堀田の試食歳時記  vol.312

2016年7月6日(水)毎日30度を越える猛暑日が続いています。そんな中にも関わらず、今日から秋の企画の試食が始まりました!・・・・秋と言えば、何と 言っても「松茸」です。京都桂茶屋さんにお願いしていた「松茸の土瓶蒸し」です。松茸の量も少ないし、出汁も今一です。「松茸のバラ寿司」も凄く酸っぱく、見た目も錦糸卵すら散して無く美味しくなさそう。「松茸のだし飯」も醤油濃く美味しくなさそう、試食しても出汁が利いていないから美味しくない。「松茸昆布」も松茸が少なく、とにかく濃くて食べられません。これは桂茶屋の女将さんが作っ てないと思いました。…早速確認するように指示しました。

「松茸と湯葉の和風あんかけ」と「京都大原三千院産万願寺唐辛子と湯葉と蟹のあんかけ」はいつもの桂茶屋さんの味でした。美味しいのですが、このままだと主菜にはならないので、「聖護院かぶら」か「聖護院大根」か「京のひろうす」を使って炊き合わすようにとお願いしました。

そして秋と言えば「秋刀魚」です。骨を取り除いて軽く干した「秋刀魚の塩焼き」です。食べやすくて美味しいです。これなら高齢者の方も安心です。同じく「秋刀魚の梅煮」と「秋刀魚の生姜煮」を食べ比べました。梅煮の方がサッパリとして美味しかったので、砂糖や味醂を使わず、醤油とお酒に紫蘇を加えて炊くようにお願いしました。

熊本県から天草名物「天草産黒砂糖を使ったあん巻き」と「天草産柴芋を使ったあん巻き」を提案頂きました。まぁ、普通に美味しいです。

高知市郊外春野の山郷で40年間玉子作り一筋に取り組んできた、有限会社ニシモトさんが育てたこだわりの玉子で作った「ふわふわの半熟タイプのカステラ」です。写真で見た感じ凄く美味しそうですが実際に解凍するとフワフワ過ぎて、形が崩れ旨く解凍出来ません!食べましたが思っていた程のフワフワ感は無くてベビーカステラの中身のように玉子が多目の生地のような感じのカステラでした。

これから日を追う毎に気温が上昇していきますが、試食は秋物、そして冬の鍋企画へと続いて行きます!暑い時に熱いモノはうんざりですね!

堀田のうまいもん日記  vol.174

2016年7月5日(火)学生時代からの親友の日世通商株式会社社長平野が今回の増資を受けてお祝いや!と言って北新地の「串揚タケナカ」に招待してくれました。平野はリンクス前田の師匠でもあり空手の凄腕で自宅には道場も構えています。仕事は鉄の商社を経営してソウルにも支店を構え、南港には自社の製鉄所を運営しています。体も大きいが酒も強い!・・・僕はからっきし弱いのに連れは不思議と皆酒が強い!平野も初めて行く店だと言う事で、甘辛手帳に載っていたからとの事、カウンターだけの10人座れば満席のお店を日本料理の兄とフレンチの弟二人で切り盛りされています。大型のワインセラーがあり直輸入しているワインの商社から直接購入しているとの事で何種類かグラスで注文出来るのが嬉しいです。前菜は「人参のムースに北海道産のウニにコンソメのジュレかけ」が出され、美味しさにビックリ!ムースが自家製のクリームソースとマッチして凄く美味しい!これを仕込むのに3日かかるそうです。オススメはオーストリアのツィアファンドラー・ロードギプフラー。この品種ははじめて飲みましたが、果実味を感じる白ワインで、料理にひっだりでした。二品目は旬の鱧を南瓜のスープで暖かく頂きました!フレンチの前菜の次ぎに和食のお椀が提供されるのは始めての経験です。海老の串カツに佐賀牛の串カツ生野菜はアンチョビみたいなと説明した方が解り易い、バーミャカウダを浸けて食べる野菜サラダ!最近南アフリカのワインの指名が多いと言う事で南アフリカのアーニー・エルスなど有名なプロゴルファーが愛飲していて有名だそうです。旬の剣先いかの刺身とゲソの塩焼き、夏の京野菜万願寺唐辛子焼きに、玉葱と鰹節和え、洋風と和風の組み合わせ見事!・・・帆立やチーズと豚肉巻きの串カツを頂き、ワインをもう一杯。信楽焼きの陶器で炊いたご飯に、おかずは出し巻きにちりめん山椒に野沢菜漬けに佃煮、あまりの美味しさにご飯をお替り、デザートはバニラに何かトッピングしたアイスクリームも濃厚で美味しかったです。・・・グラスで何種類か飲めるので色んなワインを楽しみたい方は是非オススメします!

