3年ぶりに神戸空港から沖縄県へ商品開発の旅へ【わんまいる】

2022年12月15日(木)7時50分
今日は3年ぶりに神戸空港からスカイマークで沖縄へ行きました。



今回の食材発掘の旅の目的は、円安にウクライナ情勢などに加え中国はじめ外国で健康ブームとなり、魚食消費が増え日本国内で販売するより海外で販売する方が高く売れる事から値上がりどころか品不足になる食材も出て来ており困っています。そこで20年来まぐろ釣りの師匠である北中城熱田漁協元組合長で趣味が釣りで遊漁船も営む田仲船長の紹介で糸満市に地方卸売市場を運営し、もずくの加工場も構える沖縄県魚連さんを訪問しました。阿佐慶主任と崎山様が向かいに来ていただき、糸満市にあるもずく加工場をご案内。



そして今回一番の目的の袖イカをメインに加工されています。そして同じ敷地内にある糸満漁協様を紹介いただき、商談すると袖イカの短冊加工品や、げそや耳に、一緒に獲れる紫イカも取り扱っているとの事。これまで鳥取県境港漁港の福栄さんが日本海で操業され、青森県八戸漁港で水揚げしていた赤いかが温暖化の影響で不漁と中国消費とガソリン高騰などで値段が高騰して大変。そこで偶然に水産加工も出来る福岡市中央卸売市場の水産仲卸会社様と取引が始まったので沖縄県まで足を伸ばせると思い、田仲船長に相談して沖縄県魚連さん紹介で目的の袖いかを目の当たりにして感動。袖いかと一緒に獲れる紫イカもあるし良ければ下足や端材もあると見せてくれ下足の唐揚げや旨煮にお好み焼きや焼きそばなど捨てるところか無い。驚いた事に金目鯛も獲れるとのこと。

太平洋のモノに比べて脂は少ないのでどうかと思いますがと言うのでむしろ煮付けにするなら脂が少ない方が出汁が染み込み美味しい。西京焼きも味噌が入り易く焦げにくいし、調理しやすく歩留まりも良いと言うと、わんまいるさんの様に原料に合わせて調理してもらえるならいくらでも提供しますよ!言っていただきました。是非宜しくお願いしますと言って糸満漁協を出て、県魚連さんオススメの近くの定食屋に行きました。なんだか時代が昭和の初めにタイムスリップした様な佇まい。


僕も写真でみた事がある生まれる前の風景だ。「お食事処ひまわり」さん。店内に入ると既に地元お客さんが大勢食べていて忙しいそう。僕も叔父夫妻が豊見城市に暮らしているので沖縄家庭料理の店に連れて行かれますが、そこ店よりずっとレアだ。大好きな沖縄そばの焼そばと白ご飯を注文。勿論スパムが入っている。沖縄そばは無塩だから遠慮なく食べられる。コシのある少し硬めの麺でたっぷりのソースと食物油が絡み千切りキャベツともやしの旨味に、スパムの旨味が加わり凄く旨い。中々食べる事が出来ない昭和にタイムスリップした不思議な味わいに感動。すごいボリュームなのに全て完食。いやー美味しかった。


又来たいと思いながら、店を出て向かったのは、県内外のスーパーやホテルに納める高江洲鮮魚店様。


主にまぐろを出荷していてメカジキを気仙沼や焼津にも出荷しているとの事。メカジキは関西では食べる習慣がないから大阪市中央卸売市場には流通しないメカジキを前から取扱いたいと思っていたので紹介いただきました。専務と社長様に対応いただき、店内奥で手際良く次々にまぐろが捌かれていく現場を見せていただきました。


そして次に向かったのは県内のホテルや飲食店に食材から冷凍総菜まで製造販売されている大伸さんにアテンドいただきました。強みは牛・豚・鶏肉加工に加え、魚介類に野菜までオールマイティーに加工出来る事。一般的には鶏と牛・豚は別れています。まして魚介類に野菜まで一つのセントラルキッチンで加工・製造までおやりになっているのは珍しい。前向きに色々取り組んで行ければと思いました。

ホテルにチェックインしてから本日の皆様と、いつもお世話になっている業務用厨房機器や冷凍・冷蔵ショーケース大手のフクシマガリレイ沖縄営業所の担当者と弊社も施工でお世話になっているwataruコーポレーションの渡邊社長がわざわざ大阪から参加していただき、親戚が営む沖縄飲食店大手「沖縄海援隊」が経営する「ぼんじりや 一銀通り店」で懇親会。

前菜は「アグー豚の胡瓜巻き」「紅白なます」「イカの雲丹和え」「板わさの山葵卵黄漬」と梅酒のセット。



続いて出て来たのは「生岩牡蠣と大トロの刺身」こんな生まぐろの大トロめったに口にすることはできない。あごが落ちそうに旨い!



そしてお願いしていた特別注文の「特選アグー豚のしゃぶしゃぶ」が提供。

 

ウワーこんなに脂身あるのに加熱すると全て溶けて赤身だけに。しかも鍋の中のお湯が全く濁らなくアクも出ない。恐るべきアグー豚だ。みんなビックリ仰天。甘口の出汁入りポン酢に浸けて喰う。柔らかくて豚肉でも牛肉とも違う味覚に感動。幾らでも食べれます。みんな無口になる旨さ。そして沖縄では珍しく「銀鱈の西京味噌ボイル焼き」がアルミホイルに包まれて登場。



そして「白子と大海老のポリポリ揚げ」、2~3年前から懐石料理屋で流行って来たメニューでお茶漬けの素に使われる揚げ玉を衣に付けた天ぷらで、カリッ・ポリッ。中から柔らかい白子がジュワーと染み出る食感が堪らない。



そして沖縄の隠れた名物食材の大海老の味噌が堪らなく旨い。魚連さんもコレは旨いとビックリしています。そして最後の締めは先ほどのアグー豚しゃぶしゃぶの出汁の沖縄そば。お腹いっぱいだけど旨いモノは食べれます。いやー美味しかった。本場沖縄のアグー豚のしゃぶしゃぶ大満足。沖縄海援隊に大感謝、ご馳走様でした!

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