堀田の試食歳時記 vol.105(大阪エコ野菜を使った試食編)

先日(1/8)は、大阪府の耕地面積7割を誇る泉佐野市若手こだわり農家4hクラブが作る大阪エコ野菜を元東天閣総料理長李さんが料理長を勤める神戸中華料理専門店「吉芳」のセントラルキッチンで実際のお客差様に届ける形の一人前真空パックにして急速冷凍したものをわんまいる本部テストキッチンで湯煎しての試食会を行いました。 今回は食材を提供頂いた、泉佐野若手農家4hクラブの皆様、お世話いただいています向江議員、神戸中華料理「吉芳」行光社長にもご参加いただき、わんまいる直営店のスタップも参加しての試食会となりました。

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早速試食会の開始です。一品目は、これからが旬の松浪キャベツを使ったロールキャベツです。松浪キャベツなどの野菜は火を通すと大変柔らかくなりより一層美味しくなると聞いておりますが、ホントその通りで柔らかくて美味しい!

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二品目の白菜のクリーム煮。白菜をもっと多く入れた方が良いと思いました。あと塩分も多いと感じました。尋ねると今回普通のバターを使用したので無塩バターに切り替えようにしますとの事。

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三品目ブロッコリーの中華あんかけは、もう少しブロッコリーを湯がかないと少しアクのようなものを感じました。

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四品目の松浪キャベツを使ったホイコーローは脂っこくなくて非常に美味しかったです。

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五品目のあんかけ焼きそばは野菜も多く使われていて本格的な中華麺を使用しており、大変美味しかったです。

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六品目のクリームシチューもクリームとバターを加えて濃厚さを出しました。バターの塩分が少し強く感じました。

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七品目のコーンポタージュ、かぼちゃポタージュ共に生クリームを加えおいしさが増しました。

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4hクラブの皆さんも、自分たちが作った野菜が料理になり試食し、さらにより良い野菜作りに工夫改善して頂ければと思いました。

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今回は皆さんありがとうございました。

堀田の試食歳時記 vol.104

昨日は、大阪市西成区に本社を構える精肉卸の株式会社松商さんから、某航空会社の機内食でも採用されている松商さん自慢の国産牛の焼きハンバーグを提案いただきました。前回試食させて頂いたオーストラリア産と比べ荒挽き感があって凄く美味しかったです。この焼きハンバーグにデミグラス ソースをたっぷり使い、煮込みハンバーグを作って2月の一押し商品として販売する計画です。それともう一品、先日お伺いした際に量を100gで販売できるローストビーフをお願いしておりましたところ、ハンバーグと一緒に届きました。ただオーストラリア産(オージービーフ)ということで、お値段は480円でご提供出来るのでしょう。折角なので試食させていただきました。いざ、食べてみると柔らかくて臭みも無くてこの価格でこの味ならお値打ちです。さすが評判の高い松商さんだけあってたいしたものだと思いました。行列が出来る豚まんで有名な神戸南京町の皇蘭さんからご紹介頂いたのですが、それ以外の取引先の多くも松商さんから仕入れている事が判かり、こだわりの店ははやりこだわりの肉屋さんから仕入れているのだなぁ?世間は狭いというのはこのことなんでしょうね!弊社の理念の一つに「日本人が日本の食を食べて自給率を上げよう!」を掲げているので、今度は国産牛でお願いしようと思っています。

