堀田の試食歳時記 vol.143

昨日は、土曜日にも関わらず、以前からお願いしていた、最近テレビでも取り上げられ有名になって来た、大阪府泉佐野市の松波キャベツを多く使った昔懐かしい洋食焼きが完成したと言う事で、浪速区の矢田健商店さんが届けてくれました!・・・・・・・・これで3回目の試食となります。見た感じも前回とは異なり、キャベツがしっかり切り口からでも確認出来ます。キャベツのシャキシャキ感が楽しめると思います。お好みソースとマヨネーズをかけて早速いただきました。思っていた通りキャベツの食感が楽しめ、松波キャベツ特有の甘さが小麦粉と玉子、豚バラ肉と凄く良く合います。・・・・・これは絶対に売れると思いました!

23日月曜日に行われる、泉佐野市で若手こだわり農家4Hクラブのメンバーとの試食&勉強会が楽しみです。現在平成29年に泉佐野市が提携している中国上海市内に、泉佐野市の物産館を作る計画があり、そこで販売する商品を開発して、先駆けてわんまいるで販売して人気の商品を上海の物産館で販売する予定です。昔懐かしい洋食焼き=「佐野焼き」と命名しました。パッケージデザインも考えて開発しなければなりませんね!

そして矢田健さんからもう一品、レンジで簡単に出来るカップ入りオムライスが完成しました!レンジで5分、出てきたのが、厚めの玉子焼が乗っています、ケチャップを掛けてスプーンで口の中へ。。。これまた懐かしいケチャップ味のチキンライスが玉子焼きと一緒になってとても美味しい!1回目の試食で一発OK!は無茶苦茶珍しいことです。お値段も280円で販売できそうです。手軽に食べられしかも美味しい!子供さんからお年寄りまでほんと喜ばれる商品になると思いました。

大阪泉佐野漁港で水揚げされる、地元で殆ど消費され一般には出まわらない高級蛸、その名も「泉蛸」これを使って、たこ焼を作れないかと、相談しました。さてどうなることやら・・・・・・お楽しみに!

堀田の試食歳時記 vol.142

昨日は、大阪府泉佐野市40歳までの若手こだわり農家グループ4Hクラブが作った5月6月7月に穫れる旬の野菜想定して料理を作ってもらい試食をしました。

5月は、関西では水茄子に次いで知名度が高い「泉州玉ねぎ」が旬を迎えます。その泉州玉ねぎと海老のちぎり揚げを作ってもらいました。試食をした瞬間、海老ではなく旬の海の幸、大阪泉佐野で獲れる泉たこを使ったらと思い、早速23日に地元の魚河岸さんと商談が決まっているので泉たこと泉州玉ねぎの天ぷらを作ってもらうようお願いしました。

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同じく泉州玉ねぎを、よく鉄板焼屋さんに行くと出てくるように玉ねぎの輪切りを鉄板でにんにくと一緒に醤油で焼いてもらいました。とても甘くて美味しいです。2串で280円での販売です。同じく泉州玉ねぎと国産牛切り落としの旨煮は、少し肉が固いのと、味付けが薄いので、肉を先にボイルして、もう少し出汁を濃くして下さい。玉ねぎは美味しいです。

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6月のメニューには、全国的に有名な水茄子を使ってマーボー茄子を作っていただきましたが、マーボー茄子というよりかは挽肉と水茄子の炒め物です。これはこれで挽肉にもしっかり味がついていてとても美味しいです。マーボー茄子も再挑戦下さい!

