わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (8/28~9/3お届け分)

僕は23歳で大阪市港区弁天町駅前の勤めている酒屋が経営する居酒屋の店長に抜擢されて以来37年間に渡り、食材選びと作りにこだわり商品開発に携わってきました。稲作ではお米の品種改良・土壌改良・栽培方法や稲刈りのタイミングや、玄米保管に精米まで徹底してしまいます。どうもコレだと思うと石が珠になるまで磨き上げないと収まらない性格です。いまの事業においては、特に食材に向いた料理を作る事が最も大切だと思っています。食材を吟味し、これなら何に向いているのかを見極める事が重要です。だから餅は餅屋に聞けと言う諺通り、わんまいるではそれぞれの料理を得意とする専門会社に委託製造しています。それでは今週お届けする献立メニューを紹介させて戴きます。

1食目の主菜は、「宮城県産 はまちの塩焼き」です。宮城県石巻漁港水揚のはまち(関東ではイナダと呼びます)を地元の仲買い水産品加工食品製造業のみのりフーズさんにしっとりと焼き上げてもらいました。ハマチと言ってもぶりの手前の大きなサイズで脂が乗って旨味が詰まっています。副菜は、カロテン、ビタミンC、ビタミンB群を多く含むかぼちゃを使い、石見ポークとでほどよい甘さに仕上げた「かぼちゃのそぼろあんかけ」と、味がよく染み込んだ「切り干し大根の旨煮」をセットにしました。カルシウム、鉄分、食物繊維が豊富な切り干し大根は、貧血予防や便秘改善などにも効果があり、栄養たっぷりな一品です。

2品目の主菜は、「金華さばの味噌煮」です。世界三大漁場の一つ三陸で獲れた金華鯖を、高知市と大阪北新地で土佐料理・割烹・料亭・ステーキハウスなど展開するマークさんの南国市のセントラルキッチン ガイアさんで作ってもらいました。強火でサッと煮付けているので身が締り美味しく出来上がっています。日本で一番美味しい鯖の味噌煮付けと言っても過言ではないと思います。高級飲食店ならではの上品で繊細な味わいをご賞味下さい。副菜は、昆布の旨味が感じられる「大豆の五目煮」と緑黄色野菜の中でも栄養価の高いほうれん草を使い、人参を入れて彩りもよくした「ほうれん草と人参のお浸し」を箸休めとしてセットにしました。

3食目の主菜は、「石見ポークロース生姜焼き」です。焼くと肉の旨味が出て染込み抜群に美味しくなる石見ポークの極上ロースを使っています。生姜に含まれる辛味成分は体を温めてくれたり、胃腸の働きを整えてくれる効果があります。副菜には、ひよこまめ・青えんどう豆・赤インゲン豆にキャベツを使い、酸味あるさっぱりと味付けをした「3種豆とキャベツのサラダ」と、ビタミン類、カルシウム、鉄、食物繊維など、栄養満点な青梗菜を使った「青梗菜と玉ねぎのチキンスープ煮」をセットにしました。

4食目洋食メニューの主菜は、「ロールキャベツ トマトソース煮」です。国産豚肉100%使い、ひとつずつ手巻きして、トマトソースで煮込みました。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、カロテンのような働きを持つ為、キャベツと一緒に摂るとキャベツの効果も高めてくれて相性が良いんです。副菜には、サラダの位置づけとしてマヨネーズで味付けた「ひじきと枝豆のサラダ」と、ビタミンCを多く含んだじゃがいもを使い、バターで味付けした「じゃがバタ―コーン」をご用意。彩りもきれいなセットに仕上げています。

5食目の中華メニューの主菜は、「日南どりのからあげ』です。大分県の郷土料理「とり天」の名を全国に知らしめた鶏調理専門のデリカフーズ大塚さんに作ってもらいました。外はカラっと中は柔らかくてジューシーに仕上げています。副菜には、ごまの風味が香る「白菜と小松菜の中華風お浸し」と、甘酸っぱい味わいの「ピーマン、玉ねぎと人参の甘酢あん」をセットにしました。

来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (8/21~8/27お届け分)

