寒さがやわらぎ、外に出かけたくなる春。魚もまた、冬とは違った軽やかな美味しさを楽しめる季節です。
関西エリアには、春ならではの旬の魚と美しい景色を一緒に味わえる旅先が点在しています。今回は、大人の夫婦にぴったりな「ゆったり楽しむ春のお魚グルメ旅」をご紹介します。
兵庫・明石〜淡路エリア|春を告げる「いかなごのくぎ煮」
春の関西を語るうえで外せないのが、「いかなごのくぎ煮」です。
いかなごは小さな魚で、春になると瀬戸内海で漁が解禁されます。その新鮮ないかなごを、醤油や砂糖、生姜などで甘辛く炊き上げたものが「くぎ煮」。細長い見た目が釘に似ていることから、この名前が付けられています。
各家庭で作られることも多く、春になると町中に甘辛い香りが広がる、まさに季節の風物詩。明石や淡路島周辺では、この時期ならではの味覚として親しまれています。
直売所や地元の飲食店でも味わうことができ、旅先で“その土地の春”を感じられるのも魅力のひとつです。

福井・若狭|食文化とともに味わう日本海の春の魚
関西から少し足を伸ばして訪れたいのが福井・若狭エリア。豊かな漁場に恵まれ、四季折々の魚が楽しめる地域です。
春は、上品な味わいの若狭ぐじ(甘鯛)、しゃきしゃきして香りがいい若狭わかめをはじめ、新鮮な魚介が揃います。さらに、古くから続く食文化が根付いており、素材を活かした丁寧な料理を味わえるのも魅力です。
観光地としての華やかさとは少し違う、落ち着いた雰囲気の中で“食そのもの”を楽しむ、大人の旅にぴったりの場所です。
和歌山・湯浅|しらすと醤油の町で味わう春の味覚
春から初夏にかけて旬を迎えるしらすを楽しむなら、和歌山・湯浅がおすすめです。
新鮮なしらすはふわっとやわらかく、優しい甘みが特徴。しらす丼や釜揚げしらすは、シンプルながら春らしい軽やかな美味しさを感じられます。また、3月には春を告げる「シロウオ」の漁が解禁され、踊り食いなどが楽しめます。
湯浅は醤油発祥の地としても知られ、しらすとの相性も抜群。食文化とともに味わうことで、旅の満足度も一段と高まります。
兵庫・淡路島|海の幸と春の景色を楽しむ贅沢なひととき
淡路島は一年を通して魚介が豊富で「夏は鱧(ハモ)」、「冬は淡路島3年とらふぐ」が有名ですが、春は…「淡路島サクラマス」というブランド魚があるのはご存じでしょうか。「春はこの魚!」と言う名物魚を作りたいと言う思いから、淡路島でサクラマスを養殖する取り組みが始まり、今では知る人ぞ知る淡路島の名物魚になりつつあります。
他にも、しらすなど軽やかな味わいの海の幸が楽しめます。海に囲まれた立地ならではの新鮮な魚介を、絶景とともに楽しめるのが魅力。ドライブしながら巡れるスポットも多く、気軽に非日常を味わえます。
ゆったりとした時間の流れの中で、春の景色とともに食事を楽しみたい方におすすめです。
鳥取|少し足を伸ばして味わう山陰の春の海の幸
関西から少し足を伸ばして、特別感のある旅を楽しむなら鳥取エリアもおすすめです。
ぜひ現地で味わっていただきたいのが「幻のエビ」といわれるモサエビ。水揚げされてからの鮮度劣化が早いため県外などの遠方に出回ることが少ないことや、濃厚な旨味で美味しすぎるため、ほぼ地元で消費されてしまうことなどが、幻といわれる所以です。
まさに、鳥取に来るなら味わいたい鳥取でしか食べられない幻の食材。他にもホタルイカやさよりなど日本海ならではの新鮮な海の幸が楽しめます。
観光地としては落ち着いた雰囲気で、大人のゆったりとした旅にぴったり。少し遠出することで、日常とは違う特別な時間を過ごせます。

春の魚グルメを自宅でも楽しむなら
春の魚は脂が控えめで、さっぱりとした味わいが特徴。日々の食事にも取り入れやすいのが魅力です。
とはいえ忙しい日々の中で、旬の魚を毎回調理するのは大変なこともありますよね。
「わんまいる」の冷凍おかずなら、管理栄養士が栄養バランスを考えた魚料理を、自宅で手軽に楽しむことができます。温めるだけで、春らしい軽やかな味わいを取り入れられるのも嬉しいポイントです。
まとめ|春だからこそ楽しみたい関西のお魚旅
春の関西には、旬の魚とその土地ならではの食文化を楽しめる魅力的な旅先が揃っています。
いかなごのくぎ煮やしらす、日本海の春の魚など、軽やかでやさしい味わいの魚は、春の気分にもぴったり。ゆったりとした時間の中で、季節の移ろいを感じながら食を楽しむことができます。
近場で気軽に楽しむもよし、少し足を伸ばして特別な旅にするもよし。自分たちのペースに合わせて、春の味覚を満喫してみてはいかがでしょうか。

春の関西お魚旅に関するよくある質問
Q. 春に関西で食べたい魚は何ですか?
いかなごやしらす、白イカ(ケンサキイカ)など、春から初夏にかけて旬を迎える魚がおすすめです。
Q. いかなごのくぎ煮とは何ですか?
いかなごを醤油や砂糖、生姜などで甘辛く炊いた関西の郷土料理で、春の風物詩として親しまれています。
Q. 春の魚の特徴は?
一般的に、春ごろに旬を迎える魚は脂が控えめでさっぱりとしており、軽やかで食べやすい味わいが多いのが特徴です。
