酒屋のアルバイト時代から現在まで仕入でお世話になっている酒問屋さんへ創業30周年の挨拶に行ってきました。

2018年8月3日(金)今日は、昼から大阪市中央卸売市場場外で鮮魚の切身や味噌漬けを一次加工してホテルや料理屋さん等に卸している株式会社九里さんへ訪問するついでに阪神野田駅前にある弊社の山脇が大学時代にアルバイトしていた、昔ながらの手打ちうどん「こんぴらさん」に立ち寄りました。カウンターだけの店ですが既に満席、暫く待って座りました。天かすとネギが入れ放題、おにぎりも昔ながらの木の枠で押して作ったもの、僕はコンビニで売られてるセロハンテープで巻かれているおにぎりが嫌いで、現在では殆ど売られなくなった木の枠で押したおにぎりが大好きです。うどんにおにぎりと炭水化物どうしですが、これは食べないと、と思い注文してしまいました。いやぁ懐かしい味で美味しいです。ネギもカットされた薬品で洗浄されたのではなく手切りです。この味がうどんのだしと合ってたまりません・・・


そして車で数分の西九条駅近くの株式会社九里さんへお伺いしました。工場も見学させていただきましたが、昨年中央市場では手狭になったので引っ越して新しく加工場と2階の事務所を設立され、最新式のアルコールの瞬間凍結機を設置されていました。丁度料理屋さんの鯛めしに使う切身をカットされていて、丁寧に骨を抜き、包丁で切身にしていく姿はプロだなぁと感心しました。鮮魚を使用して味噌漬けや切身にして急速冷凍して調理するのと冷凍の魚を解凍して加工して再度冷凍して調理するのでは、味や食感が全く違います。・・・さすが久里社長、高校中退で大阪中央卸売市場の鮮魚仲卸会社に修行して28歳で独立して12年目の40歳、自分で目利きした魚を加工しています。無添加の味噌と酒粕と本味醂をブレンドした「幽庵焼き」が得意だと伺いましたので、季節の鮮魚の幽庵焼きを一緒に販売出来ればとお願いしました。

九里さんを後にしてアルバイト時代から酒を仕入れている酒問屋のイズミック大阪支店(旧ヨシカワ)様に創業30周年の挨拶に、当時の担当だった高橋さんと寺澤支店長を訪問しました。昔はここの会議室を借りて月に一度酒販加盟店様を集めて勉強会を行っていました。当初は弊社が掲載された業界新聞の記事を見て問合せいただいた酒屋さんと共同仕入れ勉強会として「酒塾」を結成、その後アサヒビールさんに勧められ宅配フランチャイズ本部を設立しました。当時は中央区の黒門市場の近くに本社があったのですが、アサヒビールさんの配下に入り東大阪に移転、本社を設立その竣工式には当時のアサヒビール社長福地さんと一緒に鍬入れをさせていただいたのは今でも覚えています。高橋さんとは中学校3年の酒屋にアルバイトの時からの付き合いで40年になります。・・弊社の倉庫で共同仕入している商品を受け切れなくなったので酒問屋の吉川さんにお願いした所一手に引き受けてくれて加盟店へ納品してくれ、加盟店の紹介もしていただいたのが始まりで、その後アサヒビールの各地区特約卸問屋の幹事卸を長年引き受けてくれました。その吉川さんもアサヒビールから名古屋本社のイズミックさんにM&Aされ現在に至ります。その後も現在まで協力卸問屋として加盟店様へ常温商品の納品を引き受けていただいており、本当に長いお付き合いです、心より感謝、御礼申し上げます。

高知県宿毛市の養殖事業者さんと須崎市の水産加工会社さんを連れて販社の匠の魚商さんが来社。

2018年8月2日(木)僕は役員会議の無い月2回の第1、第3の木、金曜日を利用して全国各地を訪問してご当地グルメや地域の食材等を発掘しています。今日は石川県へ行く予定でしたが、急遽キャンセルになりましたので、久しぶりにオフィースでゆっくり出来るかなぁ?と思いきや、先日日本食育コミニュケーション協会の石原奈津子代表から紹介いただいた、高知県の水産加工品を販売される株式会社匠の魚商仮谷社長が、MBSラジオの浜村淳の番組に出演した帰りに、高知県宿毛市で養殖業を営む株式会社濱兆さんと須崎市で魚の一次加工と最終調理をされている株式会社土佐西南丸さんと共に来社されました。・・・
高知県では尾崎知事自ら食産業の振興に取り組まれており、県内の生産者様に対して6次産業化への取組を奨励されております。6次産業化とは、トマトだけを作らず、トマトジュースやケチャップに最終加工したり、鰹なら鰹のたたきを製造し、冷凍して国内外へ販路拡大するように県をあげた取り組みのことで、高知県も取り組まれております。既にご周知かと思いますが、働く主婦や独身世帯の増加で材料から作らなくなって食材だけを生産していても農業も漁業もなり立たなく、保存が出来て簡単に食べられる冷凍惣菜の需要が高まっています。そこで今回、高知県の養殖会社、加工会社、販売会社3社(農工商連携)が協力して、商品開発から加工、流通、販売まで一貫した取組みを始められたという事で、商品開発と販路拡大も含め相談に来られました。一度高知県に訪問して現場を見せていただき商品開発のアイデアを考えたいと思いました。養殖の鰤は脂が乗っているので生産日本一の生姜を使ったタレで漬けてフライパンで焼くだけの、簡単調理の「宿毛鰤のOO生姜焼き」「宿毛鰤の竜田揚げ」「宿毛鰤の南蛮漬け」「土佐鶴の鰤粕汁」なんかも面白いと思いました。・・・