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名古屋に本社を構える、酒の老舗問屋株式会社イズミック様、僕が丁稚の頃から取引をしていた酒の問屋さんを経営譲渡されイズミック大阪支店からお酒が届きました。イズミックさんは元々知多半島の造り酒屋で、ブランド名は名古屋では有名な「ねのひ」です。この「ねのひ」を販売するにあたり、酒の卸を始めたそうで、この酒の発酵技術を生かして、パン作りを始めたのが、敷島パンです、そしてソニーを創業されたのもこの盛田家です。
最近ファッションまでもが名古屋ブームになって来ており、漬物は東海漬物さんが断トツで業績を伸ばされ、名古屋発祥のナポリタンやミートスパゲ ティーも人気が高く、ハヤシライス、デミグラスソース、赤味噌製品や手羽から揚げも大人気、何故か2年ほど前から名古屋ブームに・・・・そんなことから「ねのひ」は一度飲んでみたいなぁ?と思って先日暮れの挨拶にイズミックの支店長が挨拶に来社された際にお願いして今日届きました。担当の坂内から3品を目隠しして試飲下さいと言われ試飲しました。最初口にして感じたのが、多分価格は安いが醸造用アルコールで味を調整して辛口に仕上げて冷で飲むとクッと来るような酒の好きな方たちが通う大衆居酒屋で使われているレギュラー酒(下撰)ではないか?と感じました。その次に飲んだのは先ほどのものまで辛くはないがしっかりしていて昔から飲み継がれている普通酒(上撰)。この酒は燗をしてどうなのか?・・・・燗ばれして美味しくなるように感じました。最後に飲んだのは少し純米がかっている特撰ではないかなぁ?要するに米の磨き率が高いので米の味がする。 正直昔からではなく色々試行錯誤されているような感じがしました。と担当に伝えると、さすが社長見事に当てました!とピッタリです。それより燗 してどうなるか?なので、湯煎してもらいました、案の定一番安いのは燗ばれは殆どしなく、逆に辛さがやや無くなりました。ところが上撰は見事に燗ばれしておいしさが一層増しました。長年に渡り飲み継がれて来ているのでしょう。特選はより上品になり、食事には向かないかなぁ?値段も2000円を超えます。自宅に持って帰り晩酌で飲んでみました。僕は酒器にもこだわっていますので美味しかったです。ついでにイズミックさんが山梨県で盛田ワイナリーも経営しており、樽熟成のワインのカベルネソービニョンもお願いしていて、一緒に届きましたので試飲させていただきました。フルボティーとは書かれていますが、飲みやすく、品種を知らないで飲むとメルローのような味と口当たりです。日本で栽培されるカベルネソービニョンは大抵がまろやかな味になります。そしてフランスやイタリアなどのように飲み難くなく、とてもフルーティーでやさしい味です。色んな料理に合うと思いますので、是非楽しんで頂ければと思います。値段も国産の樽熟成モノで1700円ぐらいでご提供できると思います。ステーキや先ほどの赤身のローストビーフやハンバーグなどに良く合うと思いました。

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本日のピカイチは、松商さんの国産牛の焼きハンバーグに決定!

堀田の試食歳時記 vol.103

昨日の試食は、北海道函館の中水食品さんから、函館前浜で取れる真昆布、がごめ昆布、今大ブームのアカモクの三種類の海草を特製タレをかけて和え物としてご飯の友やお酒の肴として、健康ブームにあやかり「函館前浜産、ねばり三海藻」として売り出されました。お値段も50gで360円と函館直送の割にはお手ごろ価格での提供となります。海藻は自然のミネラル、ビタミン、カルシュームに免疫力を高める効果があるといわれます。また海藻を食べると髪の毛が増えると昔から言われるように脳内血流改善に効果的と言われ継がれています。週に2日間以上食べ続けると良いとの事、食べやすくて美味しいので是非お奨めします。

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鳥取県境港の海産物きむらやさんから、「愛知県近海で獲れた小女子の南蛮漬」の提案をいただきました。150gで390円と値段も高すぎず、お値打ちだと思いました。一般的な南蛮漬け、例えば鯵のように衣を付けて揚げていないのでヘルシーで食べやすく、気温が暖かくなる春先~初夏にかけて生酒やビールの肴、または前菜としてお奨めです。カルシウム豊富で玉ねぎも多く入っており健康的だと思いました。

