堀田の試食歳時記 vol.111

先日の試食は、冷凍惣菜を手がけて以来、6年間思い描いていた、幻の魚のどぐろの煮付けが届きましたので、早速試食させて頂きました。
のどくろは、超がつくほどの高級魚として扱われ、特に山陰沖から対馬沖にかけて漁穫されていますが、漁獲量はあまり多くありません。故に高級魚として、また幻の魚などとも言われています。特に12月~2月の冬の時期が美味しいとされていますが、冬の日本海は波が荒く雪も多い為なかなか漁には出れません。そのため、値段も高く、煮付けにするサイズは貴重でなかなか出廻りません。しかしこの度、大阪中央卸売市場㈱三恒さんの協力で島根県ののどぐろを煮付けして頂きました。ご自宅で湯煎解凍していただくだけで、美味しい魚屋さんののどぐろの煮付けを召し上がって頂けます。折角なので、出来れば砂糖は使わず醤油とお酒に梅干を加えて薄味で煮て欲しいと思いました。さすがのどぐろ!脂の乗り、味ホンマに旨いです。この時期にしか味わう事が出来ない、のどぐろの煮付け、是非一度味わって見て下さい。

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大阪府泉佐野市若手こだわり農家4Hクラブのメンバーが作った旬の野菜を使った中華料理の2回目の試食品が届きました。前回、真空及び湯煎解凍にするため、通常より塩分を控えてくれるように伝えてのご提案です。一品目松浪キャベツの餡かけ焼きそば、無茶苦茶美味しいです。二品目、キャベツと豚肉の味噌炒め(回鍋肉)。キャベツを使う中華料理の代表格、かなり味噌が辛過ぎたので、もう少し辛さを控え欲しいと要望しました。

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三品目、旬のブロッコリーの中華あんかけ。軽くボイルしたブロッコリーにとき玉子の中華スープあんをかけた一品で、糖度が高く甘みのあるブロッコリーは最高です。ブロツコリーってこんなに美味しかったっけ?と思わず疑うぐらいです。四品目、まさに旬の白菜を牛乳にバター・生クリームを加えたクリーム煮は食べやすくて心も身体も温まる一品です。前回の塩辛さは全て解消されており、大変美味しいかったです。さすが元東天閣総料理長の腕前、感服致しました。

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このような丁寧に育てられている大阪産(もん)野菜は、加熱すると旨みが出て大変美味しくなるのが特長です。大阪泉佐野市の野菜を使った神戸吉芳の中華料理は4月末まで限定販売とさせて戴きます。是非ご賞味下さい。

何故か久しぶりにアメリカンドックが食べたくなったので、レンジで簡単に食べられる100%国内製造のアメリカンドックを探して来ました。常に新しい油で揚げているので胸焼けもせず美味しかったです。

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最後に何気なく試食した、手づくりのパウンドケーキ、手に持った瞬間、コレ普通と違うな?と感じ、口の中で美味しさがグサリとささる感じがして、濃厚な卵の旨みが口一杯に広がりました。コレは美味しい!と口にすると、なんと大阪淀川区で焼き菓子一筋30年の中山良蔵さんがこだわりの素材を使って焼き上げたケーキだと聞いて、なるほど!と思いました。

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本日のピカイチ、凄く難しいですが、僕の夢でした、幻の魚、島根県産のどぐろの煮付けに決定!