堀田の試食歳時記 vol.138

14日土曜日は、愛媛県西条市の長年豆専門店を営んでおられる株式会社志賀商店さんから、北海道産金時豆の煮豆と大豆と昆布煮と大豆のひじき煮の提案を頂きました。全て国産食材にこだわっておられます。甘過ぎることなく、とても美味しいです。お値段もとてもリーズナブルです。また、一緒に提案頂いていたカタクチイワシの稚魚と北海道産黒豆と砂糖とごまを水あめと食塩だけて炒ったお酒のおつまみ、黒豆いりこ。。。一見どこにでも売っているのでは?と思いながら一口つまむと、これが大変な珍味で美味しい!・・・試食に参加していた一同も驚き!・・・・・一瞬でなくなりました。カルシウムとたんぱく質が両方摂れて、しかも200kcal以下、ナトリウムは0.7mgと少ない、おそらくカタクチイワシの味が塩味を感じさせるのだろう。。。

福岡県糸島の五洋食品さんからは、今が旬の苺の王様、あまおうのレアチーズケーキが届きました。先日福岡へ行きましたが、空港のお土産売り場でもあまおうを使った菓子・スイーツで一杯、凄いブームです。そのあまおうと九州産の小麦を使い、チーズは本場オーストラリア産、お値段も2個入で590円とお買い得!

次に出てきたのが、「うわー懐かしい!」と思ったのが、僕が独立してすぐに取り扱ったこともある、熊本では有名なご当地牛乳「阿蘇山牛乳」が出てきました。生乳100%で未開封時は常温保管可能なロングライフ牛乳です。現在は中国にも相当出荷されているようです。お客様にも評判が良くて売れていたのですが、牛乳代理店からクレームがあって弊社との取引を断念された背景がありました。その代理店は今や面影もなくなりました。。。そんな事があったことなど知らない現バイヤーさんが商談して取り扱う事になりました。昔からの加盟店の方にはとても懐かしいのではないでしょうか?

そして本日のメインとしてバイヤーさんから紹介された、あの堂島ケーキをはじめ、有名ホテルなどの下請けをしている大阪豊中イノウエのフォンダンバウムクーヘンとチョコピーナッツバウムクーヘンを頂きました。他社のメーカーさんのバウムも同時に試食しましたが、ブログに載せるレベルでなかったので載せませんでした。。。僕も色々と食べますが、何が違うかというと生地だと思います。生地に無茶苦茶こだわっていると思います。なんと!ひとつ(ワンホール)が有名店に比べ半額くらいです・・・・・

今回、他にもたくさん試食させて頂きましたが、ブログで紹介するほどでもありませんでした・・・・うーん残念!

堀田の試食歳時記 vol.137

昨日は、春の土用丑用として、鰻の蒲焼丼の試食が浪速区の矢田健さんから届きました。昨年もご好評いただきました。静岡県県産の肉厚なわりに身が柔らかくとても美味しい蒲焼を矢田健さんで鰻丼にして頂きました。今年は値段も少しさげての1780円でご提供予定!容器のままレンジでチンすれば出来上がりますので、食べたい時にいつでも食べられます!いゃー美味しかったです。

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同じく矢田健さんから国産の紋甲いかの良いものが入ったので、唐揚(ザンギ)にして持って来てくれました。これから気温が上がりビールの肴に最高!プリプリの新鮮ないかを高温でサッと揚げているのでとても美味しいです。同じく矢田健さんから茶振りなまことあまり聴いた事がない料理名のなまこの切り身と大根おろしにポン酢と隠し味にお茶で炊いた逸品を提案頂きました。コリコリとした食感と大根おろしがとても合います。なまこを大根おろしで食べたのは初めてすがとても美味しいです。冷たい吟醸酒にバッチリだと思います。450円とはお値打ち!

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続いて豚肉と野菜のコンフィ。要するに豚の角煮と白菜をあっさりとした出汁で合えたもののセットです。特殊な調理器械を購入したそうで、早速豚の角煮を作られたそうです。濃い味の豚の角煮にあっさりとした白菜のお浸しと一緒に食べて欲しいとの配慮です。このセットで360円は豚肉が好きな方には朗報!

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夏も近づく八十八夜・・・・そろそろ新茶の提案が全国のお茶さんから届くようになって来ました。本日は大正10年に生産を開始した、静岡県掛川の佐々木製茶株式会社差からご提案いただきました。佐々木製茶様は、お茶農家と協力して、茶摘から一次加工仕上げ加工まで一貫して行なっておられ、2014年国際味覚審査大会で3年連続となる優秀三ツ星を受賞されております。甘みが強く深みのある味わいとお聞きして飲みましたが、僕にはそれほど甘みも深みも感じられませんでした。

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五品目も春の訪れを感じる商品、播磨(兵庫県の神戸西部から西の地域)名物いかなごの釘煮を提案いただきました。兵庫県明石近海で水揚げされ、生きたまま水洗い、釜揚げして無添加の秘伝のタレで丹念に炊き上げた逸品です。小さな新子だけを使い、鮮度は抜群です。是非地元ならではの味をお楽しみ下さい。

