伊丹空港 ANA 伊丹⇒松山 愛媛県ご当地食材&ご当地グルメ開発の旅【わんまいる】

2022年4月21日(木)6時50分 
今日は、コロナウイルス感染まん延防止措置解禁となり延期していた愛媛県営業本部様のアテンドにより一泊二日で訪問。伊丹空港7時40分発の飛行機なので山脇取締役と7時に搭乗検査場前で待ち合わせ。まだ人手はコロナ前の50%ぐらいな感じ。みやげ物コーナーの奥のスタバでコーヒーを飲んでいざ搭乗口へ。

松山行きはプロペラ機です。

機内に入ると思った通り硬い座席。。腰が痛いからANAで取って貰ったのに残念。。だけど新幹線と特急潮風で4時間以上かけて行くと思えば実質50分のフライト我慢しようと思い座席に座り、離陸する際プロペラの横で音が凄い。。8時30分に松山空港へ到着。10年前まで愛媛県の宅配事業の営業拠点が自治体ごとあって空港へは当時四国のエリアパートナーだった酒食品問屋の西野金陵さんの社員さんが迎えに来てくれたことを思いだします。

ロビーには愛媛県庁営業本部様が出迎えに来てくれてご挨拶。遅れて東京から東京電力様の魚食ビジネスプロジェクトの春山部長が合流。初めての同行です。まず車で向かったのが八幡浜市で1916年(大正5年)創業、八幡浜駅前に本社を構える谷本蒲鉾店様へ。

2年前に弊社に来社いただいた事もあり一度ご挨拶にと思い一番にご訪問させていただきました。谷本社長直々に出迎えられ、沿革と商品説明をしていただきました。

実際に訪問して話を伺うと理解が深まります。既に名物の「鯛焼売」は掲載してお客様からレン ジで簡単にできてふんわりして鯛の旨味がジュワーと広がり鯛真丈(しんじょう) のような食感で上品で美味しいと大好評。おでんに入れても美味しいと思い一度作って見たいと思っています。初めて聞いた「削り蒲鉾」は、乾燥させて薄く削ったもので、冷蔵庫が無かった時代に、魚が獲れない冬場の保存食でこの地域のご当地グルメとのことで試食させていただきました。

ホント鰹節同様乾燥させた蒲鉾の削りです。見事に薄く削ってあるので食べるのが勿体ないくらい。松茸のお吸い物や土瓶蒸しに入れるなど、また少し醤油で和えてご飯の加えおにぎりにするとおいしそう。それと気になった卵黄を練り込んだ「厚焼き玉子」を初試食させていただきました。

玉子焼きでもなく蒲鉾でもない、どちらかというと玉子焼き近くとても上品で美味しいです。おせち料理にピッタシです。冷凍は難しいと聞きましたが僕の知っている急速凍結機なら全く問題はないと思うので一度試して見たいと思いました。そして地元では定番といわれる薄揚げを巻いた「あげ巻き」を試食しました。薄揚げの香りと蒲鉾の触感が重なって癖になる味わいです。工場見学したかったのですが時間の関係上次回にして、
同じ八幡浜市の水産品製造会社オーシャンドリーム様へ訪問。漁港の卸売市場に隣接する海の駅にも出店されておられ観光客が戻り日経なんでもランキングお取り寄せベスト9位に入賞された「石窯焼き鱧のひつまぶし丼」がバカ売れて忙しくわんまいる向けの魚の塩焼きや西京焼きまで手が回らないとの事。。とりあえずかつては鱧の漁獲高日本一だった「石窯焼き鱧のひつまぶし丼の素」の試食を貰って帰りました。
そのままお昼休憩に漁港の卸売市場と隣接している海の駅にある「どうや食堂」へ。
メニューを見ると、海鮮日替わり定食税込み700円、八幡浜ちゃんぽん700円、に海鮮丼のどーや丼、なるほどこの味でこのボリュームでこの価格で「どうや?」と言う意味の屋号ようやく理解しました。

山脇さんも春山部長も僕も大阪や東京では食べる事が出来ない「宇和島鯛めし定食」1,200円を注文。
甘口の醤油にワサビを溶いてワサビ醤油を作り、生卵にワサビ醤油を混ぜ合わせてたれを作り、その卵醤油たれに鯛の刺身を浸けてご飯に乗せて食べるのが「宇和島鯛めし」。


