島根県産品の開発と販売支援で業務提携、島根和牛の肉じゃがをキッカケに冷凍惣菜を!【わんまいる】

2020年9月1日(火)今日は独立開業32周年の創業記念日です。中学3年の時に酒屋へアルバイトに行ったのをきっかけに高校3年間バイトを続けてそのまま就職。5年後、結婚を期に酒屋が経営する居酒屋の店長を任せられ、朝早く起きて中央市場に買い出しに行き、安くて新鮮な魚を捌き、見よう見まねで創作料理を作り、お客様へ提供。現在では、殆どの大衆酒場は大手冷凍食品メーカーの半調理品を使用している所が多い。鰯にしても目利きして新鮮なものを直ぐに下ごしらえする方が美味しいのに決まっています。

これが口コミで広がり、行列が出来る繁盛店になり子供二人にも恵まれましたが、雇われ店長の給料では生活は厳しく、そんな時にアサヒビールからがんこ寿司の小嶋社長を紹介され誘われましたが、友人からは独立を薦められ、「創作料理の居酒屋」で独立をしようと決意したものの、当時はバブルの絶頂期で、飲まず食わずで貯めた資金ではとてもではないが無理だと断念し、投資が少ないお酒・お米の宅配専門店として大阪市内で一番土地が安かった公害訴訟で有名だった西淀川区で9坪の建売住宅を購入し、1階のガレージを店舗兼事務所として得意先の工務店社長の好意で無料で改装してもらい、独立開業を果たしました。

4年目で当時の酒屋の平均年商が4千万円に対して、1億8千万を売上げ、業界紙が取材にきたり、船井総研さんからクリニックツアーで見学に来られるようになりました。

そこで見学問合せして来た酒屋に声をかけて、共同仕入のグループ酒塾を結成すると、瞬く間に全国組織となりました。しかしその後、加盟店同士で値引き合戦が行われるようになり、嫌気がさしていた所に、アサヒビールの当時の常務から宅配FC事業展開を勧められて、現在の㈱ファミリーネットワークシステムズを設立。新潟、千葉、東京、埼玉、神奈川、山梨、岐阜、愛知、京都、滋賀、大阪、兵庫、香川、愛媛、岡山、福岡、熊本と17都府県のアサヒビール特約店の地場酒卸と業務提携し、宅配事業を展開。

平成15年の酒類免許自由化の影響で、酒類の売上が大幅に減少する中で、唯一売上が伸びていた全国の酒蔵やお米の生産者を訪問する傍ら地域名産品(ご当地グルメや郷土料理)の販売を強化しようと思い、注文を聞いた分だけ一品からピッキング・同梱して届けるわんまいるシステムを伊藤忠商事と業務提携して開発。こだわりのお酒・お米・食品の宅配専門店「わんまいる」として平成17年にスタート。

伊藤忠商事の紹介で、当時全国的に知名度が低く、、高齢化比率・人口減少化1位の島根県庁が、地域名産品の販路拡大と観光振興を目的にブランド推進課を設立され、業務提携して地域名産品の開発及び販路拡大を支援させていただく中で、ご当地グルメとして開発した島根和牛の肉じゃがを販売したところ。お客様から「こんな惣菜を待っていたのよ!」「買い置き出来るように真空パックして冷凍して欲しい!」との声が上がり、それに応えて、冷凍惣菜を真空調理の第一人者、元帝国ホテル料理長の石川シェフの指導を受けて開発。

真空パックで味が染込み、砂糖・塩・醤油が少なくても出汁が染込み、美味しいと評判に。。献立を考えるのが一番大変なので栄養バランスを考えた夕食のおかずセットを作って欲しいと頼まれ、知り合いの管理栄養士に相談して1食当たり平均400kcal・塩分3.5g未満の主菜1品・副菜2品のおかずセットを開発販売するようになりました。

今日ではお酒・お米・飲料水・調味料の売上構成が20%に下がり、冷凍おかずセット及びご当地グルメや軽食など冷凍惣菜の売上構成が80%に上がりました。今回のコロナウィルス感染拡大の影響を受け、「おかず通販」が約2倍で伸びています。

今日も通販事業部と管理本部とミーティングを済ませ、センターから抜き打ちで持ち帰っての検食です。先ずは、京都桂茶屋さんに作ってもらっている豚汁を石見ポークはじめ食材を増やしてリニューアルしました。試食の時より少し味が薄いので、白味噌を5%増やすことと、人参と大根のカットを2倍の大きさにするように指示。

レンジでできる「九条ネギの鴨南蛮そば」。これは美味しい!