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同じく名物の水茄子とズッキーニなど夏野菜を使ったカレーを鰹と昆布出汁の和風タイプと香辛料のみのタイプを作っていただきました。冬場は、和風タイプの方が美味しいと思いますが、夏場はスパイスの旨みが効いたカレーの方がパンチがあって美味しく感じました。それにしても水茄子やズッキーニは、カレーとの相性もバッチリ!カレーのルーだけパンに付けて一緒に食べるのもOK!かなと思いました。白のリースリングタイプのワインとの相性も良いかも。。。

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夏野菜の代表トマトでソースを作り、水茄子とズッキーニを炒め煮にした、ラタトゥイユの提案をいただきました。これはとても美味しいです。ここに少しベーコンかウインナーでも入れるとコクが出てもっと美味しくなるかも。。。このままでもヘルシーでとても美味しいです。

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最後に7月にはとても糖度の高いとうもろこしが獲れるそうです。そこでとうもろこしの身の部分だけをさっと素揚げにして甘タレを塗った逸品と、冷製スープを作って見ます。とうもろこしとズッキーニとベーコンの炒め物も食べてみたいと思いました。

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これまで水茄子と言えば、漬物でしか食べたことがありませんでしたが、色んな料理にして食べられるなんてとても贅沢です。それにしても、南フランスの田舎料理のラタトゥイユ、トマトソースで水茄子の炒め煮込みは大変美味しかったです。本日のピカイチに決定!・・・・・・

堀田の試食歳時記 vol.141

昨日は、週に一度のお菓子・スイーツの試食の日でした。業務提携している株式会社ファミマ・ドット・コムの市川社長もファミマ本部の商品開発部長を担当している時は、週に一度菓子・スイーツの試食があって、色んな取り扱いカテゴリーの中でも、菓子・スイーツの試食が一番カロリーも多く、大変でした。。。と言うように、結構お腹に来ます!最近は股関節の調子が悪くてランニング出来ていないので、少しお腹が出できました。。。そう思っていても、長年試食をしていると目の前に出されたら、ついつい食べてしまいます。また、ある程度口に含まないと食味や食感、後口が解りません。つまり食べ込まないと解らない!と言う事です。

本日の一品目は新潟県新潟市で大正5年創業のセイヒョーさん(創業は氷屋さん)から、冷凍技術を使い新潟銘菓の笹団子を素材にこだわって作り始め、全国へ販売されています。今回は佐渡島のこしひかりと餅米、そして笹を使い、北海道小豆を使った自家製餡を詰めた、地元佐渡島に行かないと味わえないプレミアムな逸品です。冷凍の技術を生かして、作り立ての味を全国で販売、新潟銘菓を全国に広げた事で有名。。。5個で800円、食べたい分だけ自然解凍して食べていただけます。とても上品な味で美味しいです。

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福岡県糸島市の五洋食品さんは県内のホテルやレストランなどへ作り立てのケーキを急速冷凍して卸販売をされています。わんまいるはこだわりの冷凍食品をメインに扱っているという事で色んなケーキを提案 いただくようになりました。今週は、地元の小麦粉を使ったスポンジにビターブラックココアを練りこみキャラメルムースとミルクチョコムースをサンドし、表面にチョコレートを流してコーティングされたショートケーキです。甘過ぎないのが特長でとても美味しくいただきました。それともう一品、ケーキ大福(いちご)を提案いただきました。一口食べてみると、無茶美味しい!とても柔らかい大福の中にホイップクリームとスポンジケーキと甘酸っぱい苺が入っていて、素晴しいハーモニーです。いゃービックリ!・・・・・・4つで950円是非お試し下さい!

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次に福岡県八女市で明治25年創業、五代に渡り伝統の技でつくり続けて来た、八女の250年続く製粉所で引いてもらった小麦粉を使い焼き上げた生地に、二種類のハチミツを塗りその上から 黒砂糖をまぶした名産菓子です。北海道のよいとまけロールケーキと同じく、昔福岡は炭鉱の町だったので、力仕事で疲れた体を癒すお菓子から発展した様に思いました。とても甘いですがコクがあって美味しいです。黒棒に対して黒砂糖の代わりに何種類もの白砂糖に徳之島産の生姜をすりおろし使っている白棒もありました。僕は黒棒の方が美味しかったですが、女性の方なら生姜の風味が味わえる白棒の方が好きな方も多いのでは?と思いました。

