと天かすフリーの立ち食いうどんを食べたくなり、野田阪神駅前の古びた商店街にある「こんぴらさん」(阪神尼崎商店街にも支店があります)に通います。
ショーケースに入れられた塩だけのシンプルな味の少し硬くなった”おにぎり”が昔そのままで懐かしく、
具材無しの”かけうどん”を注文して店内でカットしている刻みたてのねぎに店内で揚げた天ぷらの粕がカウンターに置いています。
コロナでお客様も少し減ったようですが頑張って続けて欲しいと願います。久しぶりに汁まで全部飲み干しました。







