尾鷲の郷土料理「さんま寿司」、今でも普通に並んでいました。更に梶賀のあぶりも食べました!

2018年7月26日(木)今日は、近鉄難波駅から松阪駅で下車、三重県尾鷲市役所の商工観光課の芝山様にが迎えに来ていただき、尾鷲市内の地域名産品を製造販売されている企業様をアテンドいただきました!
尾鷲市さんは農林中金マリンバンクさんからご紹介いただいた、首都圏で居酒屋「くろきん」をチェーン展開する株式会社ゲイトの五月女社長と東京でお会いして、尾鷲で定置網漁業をしているから見に来ない?と誘われ5月初めにお伺いしたのがきっかけで懇親会に参加いただいた市役所の芝山様から市長をご紹介いただきました。なんと!梅田阪急百貨店の常務取締役、阪急オアシスの社長を務め南港のATCの社長として経営再建を行い、生まれ故郷の尾鷲市の活性化に招かれ市長になられたとお伺いしました。先日も加藤市長自ら、尾鷲市の食産業の振興も含めた観光PR等のご相談で来社ただきました。今回も少しでもお役に立ちたいと思いお伺いさせていただきました。
松阪駅には約束より約1時間程早く着きましたが、すでに改札に来ていただいていてびっくり仰天!僕はいつも自宅を5時40分に出る習慣がついていて、7時5分発の特急に乗り松阪駅に9時過ぎに着きました。


時間があるという事で急遽電話でアポを入れてくれたのが、昔からの伝統の焼き方を守り続け観光客やドライブイン、通信販売なとで販売されている「梶賀のあぶり」の伝統を保存し、観光も含めたPRを事業として立ち上げた「梶賀網元ノ家」株式会社梶賀コーポレーション様に訪問してきました。いきなりのアポにもかかわらず親切にご対応、説明いただきました。備長炭に使われる生木でいぶすように焼くのが伝統だそうで、昔は商売にならない雑魚を漁師さん達があぶって食べていて、しっかり焼くと小さいサイズなので固くなってしまうから半分燻製のように焼く事で中身はやわらかく、周りはしっかり焼けていると言う人間の知恵ではないでしょうか?ちょうど浜では鰤をあぶっていましたので、試食をいただきましたが、これは初の食感です!照焼きでもなければ串焼きでもない!中身はジューシーで表面はこんがり!是非取り扱いをさせていただきたいと思いました!
現在、衛生面や品質管理の行き届いた本格的な加工場の設立を計画されているとの事、食文化の伝統を守りPRして観光事業の振興にも発展させ、食育の一環として魚の養殖場や定置網漁の見学を遊覧し、浜であぶりを体験して昼食を食べるような、親子や子供体験ツアーなどにも利用できると思いました!


梶賀を後にして、市内で魚加工業を経営されている「4代目金盛丸」さんへ、ミラサポの専門家派遣でご依頼があり訪問させていただきました!
昔は魚など運ぶ商船として創業され、その後陸でその魚を加工販売するようになったとの事、先日JALの機内食にも採用された「鮪漬け丼の具」が人気だという事で、早速試食させていただきました!先日、加藤市長からいただいた金盛丸さんの「鮪煮フレーク」も試食しましたが、山椒が効いて美味しいです。関西では珍しい「メカジキの味醂漬け」や「サクサク鮪カツ」、「ムツの開き味醂漬け」など沢山の干物の種類がありました。太平洋に面して一年中黒潮にのった魚が獲れるのが特徴です。是非取扱いさせていただきたいと思います。


次のアポインと先様訪問迄少し時間があるので、地元の方が気軽に利用するうどん屋さんへ軽くランチを食べに入りました。メニューを見てビックリ!まさかの「郷土料理 秋刀魚すし」が普通に売られています。僕は、てっきりお土産品として通販や百貨店等の催事でしか販売されていないと思い込んでいました。秋口の北海道~三陸沖にかけて獲れる秋刀魚が南下して、12月ぐらいに尾鷲で獲れるそうです。天ぷらうどんを食べましたが伊勢うどんと同じく、かなり柔らかいうどんでした。


そして、寿司専門製造会社株式会社柏屋本店さんにお伺いさせていただきました。柏屋本店さんは、建設してから10年も経つと思えないほど、クリンネスの行き届いた社内製造厨房です。地元水産会社最大手の尾鷲物産さんで営業をしており、営業先で知り合ったバイヤーが実家の福井県に戻り有機栽培の稲作を引き継がれ送ってくれたお米の美味しさに感動、偶然に魚を納めていた会社から製造部門を引き継いでくれないかとの誘いを受けたので、思い切って福井のコシヒカリを使った寿司製造を始めたそうです。コシヒカリは寿司飯に向かないのは知っていたので、前職でお世話になった三重県で有名なこだわりの酢メーカーにこのご飯に合うお酢を作って欲しいと持ち込んで、御年92歳になられる会長自らがブレンドして教えてくれたとの事。実際に試食をさせていただきました。県内で魚を焼かせたら右に出るところはないと言う、焼き専門会社で焼いた「焼き鯖寿司」「牡蠣の燻製」「ずわい蟹」「のどぐろ」「蛤」やお目当ての「秋刀魚」、そして松阪牛しぐれ煮を湯葉で巻いた「松阪牛しぐれ煮の湯葉巻き」など試食させていただきました。ハーフサイズで詰め合わせもしているとの事です。最近では一本は多いからハーフサイズにして二つパックにして欲しいとの要望が多く、対応したところ良く売れるそうです。三重県から名古屋にかけての大手スーパーさんや有名料亭さんからの受託され、百貨店のギフトとしても採用されているとの事でした。それにしても臨機応変や多彩な県内特産品を使った「冷凍寿司」、わんまいるでも是非取り扱わせていただきたいと思いました。


最後の訪問先、創業は鯛や鰤などの養殖業から現在「鯛おこわ」や「鰻おこわ」「鯛茶漬け「地魚の6種おこわ食べ比べセット」などを百貨店のグルメギフト等で販売されている株式会社鷲洋さんへ。レンジで簡単に解凍して欲しい時に食べられます。その場で試食させていただきましたが、通常のおこわよりもモチモチ感が少なくて、ご飯より少しもちもちした食感です。先ほどの寿司も味醂干しも鮪炊きもそうですが、味付けが関西程薄くなく、東京ほど濃く無くてまろやかでコクがある独特の味で美味しいです。鯛茶漬けの素なんかはそのままフライパンかトースターで焼いて食べたら最高でしょうね。名前を変えて販売させていただきたいと思います。


みなさん、主に三重県内(一部名古屋方面)を対象に長らく事業を展開されてこられたようですが、イオン一強の中、イオンに入れるかどうかで中部地区では業績が著しく変わります!少しでもわんまいるの宅配カタログやネット通販などで取り扱いさせていただきPRできればと思いました!・・・市役所の芝山さんからも、衛生管理面や品質管理面なども含め堀田社長の経験に基づくアドバイスは、業者さんにとっても凄く勉強になるのでこれからも宜しくお願いしますと言われました。
松阪駅まで送っていただきお疲れ様でした!

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