秘伝のたれで漬けこみ炙りを繰り返した、石巻いらこ穴子のお茶漬けは最高・・・

2018年12月22日(土)京王線千葉みなと駅を5時45分に出発し、東京駅に6時30分着。八重洲口のコンビニで大好物のハムカツサンドを購入し、無人レジで決済。7時の新幹線で新大阪駅へ。車内では皆さん食べ歩きマップを持っています。ご当地グルメ、専門店巡りがブームに。梅田オフイスに向かい、来年のスローガン、バレンタイン、恵方巻、初午稲荷寿司、ホワイトデーのLP(ランディングページ)の校正とカタログ972号と974号の校正を行いました。

ランチは時間が無い時は立ち食いカレーに決まり。ホワイティー梅田「泉の広場」手前の立ち飲み屋さんがサービスで提供する税込350円のメンチカツカレーを食べました。これが案外うまい。ブログを見て食べに行った人からも想像していた以上に美味しいですねと感想を聞きました。先週は火曜日におさむ師匠の誕生日のライブ、水曜日はアサヒビールさんからのプレゼン、木曜、金曜と宮城県、その足で千葉へ、さすがにこの歳になると疲れていつものスポーツジムは休みしました。薬局へ行き子供用のジキニンを飲み自宅へ。


18時前に戻り夕食は旬の手作り健幸ディナー「天津玉子焼き野菜あんかけセット」を食べました。カバンの中から下着を洗濯カゴに入れる際、先日お伺いした石巻の㈱ヤマトミさんから頂いた「石巻あなご茶漬けの素」が出てきました。長女に上げるのを忘れていた!丁度良いから食べてみようと思いました。中を見るとだしに国産の上節(鰹節)と三陸産のわかめを使用、石巻のいらこ穴子を必伝のたれで漬け込みロースターで炙りいれた「石巻いらこ穴子の炙り漬け」です。刻み海苔も付いているので山葵を加えて熱いお茶をかけて試食しました。いゃー美味しい!母の日や父の日、敬老の日のギフトとしてお奨めだと思いました!

ご当地グルメ&食材探しの旅_名取市・石巻市【宮城県】


今年4回目の宮城へ
今回は宮城県にやってきました。今年はこれで4回目になります。
大阪より5~6℃は気温が低いと聞いていたので、気合を入れてやってきましたが
天気もよくそれほど寒さを感じなくてホッとしました。

今回も宮城県農林水産部の佐伯さんと宮城県物産振興協会 八巻さんにアテンドいただきました。

直近の出張はレンタカーや社用車での移動だったので、今回は運転はしなくていいので少し気が楽です。

まず訪問したのは、
空港から15分ほど走ったところの名取市にある、1984年創業でゆべしをはじめとする和菓子や洋菓子を製造販売されている甘仙堂さんにお伺いしました。

業務全体をまかされている伊藤様にご案内いただきました。

お店にはゆべしをはじめ、みやぎならではのずんだ餅や洋風にしたずんだロールケーキなどがあります。

そもそもずんだとは 枝豆やそら豆をすりつぶしたペースト状のもので、
「ずんだ」「じんだ」「じんだん」「ヌタ」とも呼ばれるそうで、
宮城県の他に岩手県や秋田県、山形県、福島県においての郷土料理に使われるそうです。

さっそく試食させていただきました。

ずんだ餅・ずんだロールケーキ・ずんだ大福

気を使っていただき一個づつ用意していただきました。
しかし、朝一番から少しきついので一口ずついただきました。

私のいちおしは「ずんだカタラーナ」

プリン生地の上にずんだが乗せられています。
冷凍での取扱いでまずはそのまま食べてみましたが、アイスのようで、
カスタード生地とずんだの相性が抜群です。
左側は宮城県山元町のいちごを使ったいちごカタラーナです。

