ふぐ料理 なべっこ 名物/ぶつ唐コースに感動【わんまいる】

2022年12月9日(金)18時03分
今日は役員会議終了後、東京から参加いただいている社外取締役の田口さんを誘いジム友の活けふぐ卸 伊賀水産伊賀社長が営む兵庫県尼崎市武庫之荘の老舗ふぐ料理「なべっこ」に誘い、名物”ぶつ唐コース”を食べに行きました。



東京ではふぐ料理と言うと、目ん玉が飛び出るほど高くて高級料理として知られいます。と言うのも江戸時代武家社会だった東京ではふぐの毒に当たって死ぬ人がいる事から鉄砲鍋と呼び、武家の間では食べる事を禁じていた。商売人が多い京阪神では料理屋も沢山あり腕の良い板前が多く、ふぐ料理で死ぬ人は少なく食べられており、大阪ミナミの黒門市場はふぐ専門に扱う水産仲卸会社が多く存在していた。そして「鉄砲鍋」と「魚ちり」を略して「てっちり」と呼ぶようになり、リーズナブルな値段で食べさせる店が多く、大阪名物と言われるなった。なぜリーズナブルなのか、それはふぐは捨てるところが無く表面の皮は湯引きにして刻んだねぎともみじおろしにボンズで前菜として食べる。その下の「透明な皮」はクジラのコロとよく似ており、そのままポン酢と薬味(もみじおろし刻みねぎと唐辛子)又は、しゃぶしゃぶにするととろける食感にコラーゲンたっぷりでお肌ツルツル。女性に大人気。



身は「てっさ(薄く引いた刺身)」や「ぶつ切り(コリコリして格別に旨い)」「あら(身が付いた骨身)」は脂が乗って活けふぐはプリプリで弾力があり旨い。




「肝(ファグラのあっさりした感じで堪らん味覚」にしびれるが天然ものは毒があるので禁止、
「腸(衣を付けて唐揚げ」にするとするめの天ぷらに似て噛めば噛むほど旨いなどざっと簡単に紹介した部位メニューだけでも7つある。



さらにひれは天日干してにて火を付けて日本酒にくぐらせて味わう「ひれ酒」は格別。



これに最後ふぐ鍋の出汁で作る「雑炊」は格別に旨い。



だから一つ一つのメニューをリーズナブルな値段で販売しても十分儲かると言う訳だ。創作メニュー好きな大阪の料理人・商売人が長い年月の中で工夫・編みだして来たメニュー。なべっこのポン酢は自家製。身の裏には大きな生簀があり活けふぐが食べれる。都会の生簀と呼ばれる京阪神の活け魚料理・寿司屋に卸す尼崎市地方卸売市場の「いけ万」が長崎県壱岐や愛媛県伊予で契約してオリジナルの餌で養殖している「とらふぐ」一番旨いとされる2kg前後の活けふぐを使用。伊賀水産が仕入れている卸直営店だから出来る旨さと値段に今日も感動。いやー名物ぶつ唐コースに自家製天日干しひれ酒旨かった。

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