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六品目は、福井県若狭地方の名産品、永平寺御用達の漬物「名田庄漬」が届きました。胡瓜・大根・大根の赤紫蘇の三種類です。僕はきゅうりが美味しいかったですが、企画部の佐藤は赤紫蘇付け、バイヤーの吉川は大根と三者三様に好みが異なりました。パクパクと箸がすすみ、アッという間に平らげてしまいました。とても美味しいかったです。80gで280円はお値打ち!・・・・・・

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最後に、昔懐かしい創業嘉永元年(1848年)創業の元祖黒飴、那智ねぼけ堂の沖縄産の黒糖とはったい粉を使って手作りしている昔から変わらぬ味の手作り黒飴です。さすが一口含むと伝統を感じます。

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堀田の試食歳時記 vol.136

昨日は、大阪中央卸売市場近畿圏水産事業協同組合専務理事㈱三恒の三上社長にお願いして、もうすぐ旬を迎えます兵庫県産のほたるいかのボイルを50gにして酢味噌を付けてもらいました。一般に販売されているのは100gと量が多いので、50gでご提案させていただく予定です。

奈良県のコープさんの子会社で惣菜専門会社奈良コープ産業さんから、夏に向けて柚子の風味がする一口サイズのいなり寿司の提案を頂きました、とても食べやすくてサッパリしていて美味しかったです。ただ、僕はもっと甘くて、お揚げさんにも出汁が染込んでいて、胡麻など他の具材も多く入った美味しいいなり寿司が食べたいと先日から思っています。。。

大阪浪速区矢田健商店さんから北海道産の美味しい昆布が手に入ったので炊いてみましたと佃煮の提案をいただきましたそら職人さんがコトコトと手作りした北海道産の昆布の佃煮は美味しくない訳がありません。柔らかくてとても美味しいです。ご飯の上において、お茶漬けにしても最高だと思います。やっぱり手作りは格別だなぁ!子供の頃、おばあちゃんが火鉢で炊いていたのを思い出します。。。

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そして以前からお願いしていた、高級魚金目鯛の味噌漬け焼き、銀だらの西京焼き、桜鯛の塩焼きが上がって来ました。僕も年に一度か二度ぐらいホテルや料理屋で会席を食べる際に味わう程度で、実際に家で焼くとなると味噌焼きは焦げるし、凄く難しい品物です。そこで本職の魚屋三恒さんにお願いしていました。湯煎で解凍、出来ればトースターで3~5分ほど炙って頂くとより一層香ばしくなると思います。高級魚の味噌焼き塩焼きです。是非お楽しみ下さい。

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創業70年惣菜専門店服部恒さんから、仕出し料理を朝3時から作り大変忙しい中、西成の松田精肉店と協力して、国産の脂身が少ない豚ロース肉でトンカツを作ってもらいました。とても柔らかくて昔の肉屋さんのトンカツのようで特に衣がとても懐かしい味がしました。脂身の気持ち悪さも感じることなく美味しかったです。僕のようにトンカツ(豚肉)の脂身が苦手な方にもお奨めできる一品です。鹿児島産の黒豚ヘレカツですが、固くて噛み切れません。。。先ほどのトンカツに比べると全く違いますので今回採用は見送りとさせていただきました。

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国産鯛めし、身をほぐして山葵とお茶漬けのりをかけて鯛茶漬けとして、一度召し上がって頂きたい逸品です。

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大阪泉佐野市こだわり若手農家4Hクラブが作る松波キャベツを使って洋食焼を作っていただきました。キャベツのシャキシャキ感が残るぐらいにしたいと思っていたのですが、つなぎの小麦粉が多いせいか、キャベツが少ないのか・・・・今回は、あんまりでしたので、無理を言いますが、再度作り直しをお願いします!

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国産牛すき焼き(うどん入り)です。味も甘すぎず、辛すぎず、玉ねぎ・白ネギ・牛肉・焼豆腐・うどんと、どれも非常に美味しい!吉野家の比ではないではない!と思う自信作です。お好みで卵をおとすか、つけてお召し上がり下さい!

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旬の国産筍と牛肉の旨煮の提案をいただきましたが、先日滋賀県の鮎茶屋でランチで、付き出しに出てきた筍と飯ダコの旨煮のような、春を感じる逸品を作りたいと思いますので、牛肉ではなく旬の子ダコに変更して欲しいとお願いしました。

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本日もたくさんいただきました。本日のピカイチは、矢田健の肉が無茶柔らかくて美味しい、国産牛すき焼き(うどん入り)に決定!