image

堀田の試食歳時記  vol.311

2016年7月4日(月)なんか最近、曜日毎に行なわれる試食のルールが崩れて来たように思う?・・・・確か月曜日は旬の手作りおかずセット健幸ディナーに掲載する主菜、副菜の試食で、水曜日がご当地グルメ菓子スイーツと違ったかな?・・・だけど試食するメーカーや商品が増えて来たので、毎日試食するようになって来て、ルール無き戦いのようなので、きちんと計画して試食するように修正した方が良いと思う!

今日もテストキッチンのテーブル出されたのは、美味しそうで小さめの餃子。尋ねると、何と歴代のラーメンチャンピオンで何度かグランプリに輝いた細麺で有名な「一風堂」の餃子でした!

image

僕も大阪梅田「阪急メンズ館」の隣にある店にちょこちょこ寄っています。11時半を過ぎると行列が出来るので11時の開店と同時ぐらいに入るようにしています。一風堂の餃子は小さくて食べ易いので餃子のセットを注文します!弊社が昔からお付き合いしている福岡県八女市の「酒チャンピオン」で優勝した喜田屋さんは、アメリカのマンハッタンで展開する「一風堂」のラーメン居酒屋で一風堂オリジナルの日本酒を売り出して好評だと木下社長から聞いています。有名な一風堂の餃子を自宅で食べられるなんて!・・・素晴しいと思いました。

関西を代表する漫才師西川きよし師匠の次男傑志(ひろし)さんが店主の福岡県博多市内にある「和ちょう房にし川」の特製ハンバーグです。西川家伝統のだし汁をソースに入れた特性ハンバーグはお母さんのヘレンさんの優しさが感じられます。

image

1998年に奈良県で創業して、現在京都府木津川市に本店を構えるラーメン屋「無鉄砲」の濃厚豚骨でコシの有る麺が特徴!冷凍なので保存料を使ってなく麺もだしもそのままです。しっかり沸騰させてお好みでもやしやシナチク、ネギを入れてコショウもタップリかけてお召し上がり下さい。美味しいです。

image

熊本県のキャラクターくまもんをキャラクターに使用した、大分熊本地方特有の甘めの味付けされた「唐揚」です。国産鶏肉100%使用でとても柔らかくて食べ頃サイズでシニアの方にもお奨め!200gで480円はお買得です。冷凍庫で保存して欲しい分だけレンジかトースターで解凍!お弁当のおかずやビールの肴に最適と思いました。

image

京都桂茶屋さんにお願いして、明石の蛸を使って京都九条ネギの酢味噌和えを作っていただきました。土曜日に先斗町で会食しましたが、京料理は高いです。・・・その夏の京懐石料理に良く使われる「明石蛸と九条ネギの酢味噌和」80gで何と380円とリーズナブルな価格でご提供させていただきます。

image

大根、人参、じゃが芋、薄揚げ、ごぼう、しめじ、青ネギ、茄子、わかめ、麩10種類の具材を使った白味噌ベースの京風味噌汁の提案をいただきました!凄く美味しいです。夏バテ解消に、栄養分豊富な日本の味噌汁をどうぞお召し上がり下さい!何と1杯分280円でご提供!

image

今日も、正直「和ちゅう房にし川のハンバーグ」以外は全て美味しかったです。バイヤーの皆さん有難う!