お昼に、先週のカタログから掲載して売上BEST5入りした、広島で製造販売されている「広島焼き」をレンジでチンして食べました。中のそばが細麺でキャベツもたっぷり入って美味です。午後からもお客さんが立て続けに来社され、その合間に商売繁盛の法則9月号を執筆しました。・・・詳しくは、ホームページの絆サイトにご登録いただき、ログインしてご覧ください。

30年間ずっと続けている販売結果の検証・・・ご当地グルメ、有名専門店の味、和惣菜が急上昇!・・・

2018年8月1日(水)毎週水曜日は販売結果の確認の日で、独立創業以来続けています。最近は東急百貨店カタログ通販とオンラインショップに掲載いただいている事も少しは影響していると思いますが「ご当地グルメ」と「有名ホテルの味」に「有名専門店の味」の人気が高いです。・・・それに「出来立ての料理」を急速冷凍した「和惣菜」が「中華惣菜」や「洋食惣菜」に比べて格段に売れています。特に西京味噌焼きや煮付けなどの「魚惣菜」、白和えや筑前煮などの「野菜惣菜」、肉じゃがや石見ポークのゴーヤチャンプルーなどの「肉惣菜」が人気です。

本日の試食の1品目は、大阪西区の惣菜製造の吉フーズさんに作ってもらった山形県産のキノコと紀州うめどりのクリーム煮です。ヘルシーに胸肉を活用しましたが、カットが大きいため食べにくいので半分にカットして食べ易くして2切れを3切れに増やすようにお願いしました。・・・


2品目の北海道噴火湾の帆立貝と白菜の旨煮は、
丁度良い味と食感で帆立が3個も入っていて感動しました。


3品目、10月5週目のセットに使用する予定の北海道産男爵芋のフォンドボーは、使用の牛肉を昨年使用していた北海道産のサイコロ肉に変更を依頼しました。副菜の厚揚と人参としろ菜の炊き合わせ、これ以上甘くならないようにする注意するように伝えました。ちょっとした事で大きく味が異なります。


地方再生の補助金を活用して今年3月に新工場をオープンした、宮崎県西都市の養鶏場を営む有限会社オー・エヌフーズさんから、お伺いした際に試食させていただいた日南どりの酢鶏を、100gに容量をかえて送っていただきました。黒酢だれが無かったので、タレを15g充填して野菜を25g増やすようにお願いしました。同じく日南どりのから揚げ(塩味)を試食しましたが、小麦粉をまぶして塩だれに漬け込んで揚げているのか?カラッと上がってなくて、見た目が美味しくなさそうので採用を見送りました。同じく日南どりのから揚げ(タレ味)は、結構濃いので味を2割抑えて漬け込み時間を減らし、4個で120gとして再提案をお願いしました。人気の日南どりのメンチカツ美味しく揚がっているのに、手羽元の唐揚げはイマイチです。かき揚が得意な専門店さんにコロッケを頼んでも美味しくない、不思議だとつくづく思います。。。
わんまいるではそれぞれ得意な料理を作ってもらいセンターでセット組してお届けしています。・・・美味しくて飽きが来ない秘訣です!・・・・

まさか!?冷凍惣菜開発でご指導頂いた元帝国ホテル料理長石川シェフがいらっしゃるとは・・・・

2018年7月31日(火)今日は週に一度の通販事業部北野部長とのミーティング、朝から販売データーを確認。リスティング広告のコンバージョン(転換率)が155%と上向いており、お客様の冷凍惣菜や惣菜宅配、食事宅配、時短惣菜などのニーズが高くなっていることが解ります。そして管理部とのミーティングも午前中に終わらせ、12時から試食をしました。火曜日はご当地グルメと有名専門店、菓子スイーツの試食です。

まずは、大正11年大阪ミナミの三津寺筋に日本で初めてオムライスを販売した「北極星」さんの新商品ハヤシオムライスです。自慢のトマトベースのソースがオムライスにたっぷりかかっていて、ハヤシソースとオムライスをスプーンですくい口の中にがぶりっ!まろやかでコクがあるソースと玉子に包まれたバターソースで炒められたライスが旨い!僕も若い頃よく食べに行ったものです。出来立てのオムライスを急速冷凍してレンジで簡単に食べられます。子供さんが小さく外食出来ないファミリーにもおすすめで自宅で簡単に本格レストランの食事を楽しめます。便利になりましたね。