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最後は久しぶりに、はと麦・玄米・小麦胚芽・海藻類・野菜・ビタミン・ミネラル・食物繊維を含んだウエハースです。保存料や酸化防止剤・タール系色素・人工甘味料は使っていません。ウエハース1枚にカルシウム129mg、鉄分2.0mgが含まれています。甘過ぎず美味しいです。味は2種類で、ミルク味とチョコレート味があります。

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尼崎で創業90年の丸古製麺さんから、昨年大好評頂いていた具付き冷やし中華が今年も届きました。昔懐かしいボンレスハム、玉子焼き、椎茸煮が刻まれトッピングされています。麺をさっとお湯で湯がき、流水で冷やしてお皿に移し、トッピングの具材を流水解凍して盛付け、添付している特製スープを上からかけるだけで美味しい冷やし中華が出来上がります。玉子焼き、麺がとても美味しいです。是非お召し上がり下さい。

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そして、前回、やまかけ蕎麦の出汁が凄く濃いと指摘させていただくと、麺つゆメーカー4社、ヤマモリさん・真富士屋さん、一番食品さん、和弘食品さんに提案いただきました。それぞれ特徴があって美味しいのですが、僕が選ばせてもらったのが、一番食品さんのつゆが、蕎麦とはもちろん、山かけとの相性もバッチリで、とても美味しかったです。

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本日のピカイチ・・・・・福岡県糸島市五洋食品さんのケーキ大福(いちご)に決定!是非、是非お試し下さい!

堀田の試食歳時記 vol.140

昨日は、関西スーパー創業者の孫、北田社長が経営する、全国の食品スーパーや百貨店、有名ホテルへ寿司ネタを主力に海鮮食材や冷凍惣菜を手がける㈱阪神フードさんから、国産穴子を使い東京深川風の穴子飯を依頼して届きました、写真の通り深川穴子飯とは全く異なる感じで驚きました、容器は長方形の箱に出汁に醤油・味醂・砂糖でタレをつくり、ご飯にまぶし、その上から蒸し穴子をご飯が見えないように長く敷きしめた穴子飯です。穴子を切らないようにご飯の上に乗せるというよりかは敷くの方が表現としては正しいと思います。蒸し穴子自体はとても柔らかくて美味しいので後はタレをもう少し蒲焼より薄く(砂糖・味醂・醤油を減らす)してご飯にまぶし、長方形の箱に入れて、ご飯が見えないように穴子を敷くことで完成します。

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阪神フードさんからレンジでチンしたら食べられる春巻きの提案をいただきました!皮はパリッと中身はホクホク、中国産が多い中、あえて国産材料のものを選びましたとのこと!便利で美味しい・・・・・

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大阪中央卸売市場仲買卸㈱三恒三代目三上社長から、ようやく関西の春を代表する魚「メバルの煮付け」が届きました。8年前にお惣菜を作り出した時から、子供の頃春になるとおばあちゃんがメバルの煮付けを作って晩御飯に出してくれていました。僕は大阪湾が近い港区で生まれ育ちましたから大阪湾で獲れる魚は良く食べました。ところが、メバルのような群れで泳いでなく、岩場に済む魚は、一本釣をしなければ獲れないので最近スーパーでは全く売られなくなりました。百貨店の魚屋さんでたまに高い値段で売られています。煮付けが最高に旨い・・・・・もう20年は食べていませんでしたが、遂に三恒三上社長のお陰で煮付けを食べられることが叶いました。湯煎で解凍して、出来れば一晩そのまま寝かして、翌日再度暖めて召し上がっていただくと何ともいえない美味しい煮付けが召し上がっていただけると思います。天然のメバルの煮付け酒好きにはたまりません!