商談後半には解凍されていて、生地がやわらかくなっていて
個人的にはやっぱりやわらかい生地がおいしかったです。

もうひとつの一押しは杜のキャラメル

くるみが入った生キャラメルをクッキー生地で挟んでいます。

くるみもたっぷり入っていて味ももちろんですが、食感もいい!
冷凍対応可能とのことですのでぜひ夏意向に取り扱ってみたいです。

ちなみにずんだの原料となる豆は夏に収穫されるので、ずんだ餅はお盆の
お供えとして人気だそうなので、夏に向けてずんだ商品の計画していこうと思います。

最後はいつもの記念撮影。伊藤さん、代表のポーズにのってくれてありがとうございます。(はずかしそう・・)

その後に向ったのは名取市から1時間ほど走り、石巻市へ。
平成4年創業で金華さばやあなごなど水産の製造販売を行っている
ヤマトミさんを訪問させていただきました。

千葉社長、ご子息の千葉常務や阿部サブリーダーお石島さんが出迎えていただきました。

ヤマトミさんも平成23年の東日本大震災で工場・冷凍倉庫が全壊してしました。その後他社工場を借りて生産を再開し、
翌年平成24年には復旧工事が完了し、平成27年には第二工場も完成。ようやく以前の体制にまで戻りつつあるそうです。

一押し商品は煮あなごなのですが、こちらで扱う穴子は
イラコアナゴと言って、三陸沖の深海に生息していて、石巻では真あなごを
「はも」と呼ばれ、イラコアナゴを「沖はも」と呼ばれているそうです。

まずは工場を千葉常務にご案内いただきした。

この第二工場は3年前に出来たばかりなのできれいです。
品質管理の基準でもある「ISO22000:2005」も取得されていて食の安全にも
徹底されています。
金属探知機やX線検査機はもちろん 自社での放射能検査室も構えています。

中に入ると巨大な蒸し器には圧倒されました。

それに両面ガス火の焼きラインが設備されていて

大きな冷却庫

に続き大型トンネルフリーザーが設備されています。

この規模のラインを見たのは初めてです。

鯖の腹骨を取る機械も導入されています。

お客様からの要望も多い、
腹骨無しの国産鯖の塩焼きや煮付けができるので商談を進めたいと思います。

ちょうど「イラコアナゴ」の背びれのカット作業をしていました。

見学のあと会議室に戻り、試食をさせていただきました。
まずは金華鯖のハンバーグの試食です。
保存料は不使用。無添加で仕上げられている、
和風おろしソースとトマトソースの2種類です。

正直、盛付けは重要だと思いました。
見た目とパッケージの違いは気になりますね。

それでも、さば独特の臭みがなくて美味しいです。
食感は見た感じとは違い、非常に柔らかい。
肉類を使っていないので健康にいいですね。

煮あなごも通常のあなご(真あなご)に比べると
厚みが少なく小ぶりですが、味は穴子です。食べやすいくていいです。

他にも金華さばの焼さばや味噌煮など合計7種類の試食をさせていただきました。

ヤマトミさんは、来年3月にNHKの復興特集の番組に取上げられるらしく
弊社との商談も組み入れたいとのことでしたので、はじめから最後まで
ずっとカメラがまわっていました。どんな感じで編集されるのか見てみたい。

本日3件目にお伺いしたのは、10月10日に仙台市内で行われた商談会で商談を行い、
早くもおかずセットに「三陸産茎わかめと大豆煮」など惣菜を作ってもらうことになりました、本田水産さんへお伺いしました。

2代目の本田社長は65歳、自ら製造現場に入られています。
商談には本田社長はじめ、木野取締役、津田次長、それに担当の高橋さんに
同席いただきました。

すでに会社でも試食したことはありますが、改めて試食してほしいと
さばの味噌煮や鯖の漬け丼の具など7種類をごよういいただき試食。

その後工場内を見学させていただきました。

現場では味付と調理指導を阿部ともこさんというおかみさん的存在の方がやっていて、
忙しいそうに従業員の皆さんにテキパキ指示を飛ばされています。
なんと!30年間現場を指導されているそうです。