レンジでできる「丹波鶏のすき焼小鍋」。ベースの出汁は美味しいのですが、醤油を1割、鶏肉を2割増やすように伝えました。

4品目からは、来週木曜日からお客様に出荷開始する夕食のおかずセット「健幸ディナー」1012-1号を検食。1セット目は、「主菜:天日干し骨抜き秋刀魚の塩焼き」「副菜:ほうれん草のおかか和え」「副菜:じゃが芋の煮ころがし」のセットです。見るからに丸々太っていて、黄金色に焼かれた秋刀魚は美味しそうです。酢橘を絞り、大根おろしに少し醤油を垂らして食べれば最高だと思いました。

2セット目は、「主菜:北海道産の秋鮭とじゃがいものバター焼き」僕の大好きなおかずです。バターが染込んで無茶苦茶旨い!「副菜:茄子と青梗菜のトマト煮」「副菜:ごぼうと3種豆のサラダ」も申し分ない味です。

3セット目は、「主菜:国産若鶏の照り焼き」見事にこんがり焼かれています。柔らかくてジューシーで臭みなく美味しい!「副菜:玉ねぎとピーマンともやしのチャンプルー」「副菜:南瓜としめじの煮物」のセット文句のつけようが有りません。

4セット目は、「主菜:石見ポークの一口カツ」いやー脂身が少なく赤身が美味しい。柔らかくて本当に美味しい!先日、外食で食べた1,850円のとんかつランチよりはるかに旨い!「副菜:じゃがバターコーン」「副菜:ブロッコリーのサラダ」これまた文句なし。

5セット目は、新宿伊勢丹本店など全国主要百貨店に中華惣菜店を展開する神戸本社のフーズパレットさんに作ってもらった「主菜:肉団子と野菜の甘酢あんかけ」。さすが安定した品質で美味しい!「副菜:茄子と玉ねぎとピーマンのチリソース」「副菜:国産ごぼうサラダ」。それぞれの料理を得意とするホテルやレストランに卸されている専門店さんに協力いただいて作ったおかずのセットです。失礼ながら病院や学校給食、産業弁当とは異なり、コンビニやスーパーで売られている大手食品メーカーさんの冷凍食品やお惣菜とも違います!

午後からは、創業以来週に一度も欠かさず続けている新聞切り抜きリポート「堀田の本音」(オンライン絆会参照)を執筆。定時に切上げ、学生時代からの親友で、鉄鋼商社の日世通商を営む傍ら、高知県室戸市で日本初の海洋深層水温浴施設「シレスト室戸」の運営を室戸市から委託を受けている平野社長と北新地本通りにある土佐鮨処「おらんく家」で待ち合わせし、高知県大阪事務所の濱渦所長と南次長様を紹介してもらいました。

20年ほど前に平野の紹介で室戸の海洋深層水を紹介され、全国で販売したのを皮切りに、これまでも高知県のブランド食材やご当地グルメを色々取扱ってきました。丁度今月から四万十ポークを使った肉じゃがを夕食おかずセット「健幸ディナー」の献立に採用した所です。土佐の食材を使った懐石料理と土佐を代表する地酒「土佐鶴」を竹筒で味わいました。

先付「胡麻豆腐」からはじまり、郷土料理の「鰹の藁焼き」「蓮根饅頭蟹あんかけ」、一瞬鴨肉かと思うブランド鶏「足摺キングの照り焼き」、「天ぷら盛合せ」、「炙り太刀魚の土佐酢ジュレ」、〆に「鮨5貫としじみ汁」にデザートは「マンゴープリン」9品と満腹。ところどころわんまいるでも使っている中食がありました。

帰りにお店の前で平野と濱渦所長と南次長とザ・ぼんちおさむ師匠承諾ポーズで記念撮影。

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