いつも冷凍おかずセット「わんまいる 美食弁当」をお召し上がりいただきまして、誠にありがとうございます。
わんまいるの専属管理栄養士を務めております白井です。
皆様にお届けしているメニューは、単に「お腹を満たす」ためだけのものではありません。
旬の食材が持つ本来の力を引き出し、召し上がる方の健康を支え、そして何より「美味しい」と心から感じていただけるよう、一品一品に想いを込めて監修しております。
今週お届けした1360号の献立についても、その栄養学的な効能と、こだわり抜いた食材の魅力をご紹介させていただきます。
商品開発責任者・吉川より レンジ解凍への飽くなき挑戦
いつも「わんまいる美食弁当」をご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。
今回は、私たちが日々心血を注いでいる「レンジ解凍の最適化」についてお話しさせてください。
美食弁当は、忙しい毎日の中でも本格的な味わいを楽しんでいただけるよう、トレーのままレンジで加熱するだけで完成するスタイルを採用しています。
しかし、この「レンジで温めるだけ」という手軽さの裏側には、実は非常に高度な調理設計が隠されています。
一般的な電子レンジ加熱では、主菜と副菜が同時に加熱されます。
通常であれば、肉は硬くなりすぎ、野菜はクタクタになってしまうといった「温まりムラ」が生じやすいものです。
私たちは、この問題を解決するために「レンジ加熱も立派な調理工程のひとつ」と定義しました。
具体的には、食材ごとにカットのサイズを数ミリ単位で調整したり、下ごしらえの際の火入れをあえて「八分通り」で止めておき、お客様がレンジで加熱した瞬間に「十割」の最高の状態になるよう逆算しています。
また、ソースの粘度や盛り付けの配置一つとっても、熱の伝わり方を計算し尽くしています。
「冷凍とは思えない、作り立ての食感」を目指し、これからも私たちは工夫を止めることはありません。
皆様の食卓に、料理人の技が息づく温もりをお届けし続けたいと考えております。
今週の献立 日本が誇る「地の力」を味わう
- 【1食目】三陸の春を告げる、繊細な白身の共演「三陸産さくら真鱈」
- 「三陸産さくら真鱈のバター焼き」「白菜と人参とさつま揚げのソテー」「小松菜のにんにく炒め」
- 【2食目】豊後水道の恵み、力強い旨味の「津久見ぶり」
- 「大分県産津久見ぶりの竜田揚げ」「人参のそぼろ煮」「秘伝豆の塩ゆで」
- 【3食目】太陽の恵みを浴びた「日南どり」の深いコク
- 「日南どりの照り焼き」「揚げじゃが」「玉ねぎとしめじのバター醤油炒め」
- 【4食目】幻の豚「石見ポーク」の贅沢ハンバーグ
- 「石見ポークの粗挽きハンバーグトマトソース」「ブロッコリーと人参のボイル」「北海道産スイートコーンバター」
- 【5食目】究極の相乗効果、「石見ポーク」×「ニラ」
- 「石見ポークのニラ豚」「キャベツと春雨の中華炒め」「かぼちゃと鶏そぼろの中華あんかけ」
今週も、北は東北から南は九州まで、日本全国の生産者の皆様が丹精込めて育て上げた素晴らしい食材が集まりました。
それぞれの食材が持つドラマと、その特徴を活かしたメニューのラインナップをご紹介します。
まず、三陸の豊かな海が育んだ「さくら真鱈」。
この時期ならではの繊細な身質を活かし、風味豊かなバター焼きに仕上げました。
次に、大分の「津久見ぶり」。
こちらは外はカリッと、中はジューシーな竜田揚げで。
そして、宮崎県の広大な自然の中で育った「日南どり」は、王道の照り焼きでその力強い旨味を表現しました。
さらに、島根県が誇るブランド豚「石見ポーク」を贅沢に使用した二品。
希少な国産牛との合挽きで肉汁溢れるハンバーグと、スタミナ抜群のニラ豚をご用意しました。
美食弁当が、皆様の健やかな体作りと、日々の生活の中の小さなしあわせの一助となれば幸いです。
管理栄養士 白井先生の献立メニュー紹介
1食目 三陸の春を告げる、繊細な白身の共演「三陸産さくら真鱈」