僕は幼い頃、両親が離婚して母の実家で祖母と祖父に育てられ、母は8人兄弟の下から二番目で僕が初孫、叔父叔母も近くに住んでいて堀田家はお酒は誰も飲めなく、食べるのが好きなグルメ派。僕が生れた昭和30年代は東京オリンピックが開催、40年代は大阪万博も開催され戦後の復興高度成長真っ只中。商店街は賑わい、大阪難波や梅田には演芸場や映画館に人があふれ、「天下の台所」、「食い倒れの町」として”食べもんや”があちらこちらに有り、今から思うと一番良き時代だったように感じます。叔父叔母がいつも阪神百貨店のいか焼きや唐揚げに始まり、新世界の串カツ、天ぷら、九条のまむし(鰻丼)に、弁天ふ頭のバッテラや大阪寿司(鯖など押し寿司)に天王寺の阿倍野ポテトなど大阪中のグルメを買って来てくれ、てっちりやすき焼もよく食べました。家の近くにもお好み焼き屋、たこ焼き屋、うどん屋、洋食屋、丼屋など沢山有りました。
ところが時代と共にスーパー、ショッピンセンター、コンビニ、飲食店チェーンが台頭し、個人経営の専門店は僕が高校を卒業するころには殆ど無くなってしまいました。叔父叔母も年を取り、足腰が悪く買物に不便を感じる祖母に仕事帰りに買って来る得意先に作って貰ったおかずを美味しそうに食べる姿が目に浮かびます。そんな事から美味しいものには目が無く、人にも美味しいものを食べさせてあげたいと言う思いが人一倍強くなりました。偶然にも23歳で居酒屋の店長を行い、毎朝仕入れに行き食材を見極めて喜んでくれるお客様を想像して今日のお奨めメニューを作り提供、結局今でも同じ事を続けています。それでは今週お届けする献立をご紹介させて戴きます。

1食目の主菜は、「九州産 あじの開き」です。肉厚で脂が乗った真あじをこんがり焼きあげました。ふっくらとした食感をお楽しみ下さい。あじに含まれるカルシウムは、骨や歯を形成してくれる栄養素で、骨粗鬆症予防にもつながるので積極的に摂りましょう。副菜には、彩り良くて栄養たっぷりの「ほうれん草としめじとちりめんの卵とじ」と、コリコリした食感でタンパク質豊富な山形県最上郡特産の秘伝豆を使った「秘伝豆と大豆の旨煮」をセットにしました。

2品目の主菜は、「とろいわしの梅煮」です。昭和30年島根県隠岐の島より鳥取県境港に渡り水産品の製造を始めた小倉水産さんに骨まで食べられるようじっくりと炊き上げてもらいました。さっぱり食べやすい梅煮にしています。梅の酸味であるクエン酸は、代謝を活発にして疲労回復効果があるので、夏バテ防止にも良いメニューです。副菜には、ピリッと辛くきんぴら風に炒め煮にした「じゃが芋ごま金平」と、大分豊後の名物で、鶏の旨味があふれ出る「とり天」をセットにしました。

3食目の主菜は、「国産鶏の照り焼き」です。鶏肉消費量の高い大分県にある鶏肉調理専門のデリカフーズ大塚さんに作ってもらった、3ヶ月の若鶏を使用した照焼で、柔らかくて弾力のある身でジューシーな味わいです。トースターで3分ほど炙ると焼きたての食感を楽しんで戴けますよ。食べ応えのある鶏の照り焼きには、βカロテンやビタミン類などを含み、栄養価が高く美容や健康にも良いとされるかぼちゃを使った副菜として「かぼちゃとしろ菜のあんかけ」と、シャッキした食感が楽しめ、さっぱりとした酸味のある「大根と人参のなます」をセットにしました。

4食目洋食メニューの主菜は、「宮崎県産黒毛和牛と黒豚のデミグラスソースハンバーグ」。宮崎の食材を宮崎県西都市で創業された県内有数の畜産精肉加工販売まで手掛ける中村食肉さんに作ってもらった逸品。黒毛和牛と黒豚を黄金比率で練りこみ、洋食屋やレストランで出されるような味を楽しめます。副菜には、彩りが鮮やかな「ほうれん草とコーンの炒め物」と、添えとして、「北海道産じゃが芋のポテトフライ」をご用意しました。ほうれん草は、βカロテン、ビタミンC、鉄分やミネラルをバランスよく含んでいます。ビタミンCは、βカロテンの抗酸化作用を助けてくれる効果もあります。

5食目の中華メニューの主菜は、「対馬原木しいたけ入り八宝菜」です。栄養素をたくわえた原木で育ったしいたけには、ビタミンDや食物繊維など、栄養がたっぷり含まれています。長崎県対馬で栽培されている原木椎茸をはじめ、北海道噴火湾産の帆立貝に白菜・玉ねぎ・青梗菜・人参・ピーマンと国産食材100%と贅沢な八宝菜に仕上げました。たくさんの食材が摂れる八宝菜は、栄養バランスの良い一品です。副菜には、昭和35年創業の東京都杉並区の中華食材製造卸の隆峯さんに作ってもらった「春巻き揚げ餃子」を大阪西区の吉フーズさんに揚げてもらいました。餃子好きの僕が納得した一品です。それにピリッと辛みを効かせ味の変化を楽しんでいただきたく、「玉ねぎ、ピーマンと人参のチリソース」と、ご用意しました。

