2017年12月8日(金)今日は、山形駅発7時30分のバスで仙台市に向かいました、さぞかしい空いていると思いきや、中央の補助椅子まで全部満席。こんな状態のバスを見たのは人生初体験!スゲェ!皆さん山形市から宮城仙台市までバスで通勤されているようです。東北で唯一、仙台だけが人口が増えているそうです。
仙台市バス停には宮城県庁農林水産部食産業推進課の佐伯さんと宮城県物産振興協会の八巻さんが出迎えてくれ、石巻漁港の水産加工会社 高徳海産さんへ行きました。年末の最盛期でお忙しいそうです。社屋の入口には内閣総理大臣復興視察工場と看板が掛けられてあります。水産加工が本業で、近くの別棟で焼く・揚げる・煮るの惣菜工場も設立されています。水産加工が忙しく、まだ惣菜製造まで手が回っておらず稼働されてない状況です。本社の水産加工場を見学、アメリカ産の鱈や赤魚、カラスカレイと、宮城県近海の鯖などがフィレ加工されていました。ミャンマーやベトナムなど外国人労働者の研修生も受け入れられ、手際よく魚をカットしていました。魚のさばき方やカットの仕方を習得され帰国し、本国でも水産加工会社がたくさんできているので就職し、日本に輸出されるのかと思うと・・・。出来れば、せっかく総理大臣が視察するぐらいの復興施設なので、従来からの水産加工は残しつつも、東北の食材を使用した惣菜を作ってもらいたいと思いました。新設されたこれから稼働する惣菜工場を見学しましたが、うらやましいほどの設備で、最新式の急速冷凍機キャスシステムや上下両方から炙るガスオートメーションの焼き台、オートメーションのパン粉付け機やフライヤーが設備されていました。思わず貸して欲しいと!と心の中で叫びました。素晴らしい設備です。これなら材料と調味料にこだわり、僕やオートメーションがわかるプロの料理人が指導すれば、相当美味しいこだわり惣菜ができると思いました。とりあえず鯖など地元で水揚げされる魚介類の見積もりをいただくことにしました。

ランチがてらに近くの石巻の物産館に立ち寄り見学し、牛タンが安かったので購入しました。ランチは2階のセルフ食堂で海鮮丼を食べましたがまずまず。八巻さんが頼んだカキフライは一からパン粉付けされ、オリジナルのタルタルソースも美味しそう。フレンチのシェフがいていますよと言うと、何故わかるのですか?厨房をのぞくと。やはりフレンチらしい料理長が立っていました。
それから仙台市に戻り、仙台味噌焼きそばの販売元 菅野食品さんへ訪問。キャベツと豚バラ肉を加えて調理を済ませ、レンジ解凍して簡単に食べられる惣菜の試食をしました。味が薄いのでソースを1,2倍増やし、キャベツ20gと豚バラ肉を10g増やすようにお願いしました。

仙台市が推奨する地元の野菜「雪菜」を使ったあおば餃子も試食しました。課題は餃子の皮に練り込むペースト状の雪菜が、キロ1500円と高くて、どうしても割高になるとのことを事前に聞いていました。あおば餃子を推進している仙台市さんにお伺いし、開発理由を尋ねると、仙台市の特産品は「牛タン」と「ずんだ餅」ですが、どちらも地元の食材が使用されてなく、宮城でしか採れない食材を使用したいことから、宮城県内でしか採れない冬が旬の雪菜を使ったあおば餃子を売り出したとのこと。現在市内5社が登録して雪菜を30%以上配合した餃子を販売されているが、まだまだ知名度が低いと説明を受けました。お節介ですが、もう少し自治体がリーダーシップをとり、原料となる雪菜をペーストにこだわらず粉末にすることも含め、一社製造を委託する会社を見つけるなどして、原料をリーズナブルな価格で安定供給することをしてあげないと、このままでは高過ぎて普及しないとのではとお伝えしました。
各自治体の成功事例を紹介。熊本県八代市さんのように自治体の職員がJAと組んで加工場を作り、訳ありトマトをケチャップやソースにして卸し販売しています。晩白柚のジュレも冷凍して積極的に販売されています。元となる原料の加工場が必要だと思います。アッと言う間に5時45分、飛行機に乗り遅れないように、急いで仙台市を後にしました。宮城県は枝豆の種類をずんだと呼び、山形県ではだっちゃ豆と呼びます。空港で生のずんだ餅を買って試食しました!枝豆をすりつぶしてトレハロース(甘味料)を加え、白玉を和えた和菓子です。裏の一括表示ラベルにはうるち米は国産と記載してありますが、枝豆は国産表示がないことを見ると、輸入品かもしれません。少しでも価格をと言う気持ちはわかりますが、名産品だけでも地元の食材を使って欲しいと思いました。

