初秋刀魚 塩焼き・焼き浸し・お造り 奴寿司【わんまいる】

2022年10月4日(火)18時30分
今日は仕事帰りに自宅近くの故岡八朗さんも通っていた老舗寿司屋「奴寿司」の女将さんが誕生日なので梅田阪急デパ地下でケーキを買って気持ちをプレゼント。先ずはビールをグイっと一杯。出て来た先付は何と今年初の秋刀魚の焼き浸し。



ご主人得意な自家製三杯酢に紅葉おろしと刻みねぎの中に香ばしく焼いた秋刀魚が浸けられています。香ばしくて旨い。



いつもの都会の生簀「いけ万」の伊予で契約養殖している日本で一番美味しいと個人的に思うカンパチ・特大平目・するめいか・それに秋刀魚のお造りを注文。



秋刀魚はおろし生姜を少し乗せて醤油を少しだけ浸けて食す。程よく脂が乗って旨い。当日近くの尼崎市地方卸売市場で仕入れた秋刀魚で、この目利きが素晴らしい。この秋初めての熱燗を頼んで本日の主役「秋刀魚の塩焼き」が登場。遠赤外線ガス台でこんがり焼いた”生さんま”の塩焼きです。



酢橘を絞り、頭を押さえて一気に骨をとり、ほぐした身に摺りたての大根おろしに醤油をかけて一緒に食べると焼き立てのふっくらした身と酢橘と大根おろしが混ざり格別の味わい。出世魚ではないのにいつの間にか高級魚に出世した。秋刀魚を食べに寄ったのではないが、今年初の秋刀魚三昧に感謝。〆に全国の寿司屋のご主人が口を揃えて言う「熱燗=鉄火巻き」を注文。繊細な刺しが入った鮪の鉄火巻きを醤油を浸けてツンと来る山葵の香りと共に鮪の旨味を噛みしめて熱燗を含み、秋の訪れを感じました。



ちなみに鉄火巻きの由来は①賭博場の事を「鉄火場」と呼ばれ、手に酢飯が付かず鉄火場で博打をしながらでも手軽に食べれる事から②気質の荒い者を鉄火者と呼び、まぐろの赤い色と山葵の辛さをたとえに「鉄火巻き」と呼ぶようにうになったと辞書に書かれていました。僕より10歳年上のオシドリご夫婦。これからもお元気で美味しい魚料理を提供下さい。



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