- 主菜
- 三陸産さくら真鱈のバター焼き
- 副菜
- 白菜と人参とさつま揚げのソテー、小松菜のにんにく炒め
食材の特徴とこだわり
主菜の「さくら真鱈」は、三陸の豊かな漁場で水揚げされるブランド鱈です。
産卵期を控えたこの時期の鱈は、身が非常に柔らかく、上品な甘みを含んでいるのが特徴です。
脂が乗りすぎず、それでいてパサつきのない絶妙な質感を楽しんでいただくため、コクのあるバターでソテーしました。
バターの動物性脂質が鱈の淡白な味わいを引き立て、一口ごとに深い満足感を与えてくれます。
副菜の「小松菜のにんにく炒め」で使用している小松菜は、実はほうれん草を凌ぐほどのカルシウム含有量を誇る、天然のマルチミネラル野菜です。
抗酸化作用の強いβカロテンやビタミンCも豊富で、現代人に不足しがちな鉄分もしっかりと補給できます。
ここに「滋養強壮の代名詞」であるにんにくを合わせることで、香りの成分であるアリシンが血行を促進し、体の芯から元気を呼び起こすスタミナメニューに仕上げました。
白菜のシャキシャキとした食感と、さつま揚げから出る魚介の旨味を吸ったソテーも、主菜との相性が抜群です。
2食目 豊後水道の恵み、力強い旨味の「津久見ぶり」

- 主菜
- 大分県産津久見ぶりの竜田揚げ
- 副菜
- 人参のそぼろ煮、秘伝豆の塩ゆで
食材の特徴とこだわり
大分県津久見市は、複雑な潮流が入り混じる豊後水道に面し、養殖業も非常に盛んな地域です。
ここで育つ「津久見ぶり」は、身の締まりが良く、特有のくさみが全くないのが自慢です。
今回は、このぶりの良質な脂を閉じ込めるため、竜田揚げに仕立てました。
下味をしっかり含ませてから揚げることで、レンジ加熱後もしっとりとした食感をキープ。
噛むほどにぶりの濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。
副菜には「人参のそぼろ煮」を添えました。
人参に含まれるβカロテンは、油分と一緒に摂取することで吸収率が劇的に高まる性質があります。
鶏そぼろから出る適度な脂分が、人参の甘みを引き出しつつ、栄養の吸収をサポート。
細胞を活性化させ、免疫の要となる粘膜の健康を維持します。
また、付け合わせの「秘伝豆」は、その名の通り生産量が少なく、強い香りと甘みが特徴の希少な青大豆です。
シンプルな塩ゆでにすることで、豆本来の力強い風味を感じていただけます。
3食目 太陽の恵みを浴びた「日南どり」の深いコク

- 主菜
- 日南どりの照り焼き
- 副菜
- 揚げじゃが、玉ねぎとしめじのバター醤油炒め
食材の特徴とこだわり
宮崎県南部、日南の地でストレスなく育てられた「日南どり」は、ビタミンEを豊富に含んだ飼料で育つため、脂肪分が少なく、ヘルシーでありながら旨味が濃いのが特徴です。
鶏肉特有の臭みがなく、加熱しても硬くなりにくい肉質は、照り焼きのようなシンプルな調理法でこそ真価を発揮します。
特製タレの甘辛い香ばしさが、日南どりの弾力のある食感をより一層引き立てます。
副菜の「揚げじゃが」にも注目してください。
じゃがいもは「大地のリンゴ」と呼ばれるほどビタミンCが豊富です。
通常、ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、じゃがいもの場合は豊富に含まれる「でんぷん」がビタミンCを包み込んで保護するため、加熱調理をしても成分が失われにくいという素晴らしい特性を持っています。
ホクホクとした食感の揚げじゃがは、腹持ちも良く、食物繊維やカリウムも摂取できる優秀な副菜です。
バター醤油で炒めた玉ねぎとしめじの風味が、洋風なエッセンスを加え、食欲をさらに加速させます。
4食目 幻の豚「石見ポーク」の贅沢ハンバーグ

