2017年2月(242号) 心のありようが大切

【これまでの軌跡で感じたこと】
年が明けて今年で独立開業29年目を迎えます。大阪市西淀川区中島の工業団地内に建てられた9坪の住宅一階部分の3坪のガレージを店舗兼事務所として、得意先の稲田工務店からのお祝いとして改装していただきスタートしましたが、3回目の移転で大阪の一等地「梅田」に本社を構えることが出来ました。…自慢話として捉えていただかずに、どうすればたった3坪のガレージから大阪の一等地に会社を構えられるのか?と捉えていただき、全ては「心のありよう」で、こう成りたい!このようにしたい!という強い気持ちを持つことが重要だという事をお伝えしたいのです。僕はよく周りの人から、そんな上手くいきますか?とかそんなの無理です!とか言われて来ました。また初めて出会った人に、これまでこんな事を行って来たとか、こんな人と知り合いだと言うと大抵の人は嘘やホラと思われる方が多いようですが、新年会や絆会などに参加されて初めて本当だったのか!と納得される方も多いのも事実です。そしてなぜ、どのようにして知り合ったのですか?またどのうようにしてここまで商売をされてきたのですか?と質問されることも多いです。全ては心の持ち方、ありようだと説明しています。僕の好きな著書にナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」があります。人がこのようになりたいと真剣に思うことは実現できるという内容の本です。この事を詳しく説いた内容の本としてお奨めなのが「マスターの教え」や「中村天風の成功の実現」「スティーブシーボルトの一流の人に学ぶ自分の磨き方」などです。少年よ、大志を抱け!という名言にもあるように、全ては心に明確な目標を持つことが重要と説かれています。但し一度に多く願望を抱くと何一つ達成されないとも説かれています。二兎追うものは一兎も得ずと言うことわざもあるぐらいです。

【何事もあきらめないこと、そして心の持ちようが大切】
ドラッカーは二つまでならOKだと名言されていますが、僕も一つかせいぜい二つまでと思っています。更に諦めないことが最も重要で、石の上にも3年ということわざもあるくらいです。一人前になるのは10年かかるとよく言われます。更にその道の達人になるには30年、人間国宝には50年かかると言う説もあります。途中で諦めたり、目標を変えたりすると何一つ達成出来ません。要は途中で諦めない事です。いったん心に決めたのですから、絶対に最後までやり抜く事が重要だという事です。途中何度も失敗して挫折を味わうことも多くありますが、失敗は成功のもとと言われるように、商売の世界では継続して商いを行っているうちに法律や時代の変化により、消費者が好むモノや世の中が必要とするモノが変化して、それに対応する為には当初の事業とは全く異なる商売をする場合も出てきます。しかし、売るものが変わっても企業の理念は変わっていません。一流の人と二流の人と比べて説明している上記の書物でも、考え方、目標、習慣、つまり心のありよう次第で大きな差がつくと、多くの事例で説明されています。時代が大きく進化しようが全ては「心のありよう」が肝心です!これまた商売繁盛の法則也!

知多半島篠島産のしらす干しを使った炒飯、やっぱり美味しかった!

2017年2月1日(水)今日はしらす漁獲量日本一の愛知県知多半島「篠島漁港」水揚げの「しらす干し」を使って大阪浪速区の矢田健さんに「金の炒飯」を作ってもらいました。やはり思っていた通りしらす干しの香ばしさと旨みがご飯に染込んで凄く美味しいです、篠島周辺は浅瀬で潮の流れが速く、泥地と砂地と岩礁と地域の地形が入り乱れているためプランクトン等の餌が豊富で日当たりも良好でこのあたりで獲れる魚介類は味がのっていて、若布やひじき等の海藻まで美味しいです。釜茹では甘味がお湯に溶け込みます、その分苦味がなくなり湯掻きたてはこれまた格別です。しらす干しはアミノ酸が増し、美味しくなり、焼いたり炒ったりするとさらに香ばしさが増して美味しくなります。
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同じく篠島産の蛸の旨煮も提案いただきましたが、蛸だけより大阪名物「芋蛸南京」を炊いてもらうようにお願いしました。同じく矢田健さんから淡路島鶏と泉州のえんどう豆を使ったチキンライスをケチャップ8対大黒お好み焼きソース2で炒めてもらいました。先週試食したものよりはるかに美味しくなりました。
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京都の桂茶屋さんから豆ご飯が届きました。主旨は旬のえんどう豆の香りと味を楽しんでもらうのが目的なので塩を極力減らして炊くようにやり直すようにお願いしました。しらす干しご飯も篠島産のしらす干しを実際に使って試食しないと意味がない事を伝えてやり直し、筍と菜の花の白和えは女将さんか桜井料理長が作ったものではないと判断、至急やり直すように依頼、午後から桂茶屋さんの厨房設備工事の相談をお伺いしに行った際に尋ねると試食が急いでいたようだったので他の料理人に作らせたものを持たせたと! 今後は絶対にしないようにお願いしました。
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長年試食しているとどのように作ったのか解るようになります、一流のシェフが見ただけでステーキ肉の火の通り状態が解るのと同じです。
東京杉並区の飲茶専門製造卸さんから国産の茎わざび餃子と高知県産の黄金しょうがの餃子を作ってくれました。
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皮も従来より薄くして包んでもらいました。随分食べやすくなりましたが、茎わさびでなく山葵を練り込むように、生姜も減らすように、更につなぎをタピオカでんぷんではなく小麦粉で練るようにもお願いしました。折角具材にこだわっているに肝心の食感にこだわらないと勿体ないです。口に含み最初に感じるのは食感です。味もさることながらとても重要だと思いました。

最後に静岡県焼津のスマル水産さんから真鯛のかぶと煮を提案いただきました、鯛の養殖日本一の愛媛県産の鯛が焼津漁港市場にも入荷してくるそうです。
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新鮮なうちに調理しているので身離れが良くて上手に煮ています。試食スタップ全員箸が止まりませんでした!