和日輔の宇和島郷土料理”鯛さつま”を試食【わんまいる】

2022年3月18日(金)12時03分
 今日は愛媛県庁から紹介いただき先日WEB商談した宇和島市で旬膳・郷土膳 和日輔(わびすけ)さんから送っていただいた南予の郷土料理「鯛さつま」を試食させていただきました。焼いた鯛の身に麦味噌と白味噌と酒を加え、鰹節と昆布の出汁に胡麻とネギとみかんの皮の薬味を混ぜてご飯にかける。宮崎県の郷土料理 「ひや汁」のように温かいご飯にかける”鯛さつま汁”です。


由来は二つあって宇和島藩主に嫁いだ薩摩藩主の娘が「さつま」の作り方を伝承したという説、もう一つは宮崎県(日向)から”冷や汁”の事を日向の大半が薩摩藩領な事から”さつま汁”と呼んだと言う説があると聞いています。この冷えた味噌汁をご飯にかける食べ方は戦国時代に誕生し携行に便利と言う事で日向(宮崎県)の「冷や汁」が宇和島地方では「さつま」と名前を変え往来する商人や漁師たちにより九州全土、広島 県岡山県香川県などに伝藩しご当地食材を加えた味噌汁や鍋物が上方(大阪・京都)さして江戸(東京)へ伝わったと聞いています。冷や汁のように苦味が無く鰹節と昆布の出汁の割合が多く白味噌と麦味噌の甘みが活かされて凄く美味しいです。この味噌だれなら鯵や鯖など青魚の刺身をさつま汁に浸けてご飯に乗せてその上から薬味入りのさつま汁をかけて食べたいと思いました。「宇和島鯛めし」対「宇和島鯛さつま」どちらも〆に最高。日本の食文化奥が深い。




 

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