では来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (8/14~8/20お届け分)

ご家庭で冷凍食品、冷凍惣菜の消費が年々増え過去最高を更新しました。この冷凍食品製造会社は①病院・学校給食・介護施設向け②食品スーパー・コンビニ・大衆飲食チェーン向け③ホテル旅館・レストラン有名店・機内食・百貨店向けと大きく三つに分類されます。わんまいるでは多くが③に卸されている食品製造会社様に製造を委託しています。手作りを重視、主菜・副菜それぞれ異なる専門食品会社に作って貰い、神戸のわんまいる冷凍センターでセット組みして魚メニュー2食、和・洋・中と週5日分のミールキットを出荷しています。出来る限りご当地のブランド食材を使用、国産食材100%のセットです。それでは今週お届けする献立メニューをご紹介させていただきます。

1食目の主菜は、「北海道産鮭のレモンペッパーオイル焼」。大阪市中央卸売市場で仲卸 “鮭の三恒”の異名を取る株式会社三恒の三代目三上社長が自ら産地で目利きした北海道産の鮭をレモンピール・唐辛子・レッドベルペッパー・パセリ・マスタードといった香辛料を混ぜたオイルで焼き上げました。オイルソースが素材をコーティングして蒸し焼き状態になるので、鮭の身が柔らかくジューシーに仕上がっていて、レモンの爽やかな香りが食欲をそそります。解凍後バター又はマーガリンを添えてアルミホイルに包みトースターで2分程焼くとより一層美味しくなりますよ。副菜には、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富な3種豆(ひよこ豆・青えんどう・赤インゲン)をトマトベースで煮込んで香りと風味が良い「3種豆のトマトソース煮」と、ホクホクとした食感の「ポテトサラダ」をセットにしました。僕はオイル焼きの時は、主食にバケットを焼いてワインで楽しんでいます。

2品目の主菜は、「三陸北海道産 たらの煮付」です。三陸から北海道にかけて獲れる真だらを宮城県石巻漁港の水産加工会社ミノリフーズさんに一次加工から最終調理までしていただきました。タレがじっくり染み込んでいます。海外産の冷凍たらにはないふっくらとした食感をお楽しみ下さい。副菜には、彩りも良く、優しい味わいに仕上げた「茄子、人参とかぼちゃの揚げびたし」と、ビタミン、ミネラルが豊富な小松菜と食物繊維があるこんにゃくを使い、ゴマの風味と豆腐のコクが良い相性の「小松菜とこんにゃくの白和え」にしてセットしました。

3食目の主菜は、「四万十ポークと淡路島産玉ねぎの肉じゃが」です。高知県四万十町で養豚されている、ほどよい脂身があって、甘くてとろける脂身が特徴の四万十ポークと、北海道産のじゃがいも、淡路島産玉ねぎを使っています。大きめにカットした食材に、四万十ポークの旨味と出汁がじっくりしみ込んでいて、おふくろの味を感じられる一品です。淡路島内及び関西一円のホテルや飲食店に卸されている明治初期淡路で創業した沖物産様に作っていただきました。副菜にはカルシウム、鉄分、食物繊維が豊富なひじきと、消化吸収率の高い大豆を組み合わせた「ひじきと大豆の煮物」と、箸休めとして胡瓜のパリッとした食感が楽しめるさっぱりとした味わいの「わかめと胡瓜とじゃこの酢の物」をご用意しました。きゅうりのビタミンCは、酢の物にすることで、ビタミンCが壊れるのを防いでくれます。和食の人気定番メニュー肉じゃがに合わせました。

4食目の主菜は、国産鶏肉を使った「国産チキンカツ」です。下味をしっかりつけた鶏のむね肉を食べやすい厚さに開き、サクサクとした食感になるような揚げ温度と時間で調理いたしました。副菜は、カレー風味で味変を楽しんでいただきたく「キャベツと豆もやしのカレー炒め」をセットに。もう一品の副菜「玉ねぎ、人参とピーマンのマリネ」は、ビタミンCが豊富なピーマンを、さっぱり食べられるマリネに仕上げました。

