新コロナウィルスの影響が畜産牛肉業界にも..相場が下がり生産者悲鳴!【わんまいる】

2020年2月26日(水)今日は老舗食材卸商社 株式会社 泉平の後藤部長と松下さんが車で迎いに来てくれて、泉平さんのグループ会社で淡路牛の50%を取り扱う精肉加工会社 三昭さんに訪問しました。明石海峡を渡り淡路サービスエリアでトイレ休憩。

小腹が空いたので「明石焼き」と「たこやき」を試食。この味は太鼓判です!是非皆さんも試してみて下さい!


再び車を走らせ約30分で南あわじ市の三昭さんに到着。泉周作社長と三昭の島田取締役と営業の福田さんが出迎えて頂き、契約畜産農家さんの説明をして頂きました。淡路牛はF1(交雑種:ホルスタインと和牛の交配で生まれる一代限りの種のみの呼名で再度交配を重ねると交雑牛と表記されます)。理由は淡路島には淡路牛乳さんが有る為に酪農が盛んで、近年酪農だけでは利益が低い事から乳牛(ホルスタイン)に黒毛和牛を交配させる子牛出産事業が行われるようになりました。畜産農家は子牛を購入して22ヶ月から中には和牛並みに30ヶ月育てる農家もいるそうです。肉加工場も拝見させて頂きました。

驚いた事に、何と泉周作社長自ら炭をおこし試食の準備をしてくれています。

各契約畜産農家武久さんの牛で自慢の部位を焼いてくれていて、ランプ肉のボーンステーキから三角バラ肉、
骨付きカルビなど試食させて頂きました。

一同ランプ肉に絶賛!久しぶりに脂の乗った炭火焼肉を食べました。更に泉周作社長考案
の淡路牛を淡路玉ねぎふんだんに乗せて食べる「淡路スタイル」に全員が絶賛。

試食後に牧場の見学に行きました。

牛舎に近づくと牛達が首を出して近づいて来ます。全く人に脅えていません。450頭の小規模牧場ですが、牛舎の背も高く、風通しが良くて、掃除も行き届き全く臭くありません。武久さんに「女性の方が飼育されているのですか?」と訊ねると「飼育員は男性だが、何より牛が好きで暇さえあれば牛に声をかけて牛と会話しています!仕事か趣味が解らないぐらいで。。」とのこと。やはりそんな人がいなければこれだけ人懐っこい牛には育ちません。しかも歩留まりの悪い雌だけの限定畜産
にこだわっている理由を尋ねると、「一般の交雑との差別化として肉質にこだわりたく、あえて脂肪分が多く歩留まりが悪い雌肉に特化して飼育している」との事でこの肉質と味を好まれるお客様も多く、島内のホテルや飲食店、一部スーパーさんで使われているとの事。但し、新コロナウィルスの影響で観光客が激減しており、世界の胃袋と言われる中国の消費が落ち込んでいて牛肉相場が下がり、高値が続いていた子牛相場に飼料価格が急に相場が下がると赤字で出荷することになり破綻する畜産農家も多く出るのではとの事でした。わんまいるでは牛肉だけ特定した生産者とのお付き合いが無いので是非前向きに取組みをさせて欲しいと思ました。

梅田オフィスに到着したのは18時30分。しばしお茶を呑んで休憩し、自宅に戻ってわんまいるの夕食おかずセット健幸ディナーを食べました。本日の献立は、熊本県産のあさりと青森県八戸漁港水揚げのむらさきいかに北海道噴火湾の帆立貝、長崎県対馬の原木椎茸を使用した「海鮮八宝菜」に、「じゃが芋と石見ポーク挽肉の煮ころがし」と「白菜と油揚げの旨煮」のセットでした。明日は早起きして大阪市中央市場へ直行です!

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