冷凍ミールキット「健幸ディナー:1154号」を検食【わんまいる】

2022年5月2日(月)12時02分 
平成17年に業務提携先の伊藤忠商事様から当時高齢者比率、人口減少率、知名度の低さ、三拍子揃ってワーストワンだった島根県にブランド推進課が発足したとして紹介され、県産品の開発と販売支援を頼まれて連携協定を締結。島根県の6次化アドバイザーにも認定され、食産業振興に貢献。多くの県産品の開発を行う中で島根和牛を使った肉じゃがを作り販売した所、お客様からこんなお惣菜助かるわ、保存できるように真空パックして冷凍して欲しいとご要望に応えて、個包装真空パック冷凍食品の開発に着手。普通に作った料理を単に真空パックして冷凍し解凍しても美味しくありません。取引先の同じ西淀川区本社のフクシマガリレイ様のテストキッチンで試作を作っていた際に偶然にも真空調理の第一人者で元帝国ホテルの料理長石川チェフをご紹介いただき、顧問契約して個包装真空冷凍調理技術をご指導いただきました。真空パックの圧力で味が仕込み込む為、砂糖・醤油・塩が通常の料理に比べ3分の1程で済むとお客様へ説明すると血圧や血糖値を気にされるお客様が多く、カロリー等を計算して毎日食べる夕食の献立を考えるのが大変なので平日の週5日間分のおかずセットを作って欲しいと多くのお客様からご要望をお伺いして知人の紹介で大阪医療専門学校に勤める管理栄養士の先生と契約して栄養バランスを計算、1食あたり(主菜1品・副菜2品)平均400Kcal・塩分3.5g・糖分35g以下に抑えた1週間5食分の献立メニューを週替わりに作成。調理指導には元辻調理師学園講師でサンフランシスコ日本国領事館の公邸料理人を務め帰国後はテレビ番組「どっちの料理ショー」にレギュラー出演された近藤先生を顧問に迎え、阪神大震災の教訓から自社ではセントラルキッチンを持たずに”餅は餅屋に聴け”の諺通り、それぞれの料理を得意とする専門食品製造会社に製造を委託して北海道~九州・沖縄までの生産・加工・流通・販売まで一貫した 「冷凍ミールキット」のサプライチェーンを構築。日本の真ん中に当たる兵庫県神戸市東灘区にあるわんまいる冷凍センターでセット組みして毎週出荷しています。毎週月曜日は来週木曜日から出荷する「健幸ディナー」の検食を梅田本社に持ち帰り行っています。今日は(5月3週目/出荷始/5/12(木)1154号を検食しました。1食目「主菜/金華鯖の塩焼き」「副菜/なめこ入り大根おろし」「副菜/ほうれん草と人参と厚揚げの炊合せ」の献立です。世界三大漁場に数えられる三陸沖の中でも親潮と黒潮が交わり潮の流れが速い事から良質な魚が獲れる金華山沖周辺の根に生息し回遊しない金華鯖を使っています。新鮮だから身がポロっと取れて美味しく、僕は群馬県大田市で製造してもらっているなめこ入り大根おろしにほぐした身を入れて食べています。

2食目「主菜/境港産あじとごぼうのつくねのトマト八丁味噌煮」「副菜/大豆の五目煮」「白菜と人参の甘酢漬け」のセット。日本海山陰地方最大規模の境港漁港のご当地グルメ大賞に選ばれた鯵とごぼうのつくねとじゃが芋をカゴメさんとコラボしたトマトソースと八丁味噌で煮込んでまろやかでコクがあり美味しくてヘルシー。わんまいるのコンセプトにピッタリな主菜です。同じく境港の郷土料理「ののこめし」製造元こめや産業さんに作って貰っている「大豆の五目煮」は田舎炊き的な感じで素朴で美味しい。

3食目「主菜/大山豚とキャベツのチャンプルー」と「副菜/じゃが芋の煮ころがし」「副菜/ひじきと枝豆のサラダ」セット。山陰地方の富士山と呼ばれる大山の豪雪地帯で良質の伏流水で育てられた大山豚は、石見ポーク同様に臭み無く旨味成分のイノシン酸を含む不飽和脂肪酸が熱を加えると他の豚肉に比べて溶けやすく、キャベツの旨味グルタミン酸との相乗効果で抜群に美味しく安定した品質と美味しさで、さすが昭和18年創業した大阪市西区の老舗惣菜製造会社服部恒さんのセントラルキッチンで作ってもらっただけの事はあります。石見ポークの挽肉を塗したじゃが芋の煮ころがしも甘くて美味しいです。

4食目は「主菜/宮崎県ご当地グルメチキン南蛮」と「副菜/茄子のトマト煮」 と「副菜/温野菜」セット。元々食堂で働くまかない飯のおかずだった。鶏のむね肉を衣をつけて油で揚げ、お酢を加えた揚げ浸し(南蛮漬け)を独立された店員が店で売り出して口コミで県内で広がり一般家庭でも作られるようになったとのこと。冷凍が難しいタルタルソースを都城市の調味料会社ネオフーズ竹森さんが開発され、チキン南蛮も製造するようになり健幸ディナーの献立に採用させて頂いています。地元だけあってチキン南蛮美味しい。

5食目「主菜/天津玉子の中華あんかけ」と「副菜 / 茄子と玉ねぎとピーマンのチリソース」「副菜/国産ポーク焼売」セット。昭和36年富山市で創業されて以来一つ6千円の高級厚焼き玉子から100円の回転寿司の玉子焼きまで製造される玉子焼き専門店の三和製玉さんに作ってもらっています。細かく刻んだ椎茸の旨味がオイスターソースとの相乗効果で美味しい。神戸元町の中華街はじめホテルや中華レストランに納品されている神戸の業務用点心専門店の国産ポーク焼売も崎陽軒と同じく小粒でもギュッと詰まった肉がジューシーで甘く、洋からしを付けると凄く美味しいです。

今日も夕食のおかず5日分主菜5品と副菜10品を検食しました。出荷確認OK!

 

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