堀田の試食歳時記  vol.257

3月2日(水)今日は、大阪浪速区の矢田健商店さんにお願いしていた軽食メニューの試食です。
北海道産牛玉とじ丼の具、柔らかくて味は凄く美味しいですが、見た目が出汁の色で卵とじが少し黒ずんでいるのが気になりました。淡路島産親子丼の具、これも柔らかくて美味しいのですが、少し黄土色がかっているのが気になりました。

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ポテトフライは焦げているのでやり直しです。野菜たっぷりのあんかけ焼きうどんは、あんがうどんに絡みつき、あんかけとうどんでは、相性が悪く、しかもレンジ加熱は無理があるので開発を中止します。焼きビーフンは、カップに入れてレンジ調理をするには麺が細い為、カップに面してる部分が焦げるので、特製レンジ袋に変えるように伝えました。そばを挟んだ浪速のモダン焼きを作ってもらいましたが、キャベツが少ない感じがしたのと、そばが入った分粉っぽく、イカでは味が十分回らないので、豚肉を使用するようにお願いしました。焼き鳥セットに関しては、見た感じ焼き鳥には程遠いです…やはり餃子や焼き鳥は専門店にお願いした方が良いと思いました。早速宮崎県の焼き鳥専門会社を探してみます。

朝食用のメニューとして、大根おろしは結構いけてますので、ちりめんじゃこも入れたものを作るようにお願いしました。骨無しの銀鮭の塩焼きはソテー風で美味しかったです。ベーコンソテーは薄いものを焼き過ぎてパリパリになっていましたが、夏場のビールの肴としてこのまま売り出すことにしました。ボイル荒挽きウインナーは美味しかったです。続々と朝食用のメニューが届き始めました。

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おやつに京都桂茶屋さんに京の名物、生麩を入れた冷やし善哉を作ってもらったそうですが、料理屋さんに善哉は向いてない気がします。続いて、黒胡麻・白あん・あずきと3種類のプリンを料亭なだ万さんから提案いただきました。やっぱり美味しい!ただ冷凍ではなく常温商品なので、若干の保存料は入っているのでしょうね。これ冷凍ならもっと美味しいやろなぁ!

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アサヒビールグループ入りされたので、わんまいるでもなだ万さんの料理を扱えるよう交渉しています。ご期待下さい。

堀田のうまいもん日記  vol.132

3月1日(火)、今日は半年振りに高校一年の時からの親友の鉄鋼商社㈱日世通商社長の平野と一緒に飯を食べに来ました。平野は仕事柄海外への出張が多く、大のワイン好きで、今日は平野が店を予約、西梅田のハービストとヒルトンホテルの間の通り沿いにある、サンフランシスコ、ナパバレーにエステイトワイナリーを持つ、辻本憲三さんのお店に行きました。このお店のコンセプトは、サンフランシスコまで行かなくても、気軽に色んな品種のワインをグラスでの楽しめることで、お勧めのメニューが今月の料理に合わせた6種類のワインコースがあり、しかもタップリ飲める・気楽に飲める・少しづつ楽しめると3つの量にも分かれていて、僕はお酒が弱いので少しづつ楽しめるコースを注文しました。特にワインは料理に合わせて口の中に入れることにより、味と栄養成分の相乗効果で凄く旨みが増して、さにら栄養効果も高まります。この合わせることが最も食事には大切なキーワードです。

まず、出されたのが毎月1日はお赤飯を丸く握ったものをサービスとして出されているそうで、とりあえずいただきました。そして一品目は、2014年の白のソービニオンブラウンで少しリースリングが混じっていると思われ、とても食欲をそそる飲み口です。そこに北海道産の炙った帆立貝と海老に新若布にうにを混ぜたホワイトソースがかけられていて、このソースならもう少し辛めのワインでも合うかもと思いましたが、基本は前菜にあわせた飲み易いリースリング系がセオリーです。最初は極力味が濃くないものからが料理を楽しむのが鉄則ですのでわがままは言いません。二品目は、2014年のメルローのロゼワインと手長海老のタルタルホワイトソース添えで、この組み合わせは口の中でとても美味しくいただきました。三品目は、2014年の軽めのメルローです。おそらくシラーが15%ほどブレンドしてると感じたので、ソムリエに尋ねると、「良くお解かりになられますね!」と。。。。花見鯛の焼きものに菜の花を添えてソテー風に、ちょっと鯛が・・・四品目は、平野が一番好きだと言う、2012年カベルネソーヴィニオン、フルボディまではいきませんがしっかりしていてこれは旨い!!ほたるいかとおそらくヤリイカと思うカリッと揚がった天ぷらの鰹と昆布出汁のチャンプルーみたいな料理で、これは美味しい!ほたるいかもう少ししたら新物が入荷しはじめるとさらにこのメニューはさらに美味しくなりますね。五品目は、カリフォルニアを代表する高級ワインに付けられるプロプライアタリと呼ばれる良い品種だけをブレンドした2012年のフルボディはサーロインのサイコロステーキと野菜、また野菜に添えられた三種類のソースに凄く合いました。追加でグラスワインを頼んで、二時間半のディナー久しぶりに友と本音トークで過ごしました。これだけの種類のワインを料理に合わせて楽しんだのは人生初の体験でした。他店でもフルボトルではなく、このようなメニューを品揃えしたら流行るのにと思いました。後は、もう少し食材が良ければ、さらに楽しめたと思いました。