堀田のうまいもん日記 vol.30

先日3月5日に、滋賀県大津市の琵琶湖の魚介類を扱う、小松水産㈱さんが直営している、鮎茶屋「松水(しょうすい)」さんへ、ちょうど東近江市の加盟店さんに訪問する機会があったので、ランチがてら寄って来ました。琵琶湖に面した建物で、その下には大きな生簀(いけす)があり、琵琶湖から直接引いた水で琵琶湖の魚を養殖されています、春~夏には鮎のつかみ取りや鯉の釣堀が楽しめ、観光バスで団体客も訪れる食事処です。

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ランチは、若鮎の塩焼きと鰻蒲焼セットになっており、部屋に通され、串に刺された(冬場は冷凍)の鮎を自分で塩を振り、テーブル毎に設置しているガス代で焼きます。目が白くなり焦げ目が付いて来たら食べごろです。鮎は綺麗な流れの速い川で育ったものは、身が引き締まっている分やせており、餌のコケが十分で無いためかさほど美味しくありません。逆に大きく流れが穏やかで、大きな石があるような川や琵琶湖のような湖で育った鮎は身もしっかりついていてとても美味しいです。川魚のような劣化が早い魚は、鮮度の良い内に急速冷凍した方がおいしいです。

付きだしに、地元産の筍と子持ち飯ダコの煮物です。子が一杯詰まっていて久しぶりに食べる珍味に感激!次に琵琶湖特産の鯉の刺身が出てきました。臭みもまったく無く、久しぶりに酢味噌で味わいました。

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メインに鮎の塩焼きを自分で焼き、焼き立てを甘酢を付けて食べました。焼きたては美味しい!・・・・琵琶湖の水で育った鮎はとても美味しかったです。

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最後に漬物と一緒にご飯と鰻の白焼きが運ばれて来ました、鰻の白焼きも自分で焼いて、脂がプツプツと出てきた頃が食べ頃で、蒲焼のたれを付けて2~3回焼くと美味しいとのことですが、今回は少し焼き過ぎてしまいました。ご飯にもタレをかけて鰻丼として食べました。

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夏になると、孫を連れたおじいちゃんおばあちゃんなど家族連れで賑わうそうです。・・・・早く孫が欲しい!

堀田の訪問日記 vol.31(福岡編2)

3月6日(金)、2月から急遽、甘酒を取り扱いさせていただきました、福岡市から高速道路で40分ほど大分方面に走った朝倉市の創業200年の酒蔵、㈱篠崎さんへ、ご挨拶と見学にお伺いして参りました。

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僕は、取り扱わせて頂くメーカー様には必ず足を運ぶようにしております。朝7時の大阪伊丹空港発の飛行機で福岡空港へ、出向かえに来てくれたのは、地元で長年酒問屋をしている今泉酒類販売㈱のわんまいるを担当してくれている本郷君。さっそく車で篠崎さんへ…お米と米麹しか使っていない健康食品と言っても過言ではない、必須アミノ酸や乳酸菌が含まれる天然の甘酒が有名で、昨年甘酒の売上が酒の売上を越えたとの事、まさに健康ブームを物語っています。篠崎さんは清酒「国菊」を看板商品で地元の皆様へ約200年ほど飲み継がれています地酒蔵です。戦後清酒の市場が急拡大される中、その品質を見込まれ日本盛さんにも桶売りをされていました。それから麦焼酎を手がけられ、一次はプレミアムとされ手に中々入らりませんでした。2012年にはモンドセレクション金賞とこれまでに13回も受賞されています。

酒蔵を案内頂き、併設させているアンテナショップで僕が気に入ったのは、200年近く飲み継がれている国菊本醸造生原酒(19度)720mで1000円、とてもフレッシュで飲みやすく、大変気に入り、その場で買いました。

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次に、「千年の眠り 梅酒」です、3年以上梅果実に漬け込み出来上がった梅原酒に、樫樽に4年以上貯蔵熟成したプレミアム焼酎千年の眠りの原酒を加えた本格梅酒です。甘いというよりはまろやかという味覚にビックリしました。僕はこれまで美味しいと思った梅酒はなく、その為カタログには殆ど掲載されていません。おもわず内の家内にと2000円で買いました。・・・・・・そうそう昔、新潟で幻の清酒八海山の梅酒も美味しかったなぁ!あの時も家内にお土産で買って帰ると喜んで飲んでいたもんなぁ?10年ぶりに美味しいと思う梅酒です。そして、感動したのが、地元福岡県産のあまおう(苺)を使ったあまおうの梅酒、2012年モンドセレクション最高金賞を受賞、地産地消、まさに地産全消ですよ!・・・桃、林檎、マンゴー、柚子と全国各地域特産の果実を使った梅酒は、お酒が苦手な方でも飲めます。

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食前酒として少し召し上がられると食事が大変美味しく感じます。また寝る前に少し召し上がられると深い眠りに付けます。お酒が飲めなかった僕も今では毎晩晩酌をするようになり、とても食事も美味しく寝心地も良くて、酒は百薬の長と言う事が、ようやくこの年になって解って来た様に思います。最後に篠崎社長74歳が福岡県の酒蔵の伝統である袋絞りを特別に見せてくれました。社長お元気でご活躍下さい。