- 主菜
- 石見ポークの粗挽きハンバーグトマトソース
- 副菜
- ブロッコリーと人参のボイル、北海道産スイートコーンバター
食材の特徴とこだわり
島根県邑智郡の大自然の中で育まれる「石見ポーク」は、イギリス原産の希少なケンボロー種という品種です。
この豚の最大の特徴は、赤身の旨味の濃さと、脂身の融点の低さにあります。
さらりと溶けるような良質な脂が、希少な国産牛肉と合わさることで、口の中でとろけるようなジューシーなハンバーグが完成しました。
あえて「粗挽き」にすることで、肉本来の食感とワイルドな食べ応えを残しています。
リコピンたっぷりのトマトソースが、肉の甘みを爽やかに引き締めます。
副菜のブロッコリーは、野菜界の「栄養の王様」です。
そのビタミンC含有量はレモンをも凌ぎ、野菜の中でもトップクラス。
さらに、目や肌の健康を守るビタミンA、血行を促進するビタミンEが理想的なバランスで含まれており、体の抵抗力を底上げしてくれます。
今回は、北海道の大地で育った甘みの強いスイートコーンをバターで和え、彩り豊かな一皿に仕上げました。
緑と黄色のコントラストが目にも鮮やかで、栄養のバランスを視覚からも実感していただけるはずです。
5食目 究極の相乗効果、「石見ポーク」×「ニラ」

- 主菜
- 石見ポークのニラ豚
- 副菜
- キャベツと春雨の中華炒め、かぼちゃと鶏そぼろの中華あんかけ
食材の特徴とこだわり
今週の締めくくりは、再び石見ポークが登場。
今度は、疲労回復に特化した「ニラ豚」としてお届けします。
豚肉には糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が豊富に含まれていますが、ニラに含まれる「アリシン」と一緒に摂ることで、その吸収率が何倍にも高まります。
まさに、日々の疲れをリセットしたい時に最適な組み合わせです。
石見ポークの力強い赤身の味わいと、ニラの鮮烈な香りが合わさり、ご飯が進むだけでなく、翌日の活力へと繋がる一品になりました。
副菜には「かぼちゃと鶏そぼろの中華あんかけ」をご用意。
かぼちゃは、冬を越えて甘みが凝縮されたものを使用しています。
かぼちゃに含まれるビタミンA(カロテン)、C、Eは「ビタミンACE(エース)」と呼ばれ、協力し合って体内へのウイルス侵入を防ぎ、感染症への抵抗力を高める働きがあります。
成長期のお子様から、健康を維持したいシニア世代まで、積極的に摂っていただきたい食材です。
キャベツと春雨の軽やかな中華炒めが、濃厚なかぼちゃの甘みを上手に引き立てます。
わんまいるが守り抜く、食卓への誠実な約束
私たちは、お客様に「美食弁当」をお届けする際、二つの譲れないこだわりを大切にしています。
一、主役は、工場へ届く「生」の野菜たち
わんまいるで使用する野菜の多くは、あえて冷凍野菜やカット野菜を使いません。
市場から届く新鮮な丸ごとの生野菜を、熟練のスタッフがその日のうちに手切りしています。
実は、野菜はカットされた瞬間から、切り口を通じて栄養素や旨味が少しずつ逃げていってしまいます。
また、あらかじめ冷凍された野菜は、解凍時に水分と一緒に風味が失われがちです。
私たちは、調理の直前に野菜を扱うことで、大地の恵みが詰まった本来の濃い味わいと、栄養素を最大限に活かしたままパックに閉じ込めています。
一、機械に頼り切らない、料理人の「手仕事」
大規模な工場での調理と聞くと、すべてが全自動の機械で行われているイメージを持たれるかもしれません。
しかし、美食弁当の調理場には、常に「人の手」があります。
食材の状態は、季節や気温、産地によって毎日変化します。
画一的な加熱時間ではなく、その日の食材の硬さや火の通り具合を職人が五感で見極め、煮加減や焼き色を細かく調整しています。
「誰かのために料理を作る」という、家庭で大切にされてきた温かな想い。
効率化よりも優先すべき、このひと手間こそが、わんまいるが誇る美味しさの根幹にあるのです。
皆様のこれからの毎日が、美味しい食事とともに、より輝かしいものとなりますように。
管理栄養士 白井
商品開発責任者 吉川
