簡単-冷凍ミールキット「健幸ディナー:1173号」を検食【わんまいる】

2022年9月12日(月)12時02分
毎週月曜日は翌週お客様に出荷する冷凍ミールキット「健幸ディナー」1週間5食セット(主菜1品・副菜2品)和食・洋食・中華の主菜・副菜をそれぞれの料理を得意とする専門調理会社に製造を委託して試食を繰り返し、納得した商品だけを神戸市東灘区のセンターに納品された献立メニューを抜き取って大阪駅前梅田本社に持ち帰って検食をしています。万に一試食と異なる商品が有れば全品作り直しになる為、担当する商品企画部のメンバーは真剣そのものです。
1食目「主菜/高知県産ぶりの照り焼き」「副菜/山形のだしと茄子・人参とおくらの揚げ浸し」セット。見るからに美味しそう。美味しそうに見える料理は食べても旨い。大分特有の甘口醤油と味醂タレが染み込み繊細な刺しが入ってきしむ食感に脱帽。副菜の山形県の郷土料理「だし」も独特のネバネバ感が体を元気にしてくれます。山形ではご飯にかけて食べるとか。少し醤油を落としてかき混ぜてご飯にかけると美味しい。茄子と人参とオクラをサッと高温の油で揚げてすぐに出汁に浸けた元々京都山科の郷土料理の野菜の揚げ浸しも絶品。僕の大好きなメニューのひとつで素人では難しい逸品です。


2食目「主菜/三陸産目鯛の煮付け」と「副菜/じゃが芋と高菜の炒め物・秘伝豆と大豆の旨煮」セット。世界三大漁場に数えられる三陸沖で獲れた高級魚目鯛。通常は鮮度が落ちるのが速いので地元の限られた料亭や鮨屋などで刺身や寿司ネタとして使われますが、水揚げ直ぐ三枚におろして切り身にし、急速冷凍して凍ったまま袋に煮汁と一緒に入れて真空パックして圧力釜で90℃20分の真空調理してもらっているので煮汁が染み込んで柔らかく、優しい味で鰤でも鯛でも鮭でも鱈とも違い目鯛美味しいです。副菜のじゃが芋と高菜の炒め物は久々に登場しましたが、ごま油が香り食欲全開。煮崩れしていないようにボイルする加熱温度と時間が難しい。山形県最上郡特産秘伝豆は、コリコリした食感で甘くて旨い。非の打ちどころがない三味一体の和食セットです。


3食目「主菜/東北和豚 みやぎ豚丼の具」「副菜/厚揚げとわかめの甘煮・白菜と人参の甘酢」セット。雪深い蔵王山脈太平洋側の緩やかな斜面で養豚されている東北和豚。良質な伏流水で育てられているから臭みなく柔らかくてとろける食感とはこのことを言う。加熱するとオレイン酸を含む不飽和脂肪酸が溶けて玉ねぎと出汁と調和して抜群に上手いつゆとなる。ご飯に豚肉と玉ねぎを乗せてつゆだくにかけるとこの世に存在する豚丼で一番旨いと言っても過言ではなく、卵を落として混ぜて食べると何杯でもお替りできる恐ろしき豚丼の具です。副菜は、出来れば炊合せより秘伝豆の塩ゆでや山芋とろろや大根おろしなどあっさりとしたメニューの方が嬉しいと思います。


4食目「主菜/具材たっぷりビーフシチュー」と「副菜/ほうれん草と豆もやしのソテー・キャベツのコールスロー」セット。味にうるさい関西の多くのホテル・レストランで使用されている牛骨から時間をかけて煮込んだフォンドボーを使用し、北海道産じゃが芋と淡路島産の玉ねぎと人参と国産牛ばらスライス肉を使用し、まろやかでコクがあり旨い。カレーもシチューもレトルトではなく作りたてを急速冷却・急速冷凍した方が旨い。


5食目「主菜/国産鶏ムネ肉の中華風ピリ辛炒め」と「副菜/トマトと卵の中華風・白菜と小松菜の中華風お浸し」 セット。とり天に辛過ぎないチリソースが絡み一緒に炒められている大きくカットされた玉ねぎとピーマンのシャキシャキした食感も美味しく、日本に帰化した中華料理の味付けで日本人に合う。子供からお年寄りまで食べられてご飯が進む一品です。トマトを加えたごま油香るスクランブルエッグも真空調理で湯煎解凍でなければ味わう事が出来ない副菜だ。冷たい流水解凍の白菜と小松菜のごま油香るお浸しも瑞々しくて旨い。


今日も主菜5品と副菜10品の合計15品、5食分を検食しました。出荷OK!

 

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