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3品目は神戸に本社があるケンミンさんから、今年の新製品①肉じゃがはるさめ②韓国風はるさめ炒めチヤプチェ③8種類の野菜の焼きビーフンの3品を提案いただきました。4年前に業務用スーパーの冷凍庫の片隅に埋もれていた際とは異なり、パッケージデザインもリニューアルし、何より商品を何回もリニューアルして新製品を大量に発売されています。当時に比べると年々食味食感も向上していると感じます。今回も牛すき焼や肉じゃがブーム、8種類の野菜活用ブームを察知され早々に味付けとネーミングに起用されるなど凄く勉強されていると思いました。ヘルシーで食べ易く値段もリーズナブル、”そりゃぁ売れるな”と思います。レンジで簡単に調理できるのでランチにもってこいだと思いました。

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本日のピカイチ、北海道函館中水食品さんの「ねばり三海藻 タレ付き」に決定!

堀田の試食歳時記 vol.102(2015年第1回目)

新年明けましたおめでとうございます。
本日は、料理の匠近藤先生、管理栄養士湯川先生、両先生にお集まりいただいて、新年最初の試食会でした。お客様からのご意見・ご感想、販売担当者からの要望などお寄せいただき、お陰様で、食味の方も随分向上する事が出来ました。昨日自宅で食べた肉じゃがなどは思わずイカリスーパーのお惣菜かと間違うぐらい出来ばいがよくなって来ました。

さっそく仕事始めの試食。まず一品目は服部恒さんから以前湯川先生より提案をいただいたデミグラスソースを加えたミートローフです。近藤先生から、野菜が少ないので、もっと野菜を荒切りにして多く使用するようにと、そうする事で本来のフランス料理であるミートローフが楽しめますとご指導いただきました。

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二品目は泉佐野市のブランド野菜、松浪キャベツを使用したポトフです。ブロッコリーも泉佐野大阪エコ野菜に切り替えます。近藤先生より燻製ウインナーを使わずむしろベーコンに切り替えて、野菜をもっとふんだんに使うようにと指導いただきました。

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三品目の牛すき焼は、すき焼と言うには程遠い肉の量、白菜と牛肉の旨煮なら言う事なし!と近藤先生より太鼓判。春になれば泉佐野の松浪キャベツと牛肉の旨煮に変更してもよいかと思いました。四品目の青梗菜の中華風煮物に関しては、近藤先生よりなぜ青梗菜を無理やり使うのか?よく解らない。それより旬の春菊とか水菜があるのでそれに薄揚げを刻んで炊き合わせにすると和惣菜としてバッチリですと・・・・・五品目の青梗菜とカニカマの和え物に関してはカニカマを使うこと自体ありえない!と一撃でした。

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六品目は今回より初登場の品川プリンスホテルで修行を積み神戸三宮で開業、25年間フランス料理専門店を営むビストロオーナーシェフを紹介いただき、北海道産のじゃが芋・玉ねぎ・牛乳を使用したクリームシチューを提案いただきました。近藤先生からクリームシチューは殆ど夕食に召し上がられると思うので150gから180gに変更する事で、具材が多く見えて、シチューらしく見えるようになる為、シチューの量を増やすように、値段を上げてでもコクを楽しんでもらいたいので、生クリームを使用して具材をバターで焼くと本格シチューになります。美味しいシチューはまた食べたくなるので、少し販売価格を上げても元ととなる生クリームとバターは使用して欲しいと指導を頂きました。

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七品目の国産コーンポタージュと国産かぼちゃポタージュに関しては、量が140gと少し多いので100gにして、値段を下げてご提供することによって多くのお客様に購入いただけるのでは?と。。。ただ、手作り感があって凄く出来は良いとの事でした。今後は泉佐野市のこだわり農家が作る大阪エコ野菜を使用したいと考えています。

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今年も1年間、一般家庭への宅配一筋36年高校3年間のアルバイトをあわすと39年、ともかく「美味しい、ありがとう、助かるわ」の声を一人でも多く、宅配で豊かな暮らしを「わんまいる」は提供し続けますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。