2023年2月16日(木)18時30分
今日は日本の魚食振興に一緒に取り組んでいる東京電力ホールディングス株式会社様の弊社窓口の部長と役員様が年明けのご挨拶に来て下さったので、東京では高級料亭でしか味わうことが出来ないふぐ料理をジム友の活トラフグ卸をしている伊賀水産が、長年続く得意先からお店を承継して営む尼崎市武庫之荘の「ふぐ料理なぺっこ」にお連れしました。
大阪では住宅地にあるお寿司屋さんのようにリーズナブルな値段で食べさせてくれる個人経営の老舗ふぐ料理専門店が存在します。と言うのも関東は武家社会で豊臣秀吉の頃からふぐを食べて死人が出ることから禁止され。「鉄砲鍋」とも呼ばれており、”商人の町”大阪では美食に目が無い商売人は腕の良い料理人がいる店に頼んでふぐ料理を食べていました。ふぐ料理と言うと具合悪いので魚の水炊きを魚チリと呼んでいたので、鉄砲鍋とかけて「てっちり」と呼ばれるようになったと聞きます。明治21年当時の総理大臣が下関で河豚料理を食べて感動し、ふぐ禁止令を解除した為に下関が発祥の地として言われる由縁です。下関から船で大阪に運び、芝居小屋が立ち並び料理屋が多い大阪ミナミのはすれ黒門市場に運ばれ、ふぐ専門に扱う水産仲卸会社が出来て、京阪神の料理屋へ卸ろすようになりました。そんな事から個人経営の寿司屋のような民家の一階を改装したアットホームな居心地良い雰囲気のお店で、店の裏に生簀があり唐揚げも活けふぐを使用。通常はてっさ(薄いふぐ刺し)ですが、なべっこでは超贅沢にぶつ切り「通称ぶつ」で提供してくれます。自家製のポン酢が魅了するぶつ切りの身と脂が最高。
なぜぶつ切りに白菜が添えられているかは未だわかない。おそらく冬が旬の和野菜で鍋に入れるので店にあるから飾りの為かも。。ゲストには、もうかれこれ20年近くお付き合いさせていただいている先日神宮球場で開催された全国学童野球決勝戦に招いてくれた、元近鉄バファローズピッカリ投法で有名な佐野さんが、元メジャーリーガーでオリックス時代に一緒だったマック鈴木さんを誘って参加してくれました。初めてお会いしたけど背が192センチと高く、さすが元メジャーリーガーだけの事はある。自家手製天日干しのひれ酒を女将さんか火を付けて何度も酒に浸し香ばしくて旨い。
酒飲みに堪らん醍醐味。みんなわざわざ梅田で阪急電車に乗り、武庫之荘まで来た甲斐があると納得する場面だ。身と骨付きと珍しいふぐの腸の唐揚げは、活けとらふぐならではの旨味と柔らかくて弾力があり最高。
そしてメインのてっちりがドカーンと提供され、一番美味しいとされる2Kg回りの魚体だ。魚はみんな寒の時期が旨い。特にふぐは産卵の時期にあたり、サービスでぷるんぷるんの白子を出してくれました。
お玉で鍋の湯に浸けてしゃぶしゃぶするとプーと膨らみ、はち切れん頃合にポン酢に浸けて食べる。中からジュワーと濃厚な味わいが口の中に広がり脳天に旨さが登る。。最高の贅沢だ。持つべきは友人・知人・人との絆に感謝。最後に雑炊で〆てご馳走様。



