健幸ディナーは、2008年に一品毎に個包装真空パックした冷凍惣菜を売り出したところ、日々夕食の献立を考えるのが何より大変。栄養バランスを考えたカロリー・塩分控えめの美味しいおかずセットを作って欲しいとのご要望にお応えして誕生しました。日本人が日本の食材を食べるごく自然で当たり前の事が当たり前でなくなり、殆どの冷凍食品やお惣菜やお弁当で海外からの輸入食材を使用されている事に懸念を抱き、日本各地の自分の目と舌とで確認した美味しくて安心安全な食材を採用して日本の農業・漁業の振興に少しでもお役に立てればと思い、全国各地へ出向くようにして食材を開発しています。
特にコロナで地方の生産者やホテルや飲食店に卸す食品加工・製造業者は大打撃を受けています。少しでも多くの皆様に召し上がっていただければ幸いです。それでは今週お届けする献立をご紹介させていただきます。
1食目の主菜は、「北海道産 鮭の塩焼き」です。西日本最大の大阪中央卸売市場で、“鮭の三恒”と異名を取る三代目三上社長が、自ら現地に行き目利きして買い付けた、しっとりとほどよい塩加減の鮭を、弱火でじっくりと焼き上げました。一瞬紅鮭かと思うほど滑らかで柔らかい上品な焼き上がりが特徴です。和食の定番メニュー鮭の塩焼きには、たんぱく質、食物繊維、カルシウム、ビタミンB 2など栄養素がたっぷり含まれている卯の花を使った「ほうれん草と人参の卯の花和え」と、カルシウム、鉄分、食物繊維が多く含まれるひじきを使った「ひじきの煮物」を副菜として合わせました。
2品目の主菜は、「宮城県産 金華さばの煮付け」。金華さばは久しぶりの登場です。石巻で水揚して加工し低温調理しているので身がふっくらして柔らか。脂がのって、旨味が濃くて食べ応え十分です。さばには、良質なたんぱく質や、脂質、ビタミン、鉄などが豊富です。副菜の「わかめと玉ねぎのポン酢和え」はさっぱりと箸休めとしてお召し上がりください。もう一品には、ほくほくとした食感の「じゃがいもの煮ころがし」をセットにしました。
3食目の主菜は、単品でも常にベスト10入りしている「国産牛の肉豆腐」です。1.5mmにスライスした国産牛バラ肉を軽くボイルして脂を落し、焼き豆腐・ごぼう・玉ねぎ・人参を入れて、特製つゆで煮込みました。甘めのつゆが食材にじっくりしみ込んでいて、とき玉子をつけて食べたら最高です。残った煮汁をご飯にかけても美味しいです。副菜に和歌山県湯浅の天日干ししらすをおろし大根で絡めた「しらすおろし」と、「かぼちゃとしめじの煮物」をご用意しました。かぼちゃにはビタミンA、C、Eが豊富に含まれていて、健康な体質作りに重要な食材です。
4食目洋食メニューの主菜は、「ロールキャベツ トマトソース煮」です。国産豚肉100%使い、ひとつずつ手巻きして、トマトソースでコトコト煮込みました。
ナイフで切っても型崩れせず、キャベツが柔らかくて口の中でとろけます。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、カロテンのような働きを持つ為、キャベツと一緒に摂るとキャベツの効果も高めてくれて相性が良いので、トマトソースで仕上げました。ボリューム満点の食べ応えあるロールキャベツには、「じゃがいもコーン」と、食物繊維の含有量が多く、ミネラルバランスも理想的なひじきと、良質のたんぱく質、カリウムが豊富な枝豆のサラダ「ひじきと枝豆のサラダ」を副菜にセットしました。
5食目の中華メニューの主菜は、「石見ポークの酢豚」です。わんまいる中華惣菜で一番売れている商品で、脂身が少なく赤身が美味しい石見ポークと大きめにカットした人参・玉ねぎ・ピーマンを甘酢あんで絡めていて、甘酢の酸味が食欲を掻き立ててくれます。疲労回復が期待される豚肉や、風邪予防、美肌効果も期待されるビタミンCが豊富なピーマンなど、多くの食材が摂れて、ボリュームも満点です。副菜には、「白菜と小松菜の中華風お浸し」と「さつま芋の旨煮」をセットにしました。さつまいもには、熱で壊れにくいビタミンCが豊富に含まれています。皮にも、食物繊維やビタミンなどの栄養がたっぷりなので、皮ごと食べましょう。
来週もお楽しみに。