5食目の中華メニューの主菜は、「肉団子と野菜の甘酢あんかけ」です。食材の旨味を活かした調理で、甘酢あんの程よい酸味が食欲を増進させてくれます。副菜には、彩りもあって、ごま油の香ばしさが香り中華に合う「ほうれん草と人参のごま油風味」と、豚の旨味がぎゅっと詰まった「国産ポーク焼売」をセットにしました。

来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (8/7~8/13お届け分)

「餅は餅屋に聞け」何事においても、それぞれの専門家に任せるのが一番良いという諺通り、日本全国各地にはその地域で長年に渡り食べ継がれて来た商品があり、それを製造する会社が有ります。僕は創業以来33年間全国各地を訪問し、こだわりの生産者や食品製造業者を探して参りました。これからも探し続けて少しでも美味しい郷土の食材、料理を皆様へご紹介させていただく事を使命と思っています。それぞれ異なる専門店に作って貰った主菜・副菜を神戸東灘区の専用冷凍センターでセット組みをして週5日分の夕食のおかずセットとしてお届けしています。それでは今週お届けする献立を紹介させていただきます。

1食目の主菜は、「大分県津久見ぶりの漬け焼き」です。大分特有の甘い地醤油がベースの秘伝のタレで焼き上げました。副菜は、鉄分、葉酸が豊富なほうれん草と、ビタミンやミネラルが豊富な卵を使った「ほうれん草と椎茸の卵とじ」をご用意。それに、コリコリとした食感と、噛むほどに口の中に旨味が広がる山形県最上郡特産「秘伝豆」の塩ゆでをセットにしました。大分の恵まれた環境で育った、脂のりがよく身がしまっているブリは、ビタミンDが豊富なので、カルシウム豊富な秘伝豆がカルシウム吸収率をアップしてくれます。

2品目の主菜は、「瀬戸内海産 太刀魚の南蛮漬け」です。香川県さぬき市の水産会社安岐水産さんに、地元瀬戸内で獲れる太刀魚を丁寧にカットして油で揚げた後、鳴門産のわかめと玉ねぎと人参を加え、まろやかな酸味の南蛮漬けに仕上げてもらいました。骨も取り除いて食べ易く、流水解凍で冷たくお召し上がり下さい。副菜には、食物繊維たっぷりのごぼうを玉子でとじ、ほんのり山椒を効かせた「ごぼうの柳川風」と、ふくよかな味わいの「がんもと彩り野菜の含め煮」をセットに。がんもは、丈夫な骨や歯を作るカルシウムや、更年期障害を改善する大豆イソフラボンが含まれています。栄養たっぷりの大豆製品を取り入れていきましょう。

3食目の主菜は、宮城県のブランド鶏「みやぎ森林鶏」を使用した「みやぎ森林どりの筑前煮」です。地元東松島市の石川食品さんで、加工した筑前煮は、鶏の出汁が野菜に染込んで口に入れると旨味が口いっぱいに広がります。僕はいつも汁まで飲み干してしまいます。根菜類が摂れて、栄養バランスのよい筑前煮は、歯ごたえもあり満腹感もあります。副菜には、和食の定番メニュー、厚焼き卵に野菜を加えて栄養アップさせた「五目厚焼玉子」。それに、油でサッと揚げる事で出汁が染込み美味しくなる茄子を味噌仕立てにした「茄子の揚げ煮 味噌風味」はトロっとした食感をお楽しみください。茄子のナスニンは油と相性がよく、油分と一緒に食べると、体への吸収率がアップします。

4食目の主菜は、国産豚肩ロースのステーキ「トンステーキ」です。塩と胡椒のシンプルな味付けで、そのままでももちろん美味しいですが、お好みでケチャップ、ポン酢、中農ソースなどでお召し上がり下さい。豚肉には、摂取したたんぱく質や糖質を、体内でエネルギーに変える作用のあるビタミンB1を含みます。
副菜には、ビタミン・ミネラルなどをバランスよく含んでいる豆と、肉類のコレステロールを排出してくれるごぼうと合わせた「3種豆とごぼうのサラダ」と、玉ねぎと茄子を使ってトマトベースで煮込んで、野菜からの旨味がたっぷりでた南フランス発祥の料理「彩野菜のラタトゥイユ」をセットにしました。

5食目の中華メニューの主菜は、「石見ポークの挽肉で作った麻婆豆腐」です。大きめにカットした豆腐を使い、麻婆ソースには赤身がおいしい石見ポークの挽肉を使ったボリューム満点の麻婆豆腐。豆板?控えめにして辛さを抑えました。ご飯にかけてもそのままでも満足の一品です。副菜には、柔らかい歯ざわりの「国産チキンナゲット」と、ビタミンC、葉酸、ビタミン類、食物繊維などを含み、栄養価の高いブロッコリーを「ブロッコリーの中華風お浸し」にしてセットにしました。