こちらでは、さばを丸1本ものを仕入れ、自社で、しかも手作業で
一尾ずつ捌いています。

中骨もピンセットで一本一本抜いたあと皮を剥いでいます。
簡単そうにみえて難しい作業でなんですよ。

大型のスチームオーブンがあると思っていたところ

煮物をつくる鍋の数がずらり。

作る商品によって使い分けているのがわかります。

いろいろ見てまわていると、あっという間にもう18時。。。
ずっと口が動いてる(食べている)一日でした。
体重が心配です。。。

いゃーまだまだ知らないご当地のグルメが、宮城県「伊豆沼の赤豚」に「おから粉末で作った柴田のおからパン」・・・

2018年12月21日(金)昨夜は登米市のビジネスホテルで宿泊、おにぎりとちょっとしたおかずセットの朝食を食べて、向かったのは物産公社の八巻さんの紹介で有限会社伊豆沼農産さんへ。純粋種「赤豚」の養豚を営む2代目の伊藤社長は僕より少し年上です。佐藤専務さんが試食を用意して下さり、早速もも肉の ハムと1センチ幅のロースのトンテキと2ミリスライスの肩ロース焼きを試食させていただきました。熊本の赤牛が最近知名度が上がって来ましたし、既に鹿児島、宮崎の黒豚は全国的に有名になりましたが、宮城県の赤豚は全く知りませんでした。細かなさしが入る脂質の多い品種だそうです。もも肉のハムとロースはよく言えば瑞々しい味覚、悪く言えば水っぽい!肩ロースはかなり美味しい!もう少し本格的に試食をしてみないと何とも言えないと思いました。僕は東北ではロースを主体に食べられるので、もも肉が余ると聞きます。僕はもも肉のステーキを焼き目を付けずに低温真空調理して冷凍し、背油と味噌仕立ての濃く旨ソースで別添で付けて、フライパンを強火で熱して背油を敷いて焦げ目を付けて焼いてから濃く味噌仕立て旨味ソースを絡めるように提案すればとご家庭でも飲食店様でも簡単に調理出来て 重宝がられるか?と思いました。後はお好みで七味をふりかけて(一番合う)お召し上がりいただければと思いました。今日もタイトなスケジュールなので今度ゆっくりとお伺いしたいと思いました。

次に向かったのは先月仙台市でご紹介していただいたラーメン蔵八亭を県内に複数展開されている株式会社服部様に訪問、前回ご提案した牛タンそぼろと牛タン餃子とふかひれ餃子スープの試食をさせていただきました。ともかく研究熱心の服部社長、自分が作ったものをあちらこちらで食べて喜んでくれるのが本望との事。別に自社ブランドにこだわる気は全く有りませんと伺いました。直営店のラーメンも是非食べて下さいと服部社長自ら運転して蔵八ラーメン店へ。まだ12時前なのに店内にはお客さんが大勢入っています。味噌味は赤味噌と白味噌ラーメンの2種類です。服部社長お奨めの赤味噌やや辛口を注文しました。一般のラーメン店の3倍~5倍ネギが沢山乗っています。決め手はこの独特のスープです。牛タンそぼろの煮だしが美味しかったように麺や具材より決め手はスープに有りました。餃子より驚いたのは唐揚げというよりは「とり天」です。服部社長考案の特製たれがかかっています。メニューの写真とは全く異なるので勿体ない。これならお土産としてお持ち帰りを推奨したらと思いました。大阪の煮干しラーメン玉五郎チェーンもスープが決め手、大事なポイントだと感じました。今日も朝から食べ通し!・・・お店で販売されている大きなチャーシュー量り売り。これ売りたい!と話すと食肉加工の免許が必要でというので、先ほど訪問した伊豆沼畜産で頼めばとご提案させていただきました。これもご縁です。出来れば地元の赤牛を広げる協力をいただければと思いました。あっというまにお店は凄い行列です。

蔵八さんを出て車で約1時間少しで柴田郡のあぶら麩や木綿豆腐、おからの粉で作るパン、果実園、惣菜製造など各施設ごとで製造販売されている社会福祉法人はらから福祉会さんで県庁の食産業推進課の太田さんと佐伯さんと合流、はらからさんは障害者の就労支援として運営されています。
驚いたのは各施設毎に製造するものを分担され惣菜製造所ではスチコン、ブラストチラー、急速冷凍機、真空パック機と一般の惣菜製造会社でも設備されてない機材が整い低温調理や真空調理も取り入れられているとのこと。恐れ入りました!おからを粉末にして小麦粉とブレンドしたカロリー控えめで食物繊維タンパク質が豊富なおからパンやマツコデラックスにも取上げられた木綿豆腐など人気商品の製造を手掛けられています。今回はあぶら麩を仕入れる話でお伺いしましたが豆腐ハンバーグや冷凍のおからパンの製造をお願いしたいと話をさせていただきました。
今日は時間がないから改めて製造現場も見学させて欲しいとお伝えし、はらから福祉会さんを後にしました!。

