老舗の出雲そばをレンジで美味しく オフィスランチ【わんまいる】

2022年12月1日(木)12時02分
木曜日は試食も検食も無いので外に食べに行くのも寒いし混むし面倒だからオフィスの冷凍庫から昭和2年縁結びで有名な島根県出雲市で創業し天皇にもそば粉を献上された老舗製麺会社米山萬商店さんに映画「たたら侍」のロケ地にもなった奥出雲旧雲南地区の蕎麦実を全部使った一本挽きの本格出雲蕎麦を打ってもらい、打ち立てを工場内にある大きな釜で職人が湯がいて冷却してカップに入れ秘伝の出汁と天かすとねぎと蒲鉾を加えて急速冷凍してもらった「カップ入り/出雲蕎麦」。取り出して電子レンジで解凍して七味をかけてご飯に鰹味醂ふりかけをかけてオフィスランチしました。

レンジで本場出雲の老舗が作った出雲蕎麦を食べる事が出来る便利な時代になりました。湯がき方が難しい「一本挽き」。長野県の信州そばで「更科」と言うと内実の白い少し粘り弾力がある蕎麦、黒い点が所々にある外実を使った少しパサつくので小麦を加えた「二八そば」。出雲蕎麦はそばの実全部すりおろす一本挽きの十割蕎麦が有名で、ところどころちぎれる。昨今新潟の「へぎそば」のように布海苔(ふのり)海藻を少し混ぜているのかパサつかなくなりました。僕も全国各地の製麺所を訪問しますが湯がく釜と冷却・冷凍設備が一緒にあるご当地ブランド蕎麦の製麺所では米山萬商店様以外に知りません。しかもカップに入れて汁と一緒に冷凍して欲しいと頼む僕も凄い。



昔世界のワインコンクールサケチャンピオンになった九州福岡県八女市の名門の酒蔵の喜多屋さんに訪問して安いパック酒「統一鬼ごろし」を作って欲しいと頼みに言って最初えらい剣幕で誰に言っているか分かりますかと言われたことを思い出しますが、粘り勝ちでパック酒「統一鬼ごろし」当時は多くのメーカーから発売されていたパック酒の鬼ごろしの中で一番旨い鬼ごろしを作り発売して大成功を収めました。次に喜多屋さんの大吟醸を仕込む室を使い無添加酒蔵の甘酒を造り一世風靡したことが発端となり今日のように多くの酒蔵で甘酒が作られるようになりました。なんでも言ってみないと分かりません。言うのは「ただ」です。出雲の老舗製麺所が作るレンジでできるカップ入り冷凍出雲蕎麦が完成。大晦日はレンジでできる天ぷら盛合せに、助六寿司に本格出雲蕎麦で年越しをする予定です。汁まで残さず完食。いやー美味しかった。