来週もどうぞお楽しみに。

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (7/31~8/6お届け分)

昭和63年9月1日に宅配専門店として独立開業以来、全国各地を訪問してその地域で長い間食べ継がれて来たご当地グルメを探しご紹介して参りました。こんなところにこんなに美味しく作られている商品があったんだと出会う度に感動します。まだまだ全国に知られていないご当地ならではの隠れた逸品があり「作るのは上手いが販売するのは下手」な職人気質の食品製造会社さんが存在します。しかも有名旅館や有名飲食店の下請けをされていたり、美味しいのにパッケージが今一など少し手を加えると凄く美味しくなる商品も沢山あります。そんな各地で出会った老舗食品製造会社様に献立を作って戴き、神戸のわんまいる冷凍センターで主菜副菜をセットして週に一度お届けしています。それでは今週の献立メニューをご紹介させて戴きます。

1食目の主菜は、「国産さばの塩焼き」です。千葉県銚子漁港水揚のさばを、大正14年創業で、神戸中央卸売市場水産仲卸と加工調理会社の財木商店さんの職人が、じっくり手焼きしてこんがり黄金色に焼いていて、旨味をぎゅっと閉じ込めていて、やわらかく食べやすいです。血液をサラサラにするEPA、DHAが豊富なさばには、消化吸収を助ける「なめこおろし」と合わせることで体に優しい疲労回復メニューになるので副菜採用しています。ぜひさばの身をほぐして混ぜて食べていただきたいです。もう一つの副菜には、出汁がよく染み込んだ「ほうれん草、人参、厚揚げの炊き合せ」をセットにしました。

2品目の主菜は、「宮城県産はまちの煮付け」です。宮城県石巻漁港水揚げのはまち(関東ではイナダと呼びます)を地元のミノリフーズさんにて仕上げてもらいました。味が良く染み込んで、身がふっくらしています。身をだし汁に浸けて食べると美味しいです。昔の様に近海の魚を鮮度よく加工調理すれば臭みなく食感も良くて美味しいのです。副菜は山形県最上郡の野菜加工製造会社三和食品さんに作って貰った、出汁がじっくり染込んだ「大根と人参の旨煮」とさっぱりと箸休めとして「わかめと玉ねぎのポン酢和え」をセットにしました。

3食目の主菜は、「東北産 豚丼の具」です。多くの牛タン専門店のメニューの製造を手掛ける宮城県のフクベイフーズさんに国産の豚肉と玉ねぎを使い、醤油ベースで仕上げてもらいました。玉ねぎの甘味と豚肉の旨味がマッチしてご飯が進む一品です。ご飯にかけずにそのまま食べても美味しいです。副菜には、ほくほくとした食感の「じゃがいもの煮ころがし」と、徳島県阿波市の野菜加工食品製造会社徳冷さんが作る和惣菜の定番「ほうれん草とこんにゃくの白和え」をセットにしました。

4食目洋食メニューは、「チキン南蛮」です。宮崎県都城市が発祥のご当地グルメである「チキン南蛮」を地元でタルタルソース製造が得意のネオフーズ竹森さんに作ってもらいました。若鶏のムネ肉を独自のタレで漬け込んで揚げたものに、別添の甘味と酸味のバランスが良いタルタルをかけます。冷凍が難しいタルタルソースが分離せずに美味しく仕上がっています。チキン南蛮に含まれるビタミン類は疲労回復効果が。暑くなってきた季節もしっかり食べて体を整えていきましょう。副菜には、しっかりと野菜を摂っていただきたいと思い、じゃがいも、人参、ブロッコリーを使った「温野菜サラダ」をご用意。もう一品は、胃腸を守る働きがあるキャベツとトウモロコシを使った「キャベツとコーンのコールスロー」を副菜に採用しました。

5食目の中華メニューの主菜は、高級寿司屋から学校給食まで玉子焼きを納めている、富山市の玉子焼き専門調理会社の三和製玉さんに作ってもらった「天津玉子の中華あんかけ」です。ふわふわの天津玉子の旨味を引き出したあんは絶品です。副菜には、食物繊維、カリウム、ビタミンC、葉酸などを多く含む豆もやしをさっぱりとした中華風お浸しにした「豆もやしの中華胡麻和え」と「さつま芋の旨煮」をセットにしました。さつまいもには、熱で壊れにくいビタミンCが豊富に含まれています。皮にも、食物繊維やビタミンなどの栄養がたっぷりなので、皮ごと食べましょう。

来週もどうぞお楽しみに!