次に、これまた冷凍寿司のパイオニア石川県のポーラスター「屋号:いしのや」さんから、毎年節分恒例の「加賀海鮮太巻き」が届きました。サーモン・焼き穴子・帆立貝・厚焼き玉子・海老・赤いか・ほうれん草・かんぴょうと何と贅沢に8種類の具材の入った太巻きです。今年はハーフサイズを作らないとの事で一本は多いなぁと思いながらも食べると、口の中で8種類の具材が交じり合い、噛めば噛むほど旨味が広がります。いやー旨い!美味しさに感動し営業部長の佐竹に何とか売ってくれないかと相談しました。いゃーさすが「いしのや」さん絶品です。


そして、宮城県の長寿味噌で漬け込んだ宮城県産の銀鮭と赤魚と銀だらを、大阪市中央市場場外で関西で3本の指に数えられる焼き魚専門店「カネスイ」さんで焼いていただきました。めったに食べる事が無い「銀だら」 は脂が乗って美味しいです。これに金華鯖を加えて「宮城県長寿味噌焼き魚4種食べ比べセット」として敬老の日に向けて販売したいと思いました。


続いては山形県民なら誰でも知っている漬物の「晩菊」株式会社三奥屋さんにお願いして作ってもらった郷土料理「芋煮」がやっと届きました!米沢牛の切れ端を使い名物こんにゃく玉と里芋の品種”あくと芋”を使用した河原で芋煮会の中継がテレビで映るアノ芋煮を再現していただきました。クリーミーでコクがあり、汁をそのままご飯にかけて食べたら絶品グルメだと思いました。おかずセットでも採用するように指示しました。


そして、先週訪問した三重県尾鷲市の尾鷲金盛丸四代目当主からJALの機内食にも取り扱われた鮪の漬け丼の「ニンニク醤油漬け」と「地元の鷹の爪(別名虎の尾)漬け」が届きました。いやー思った通り「虎の尾漬け」ピリッと辛いですが、ご飯と一緒に食べると絶品です。胡麻と合わせて食べ比べセットで販売したいと思いました。


珍しい「むつの味醂干し」です。トースターで約5分焼きました。僕はむつの味醂干しを初めて食べましたが、思った通り脂が乗って美味しいです。


群馬県高崎から車で利根川を車で約1時間上ったところにあるみなかみ町に直営レストランと併設しているこだわりの精肉店「育風堂」さんに、専用野菜ドレッシングを作って添付してもらった、群馬県産豚の無塩せきのロースハムです。思った通り専用ドレッシングをかけると無茶苦茶美味しいです。同じく育風堂の群馬県産の麦豚の肩ロースを300度の高温で焼いた「焼き豚」も試食しました。ドレッシングを染込ませたとの事で折角のローストが台無しで美味しくありません。やはり添付して、食べる際に上からかけて食べる方が美味しいです。自家製マヨネーズか玉ねぎのみじん切りに少しお酢を加えた酸味のあるバジル風のタレが良く合うと思いました。


最後は、鹿児島県種子島特産の安納芋の焼き芋です。半分のカットタイプと丸のタイプをいただきました。半分にカットしているのでスプーンですくって食べました。これなら手で持つことがなく皮を食べる事無く手が汚れません。半分にカットした安納芋は初めてです。ちょっとした工夫に売れる予感を感じました。


試食を終えて三菱UFJ銀行さんのご紹介で奈良のフルックスさんへ訪問。フルックスさんは1964年大阪市中央卸売市場で果実仲卸会社を設立し、その後野菜の仲卸会社も設立され、1979年に奈良県中央卸売市場内で天ぷらの製造販売を開始し、その後カット野菜事業を始め、全国の食品スーパーへ卸販売、現在では奈良コープの宅配弁当製造や大手スーパーさんへの惣菜製造、おせち料理、そして冷凍のかき揚げや冷凍惣菜の製造に着手し1月には大型のトンネルフリーザーや真空パック機が導入されるとの事。商談をした黒田社長いわく、ロングライフチルド品(低温で長持ちする惣菜や弁当)が暫く販売されてから冷凍惣菜や弁当が伸びると思っていたが、まさかこれだけ冷凍食品が伸びるとは思ってもなく、今後は冷凍惣菜の開発に力を入れていくと話していました。3年前に新しく設立された立派なカット野菜&惣菜、弁当製造も含む社屋で、会議室は全て吉野杉で作られていました!木の空間は落ち着きますね。訪問させていただき驚いたのは、何と弊社が冷凍惣菜を開発する際にご指導いただいた真空調理の第一人者で元帝国ホテル料理長の石川先生が月に一度料理の調理研修に来られているとの事で偶然お逢いしました!お話しの中で飲食店のトリドールさんやスーパーのオオクワさん、大阪本場の青果卸最大手の渡谷社長、厨房メーカー福島工業福島社長様など知り合いの名前ばかりが出て来て共通の知り合いが多く非常にご縁を感じました。