堀田のうまいもん日記  vol.173

2016年7月2日(土)今日は、京都駅から車で10分ぐらいのJRの最寄は丹波口近くにあります、大阪ガス展示場も兼ねたクッキングスクールで京都・滋賀のジビエと地元野菜を使った学生料理コンテストを、キリンビールさんが主催、KBS京都さんが協賛して開催されました。僕が言いだしっぺと言う事もあって審査委員長に。6月16日大阪梅田グランフロントのキリン近畿支社で予選を行いました。まぁ言ったら悪いけど、たいしたレシピの応募は無いだろうと思って参加しましたが、応募されたレシピを見てビックリ!結構本格的でしっかりしたレシピです。そんな事もあって楽しみにして会場へ。。。わんまいるの仕入先でもあります、同志社大学院で農業研究をしながら自社の有機ジャス認定農場を経営している藤岡様にも野菜を出品いただき、15年以上お付き合いいただいております、京の老舗菓子問屋鈴木本店様にも京都の菓子を出品いただきました。

image

同志社大学の廣瀬博士、高槻のフレンチレストラン「カナール」のオーナーシェフ、京都丹波のジビエ加工組合様、滋賀県大津観光振興課様、キリンビールマーケティング株式会社京滋支社長、そして僕の6人が審査員として参加。見た目・味・アイデア力・ビールとの相性・チームワーク力などを考課の対象として採点させていただきました。また、ラジオ中継とテレビでニュースとして取材も来ていただき、決勝には専門学校、短大、大学など6チームが参加、女子だけのチームは2チームで4チームが男性も加わっているチームでした。優勝したのはなんと、男性二人のコンビで大変盛り上がりました。特別賞、優秀賞と三組選ばれましたがどれも激戦で、正直、食べると、みんな美味しくて、ビックリする作品ばかりで、学生さんがジビエに興味を持って、地元の伝統野菜を使って創意工夫した料理に感激しました。この機会にわんまいるでもメニューを採用させていただきたいと思いました。特に鹿肉は低脂肪高タンパク質なので、高齢による筋肉の減少を抑えるのにお奨めな食材です。

image
image

コンテストは15時に終ったので、久しぶりに東山七条でお茶屋&カフェを営んでいる清水一芳園さんにお邪魔すると、店内は満席で何人も待っています。・・・・お目当ては抹茶で作る「かき氷」や「抹茶パフェ」など抹茶やほうじ茶を生かした涼菓です。清水社長自らしか出来ないこの抹茶ムース、忙しい中、挨拶していただきなんか悪いなぁ?と・・・・

image

そして、僕が前々からテレビで紹介されて一度食べて見たかった先斗町にある「たこ焼会席」の「佐倉」さんを、京の老舗菓子問屋鈴木常務がわざわざ予約してくれていて、清水一芳園の社長も後から参加されると言う事で、東京から福利厚生代行サービス最大手「株式会社リロクラブ」京滋担当中西君もジビエコンテストから参加してくれており、廣瀬先生、弊社惣菜責任者の吉川、鈴木常務さんとで急行!・・・・15年ぶりぐらいに来る京都先斗町通り、いゃー久しぶりに来ましたが情緒ありますね!・・・外国人観光客が多くて、スゲェ人通り。なんせ京都は昨年世界のアンケートで行ってみたい地域NO.1に選ばれた地域だけあって凄い!・・・昨年から京都に凄くご縁が出来て、月に2度ぐらいのペースで来ています。丁度先斗町通りの真ん中辺に「ぽんたこ佐倉」があり、店の中でたこ焼きが焼かれてテイクアウトも出来ます。数奇屋作りの高級料亭かと思う座敷に通され、名物の色んな味のたこ焼が出され、ワインはメルシャンばかりの品揃えですが、全てグラスで注文が出来るのが嬉しいです。「たこ焼とワイン」正直お腹が一杯になりすぎて、厳しいです!

image

大阪でもこんな雰囲気の店があれば良いですね!・・・法善寺横町かお初天神か?で見つけよう!・・・鈴木常務御馳走さまでした!