訪問日記 vol.197

2016年9月1日(木)今日は、1988年(昭和63年)9月1日に9年間の酒屋での丁稚修行を終え、大阪市西淀川区中島1丁目19番地で9坪の建売の1階のカレージを店舗兼事務所にして、宅配専門店ホッタを開業して以来、28周年の記念日です。
本社で赤飯でもと思っていましたが、大阪中央卸売市場仲買卸株式会社三恒三代目三上社長との商談が朝一番から入っていて、10時に会社に戻り、ウェブデザイナーさんの面接を行い、それから14時に神戸と姫路の県境東播地区のこだわりの農業法人さんに初めて訪問する予定なので、独立記念日なんて悠長な事を言っている暇もなく、今日も美味しい食材を求め走り廻ってようやく18時前に会社に戻って来ました。

三恒三上社長と競合相手のコープさんのカタログを見ながら、魚介類の相場や仕入先の確認を行い、値段交渉をその場からメーカーさんや産地に連絡を取ってもらい、台風の関係で秋刀魚に入荷が止まっているなど状況確認、9月・10月入荷してくる魚種を確認、入荷したら直ぐに確保してもらえるようにお願いして、先日訪問して来た愛知県知多半島篠島漁協訪問の打合せや10月20日に島根県隠岐の島に行くので荷受のルート等の打合せを行いました。

そこから歩いて5分祖父が関西スーパー創業者にあたる、㈱阪神フードさんの子会社で障害者就労支援A型事業所グローイング株式会社に、わんまいるの旬の手作りおかずセットのセット組みを7月からお願いしておりますので、初めて作業風景の視察に伺いました。凄くしっかりして感じの良いサービス管理責任者の片岡様が出迎えていただき、丁寧に説明してくれました。しかし、いつも折込チラシなどではお顔を拝見していますが、現物の方が男前ですね!とは言って貰えませんでしたが、皆さんもニコニコと元気良く手際よくセット組みしておられました。既に2万食セット以上行っていただいていますが、間違いがあったのはたったの1食で、低い間違いの比率で驚いています。衛生的にもしっかり管理されていて、さすが阪神フーズさんだけあるなぁと思いました。これなら社外から監査が入っても大丈夫と思いました。

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それから本社に戻り、面接が延期に…残務処理をして、兵庫県東播へ向いました。途中先日から無性にお好み焼きが食べたかったので、尼崎市で一番美味しいと思う阪神尼崎商店街外れにある「福八」に寄って、いか玉を食べました!同行している惣菜責任者の吉川も美味しいと絶賛していました!・・・・上品な味でサクサク感が味わえるお好み焼きです。

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それから阪神高速で、明石を通り過ぎて大久保インターで降りて15分、神戸市西区岩岡町農業法人株式会社キャルファーム神戸さんに到着、大西社長(42歳)と面会、20代30代の若手5人を採用して、こだわりの野菜を作っています。特にビックリしたのが、大型ビニールハウスで15種類のトマトを栽培。これだけ大きなビニールハウスも初めてですが、これだけの品種のトマトを栽培している農家さんに出会ったのは初めてです。神戸と言う土地柄ホテルが多くて、イタリアンレストランも多いので引き合いが多いのでしょう。それと農業体験も積極的に受け入れられておられ、凄く前向きに農業の振興に努められている姿に感銘を受けました。是非使わせていただければと思いました。幻のいちじくとして有名な産地で、いちじくは以前パウンドケーキに使って大好評いただいた経験があります。関西では珍しく白ネギも収獲するそうです。青梗菜やブロッコリー、春キャベツも有名で、殆どが姫路など近郊で消費されるようです。この地域でも専業農家は大西さんを入れて3軒だけだそうで、何とか明治時代に大変な苦労して六甲山から水路を引き、溜池を作って農作地に開墾して来た耕地を残したいと言っておられたのが印象的でした。

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本日はお忙しい所、親切に対応を頂き有難うございました。神戸で取れた野菜・果物を神戸で作り、全国で消費いただけけるようにしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。