2020年9月29日(火)午前中、絶好調の通販事業部と管理本部とミーティング。年末年始の本社休日や宅配事業の受注、ネット通販の受注、物流センターの出荷日などの検討を行いました。今日もアッと言う間に試食タイム。試食ルームに入ると、先日大阪市中央卸売市場水産仲卸㈱三恒三上社長に頼んでおいた「干し魚」と「西京味噌焼き」の試食が届いていました。 先日大手量販スーパーなどで売られているメーカーさんの調理済み焼き魚とは異なり、美味しいだろうと楽しみにしての試食です。
先ずは、西成区の矢田健商店さんに焼いてもらった夕食おかずセット「健幸ディナー」向け候補の「北海道産宗八カレイの一夜干し」です。前回提案いただいた宗八カレイの一夜干しは、塩分が強強すぎたので採用出来なかったのですが、今回のカレイは丁度良い塩加減です。これで行こう!採用決定です。
2品目は、島根県浜田漁港水揚の「のどぐろの一夜干し」。ふっくらした肉厚で見るからに美味しそう。箸を入れると身がポロリ。さすが浜田市の水産加工会社シーライフさんだけの事はある。凄く美味しく、値段を見ると想定価格2,380円と値段も良い!お正月向けに予約販売か?それともギフトか?
3品目は、「北海道産秋刀魚の開き」不漁続きで値段が高騰しており、大きなサイズが獲れなくて小ぶり。。一夜干しにして焼くと更に小さくなり、コレではダメだ!
4品目は、「北海道産の宗八カレイの煮付け」ですが、煮付けると骨が気になります。同じ魚でも煮付けと一夜干しとでこんなにも違うんだ。
5品目は、魚の干し加工日本一と言われる静岡県沼津の「鯵の開き」です。見るからに脂が乗り、肉厚でこんがり焼けて美味しそう!食べても旨い!これで480円は他では買えないと思います。
6品目は、もう5年以上探しに探して来たが納得いくものが無い脂の乗った「トロ鰯の明太焼き」を、先日三恒三上社長からこれは絶対に美味しいと提案され本日試食しました。ウワー!口の中で噛むと脂がジュワーと出て明太子と絡み合いとろける食感!いやー探していたのがコノ味覚。ようやく納得する絶品「トロ鰯明太焼き」に出会う事が出来ました。もう少し焼き込んで欲しいと伝えました。熱燗にも冷やした純米酒でも合う!酒飲みにはたまらない酒の肴です。解凍後トースターで3分ほど炙るとこんがりしてより一層美味しくなると思いました。
7品目からは、三恒さんの成り立ちは「漬け漁」味噌漬けからのスタートで、まさに80年の伝統を誇り、梅田阪急百貨店本店にも味噌漬け専門店を出店されています。今回はネット通販で焼魚が凄く売れて来たので、今品揃えにない「銀鱈の西京焼き」と「金目鯛の西京焼き」を定番掲載したく、三上社長に頼んで西京漬けにしてもらいました。
ところが、西京味噌焼きは工場で焼くのが難しく、矢田健商店さんに断られたそうで、某協力調理会社に頼んでスチコンで焼いたとの事。見るからに半焼けのような焼き上がりで美味しそうに見えません。「商談は断られた時から始まる」と大阪あきんどの本に書かれてある。もう一度矢田健商店さんに行って頭を下げて頼むように伝えました。僕は27歳で創業して間もなく、新潟や東北の有名酒蔵を訪問して断られても何度も足を運び、稀少な地酒を分けてもらえるように頼み込んだものです。幻の焼酎となった魔王の白玉酒造さんもサケチャンピオンに輝いた福岡県の喜多屋さんもそうで、有名な蔵元にオリジナルの酒を造って欲しいと頼みに訪問する。最初から良い返事をしてくれる事は100%ありません!こだわりの酒蔵程モノづくりの難しさを理解している。だから頼み甲斐があり、作ってもらった時は美味しい!だから長年売れ続ける!先ほどの「トロ鰯の明太焼き」もその一つになると思います。
試食を済まし、ブログを投稿して創業以来毎週欠かさず行っている新聞切り抜きレポート「堀田の本音」(オンラインサロン絆会参照)執筆して本日は終了。今日は寝冷えしたのか体調が今一なので、どこにも寄らず帰宅して風呂に入り、夕食おかずセット「健幸ディナー」を食べました。本日の献立は、「主菜:宮崎県産黒毛和牛と黒豚のハンバーグ」「副菜:温野菜」「副菜:キャベツとトウモロコシのコールスロー」のセットです。
粗挽きでジューシー、大手百貨店の食品バイヤー、大手スーパーの精肉部門長に試食してもらうとこの値段でこの品質は凄いと認められたハンバーグです。