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初夏の日本海山陰地域でしか獲れなく、特に本物の笹カレイなんてめったにお目にかかれません。本日、山口県~島根県地域で底引き網漁で穫れた、本物の笹カレイを持参いただきました。舌平目か?と思う姿は本当に笹の葉そっくりの形、これが本当の笹カレイです。僕も何年もお目にかかっていません。とても淡白な柔らかく上品な身が特長です。上記のメバル同様、子供さん達には是非一度食べさせてあげたいものです。

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そして、愛媛県から郷土料理のじゃこカツも届きました、定置網やまき網魚にかかった売り物にならない傷ものや小さいサイズのじゃこ魚をすり身にして衣とパン粉を付けて揚げたフライです。愛媛県ではジャコカツ、徳島や香川ではフィッシュカツ、島根では赤天と呼ばれます。味はそれぞれのご家庭やお店で異なります。とても昔懐かしい素朴な味でとても美味しいです。

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最後に尼崎で創業90年の丸古製麺さんから、ざる蕎麦に使うつゆと暖かい蕎麦に使う出汁の味見が3種類づつ届きましたので皆で試食して決めました。やはり鰹・昆布・炒り子に+雑魚干しを使った汁が全員一致の意見でした。何でもひと工夫が決め手のようです。

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堀田の試食歳時記 vol.139

昨日は、大阪西区創業70年の老舗惣菜専門店㈱服部恒さんより、先日試食した副菜の鶏と豚の合挽き肉団子の甘酢餡かけがとてもおいしかったので、中華料理をお願いした所、本日中華丼の具と国産鶏肉の酢鶏、鶏と豚の合挽き団子の甘酢餡かけの3品を提案頂きました。中華丼の具、少し塩分が足りないかなぁ?と思いますが、あえてヘルシーに仕上げてくれていると思います。これなら塩分を気になされている方でも召し上がっていただけると思います。いかを紋甲に変えて切り目を入れ花咲にしています。ちょっとした気遣いが嬉しいですね!

酢豚だと脂身が多くなりカロ リーが上がるので、ヘルシーに鶏肉で作ってみましたとのことでした。僕は豚肉の脂身が苦手なのでとても美味しくいただきました。野菜のカットを大きくして、筍も加えるようにお願いしました。
そして、臭みを抑える為に豚肉を40%に控え鶏肉を60%にして合挽きにして手作りで肉団子を作り、サッと揚げて、玉ねぎピーマン、筍の野菜と一緒に炒めて、お酢の加減を火加減で調整した見事な逸品です。・・・・・・ここまで惣菜でやるか!!できればさらに、野菜のカットを倍に大きくして欲しい。

荒れる日本海もようやく落ち着き始め、島根県からようやく特産品のカレイの一夜干しが届きました。今年は天候の悪い日が多く水揚げが遅くなって相当高くなっています。それでも㈱三恒三代目三上社長が声をかけてくれて、入荷したのが、山カレイの一夜干と特産品に指定されているエテカレイの一夜干しです。見た目では身の厚さが若干異なります。食べ比べるとエテカレイの方が淡白の身ですが味が乗っていて美味しい。縁側の小骨まで食べられて美味しかったです。夏には素揚げでご提供させていただきます。

鮭の塩焼きも知床産の美味しいものが届きました。皮目と身の焼け方を見て北海道近海産とすぐ解りました。少し塩分が強い気がしたので、三恒さんに伝えました!

15年ほど前に、つぶれ梅でお馴染みの梅の里日本一の和歌山県南部の梅干メーカー岩本食品さんに頼まれ、地元で産業廃棄物になっている梅を漬けた後に出来る梅酢を何とか商品化できないだろうか?と相談を受けました。梅酢はクエン酸も多く含まれ、しかも天然の梅酢なので殺菌力が高く、地元ではうがいとか入歯の消毒にも使われているとの事です。そこでリンゴとハチミツをブレンドしたバーモント梅酢を開発しました。夏バテ、熱中症予防として、体への吸収を考えると寝る前か朝起きた際に水で割って飲んで頂くと良いと思います。特に食中毒の発生率が高まる梅雨時期に食後直ぐ飲んで頂くことをお奨めします。黒酢ブームになって売れなくなったので9年間取り扱いを中止していましたが、市場では最近良く売れるようになって来たとの事で取り扱いの再開を検討しています。その際は是非一度お試し下さい。