脂が乗ったハマチの刺身も付いていて野菜たっぶりの麦味噌の味噌汁だ。

話を聞くと昔から大分との交流が盛んだと言う。なるほどそれで醤油が甘く麦味噌なんだ。白身魚のフライはハマチだ。ハマチが大漁だと言う事が解る。新鮮な鯛とハマチ10貫乗って魚のフライと味噌汁と漬物にご飯で税込み1,200円は大阪まして東京では絶対に食べる事は出来ません。地元ならではのコスパの良さに大満足。

腹ごなしを終えて今年春から掲載をさせていただいている西宇和郡伊方町の代々前浜で獲れるしらす漁を生業に生産加工流通販売まで東京と大阪に営業所を持ち量販店から飲食店まで販売されている朝日共販様へ訪問。

先ほど東京から帰って来たばかりの社長が出迎えてくれて沿革からご説明いただき、後を継いだ当時は獲れるだけ獲り儲かる商売だと思っていると途端に獲れなくなってそれから獲る量を調整するようにすると安定した水揚げが出来るようになったと聞きました。これは地元の同業が協力してくれるから出来る事。他地域からも来る漁場では中々難しいとお伺いしました。思った通りハマチが安定して大漁。ヤリイカも安定していると伺ったので一次加工して提供して頂けるようにお願いしました。

お次は近くで鯛と鯵の養殖をされている中田水産様に訪問。

鯛のわっば飯を製造されている最中にも関わらず笑顔で対応いただき、「宇和島鯛めし(冷凍)」や、鯛の身を炊き込んだ 「わっば鯛飯」に「鰺の開き」「鯛の切り身」の提供をお願いしました。

宇和郡伊方の鯵と鯛、早く試食してみたいです。丸々太った養殖の鯵美味しそう。朝から降り続く雨で凄い霧の中、ところどころでメロディーラインと言われる車が走ると地面とタイヤの摩擦で音楽が流れる道路を走り、山の駅で休憩。目に留まったのは瓢箪の形をした希少品種の「瓢旦」。

その場で買って試食すると文旦よりすっきりした味わいでグレープフルーツに似た味覚でした。

車で約2時間松山市の中心いよてつ高島屋前に18時45分に到着。急いでホテルにチェックインを済ませ19時から予約しているボンキッシュ中華料理を指導いただいている中華の鉄人陳健一オーナーの「赤坂四川販店」松山店の取締役西尾料理長が赤坂本店で修行するご子息と一緒に3月9日から独立されたのでお祝い兼ねてお伺いしました。

平日の雨の中にも関わらずお店は満席状態。どうも雰囲気からして高級本格中華をリーズナブルに食べさせる指向の様です。西尾オーナーシェフ自ら挨拶してくれて、

まずは前菜3品が出てきました。

蒸し鶏のバンバンジー味噌だれが最高。ズリは長時間煮込んでコリコリして旨い、煮ごこりが出来ている豚の角煮は全く臭みなく変な脂も感じません。そして2品目から”ふかひれスープ”が提供され食べ応えがある深いコクのとろみあるふかひれスープに旅の疲れが取れる感じ。

お次はバラ肉と米粉を朴葉巻いた一品。香辛料の八角が香り、トロッとした食感で初めてたべる味わいです。

お次は、黒メバル一匹丸ごとパクチーはじめ香草香るオイスターソース煮込み。

骨際の身はコラーゲンたっぷりでプリトロです。これはもう紹興酒を飲まなきゃいられなく注文。次に出されたのはサクラエビがぎっしり詰まった揚げ春巻きと蒸しパンに北京ダックならず「四川ダック」。長時間かけて低温で焼き上げて皮はパリバリに香ばしくて美味しかったです。

そして真打登場、四川料理の代表麻婆豆腐がご飯とセットで提供、

辛さの中に旨味が凝縮して例えようがない絶品に感動。レンゲで麻婆豆腐とご飯を少しずつ味わう、最高。辛みそ仕立てソースのかかったワンタンも旨い。

メインはエビチリとオイスターソースで炒めたほうれん草添え。細かく超極細に刻まれた白ネギがチリソースに馴染み独特の旨さです。

〆に甘い杏仁白玉麹デザートが出され手の込んだおもてなしコース料理に感動しました。

西尾オーナーシェフ大変美味しかったです。

ほろ酔い気分でチンチン電車を横目にホテルへ戻りバタンキュー・今日も一日お疲れさまでした。

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