16時過ぎにJR仙台駅に到着、東京での打合せのあと、千葉で暮らす長女の所へ孫の顔を見に向かいました。

年内最後の出張!名取市のゆべし、石巻市の穴子と金華鯖に牡蠣、登米市のあぶら麩、柴田郡の木綿豆腐・・

2018年12月20日(木)昨夕はアサヒビールさんからの来年1月21日に発売する新商品第三のビール「極上 キレ味」のプレゼンテーションを受けて、その後「福吉兆」さんで懇親会ミニ懐石をいただきました。さすが吉兆さん、出て来る一品ずつの料理の腕が凄い!(さすが!)。翌日は宮城県へ行くので、早々に切り上げ帰宅。

今日は、今年最後の出張となる宮城県へ。今回は名取市・石巻市・登米市・柴田郡へ訪問します。神戸空港から仙台空港へ朝一番の飛行機で向かいました。出迎えてくれたのは宮城県庁食産業課の佐伯さんと物産公社の八巻さん(いつもありがとうございます)。空港から車で約15分の名取市の元祖ゆべしを製造している甘仙堂さんへ初訪問。一世風靡したゆべしも時代と共に地域名産の和菓子が廃れ、焼き菓子などスイーツに押され、しかもネット通販も含め市場規模は増えていますが、その分競争も激しくどこでも販売しているようなロールケーキやタルトでは売れません。店内を見せてもらうと仙台名物の「ずんだ餅」がずらり。その中で僕が目をとめたのが宮城名物ずんだをプディング生地にたっぷり乗せた「ずんだカタラーナ」と「杜のきゃらめる」というくるみをキャラメルで固めクッキーでサンドした焼き菓子が面白いと思いました。但し包装とパッケージがイマイチでデザインもインスタ映えするようにひと工夫する必要があると思いました。少しアレンジすれば爆発的に人気が出るとも思いました。遠慮していても始まらないので率直にお伝えして、ずんだカタラーナの生地の間にチョコレートやホワイトクリームや抹茶を敷く事を提案、更に食べきれるよう現在の容器を3分の1のサイズにして3個セットにするようにお伝えしました!・・・くるみキャラメルバターサンドという名前にして生地にバターを増やして和スイーツとして紙箱に入れるようにお伝えしました。宮城県ではお彼岸やお盆にずんだで包んだおはぎを食べると聞きましたのでついでにずんだときな粉とあんこの3種詰合せを作ってもらうようにお願いしました。快く引く受けていただき、出来上がるのが楽しみです。

ネット通販の場合容量が3人~4人前が一番の売れ筋です。ギフト用途が多いスイーツは1人暮らしが増えている事もあり、少量箱入が人気で、一人で10箱も20箱も購入する人が増えています。インスタ映えがする工夫も大切です。特にメティア実績や受賞履歴は購入するのに凄く大切なポイントと聞きます。僕が訪問する専門店さんやメーカーさんは歴史も古くメディア取材や受賞履歴も多い割には殆ど訴求されていません。


甘仙堂さんから車で1時間走ると石巻市に入り、物産公社の八巻さんの知り合いの寿司屋(飛翔閣)さんでサービスランチを食べる事に。お昼ということもあり次々とお客さんが来店。超繁盛店で海辺の寿司屋さんでは珍しくしっかりネタが寝かせてあり旨い!杉山社長が宮城県名産ホヤのボイルをサービスに提供してれましたが僕は苦手です。昔鮮度が悪く、臭くて苦いホヤの生を食べてからどうも苦手になってしまいました。牡蠣と同じく亜鉛やイソフラボンなど栄養素が豊富で地元の人には人気です。県内の方は新鮮なホヤを生食で食べられるから病みつきになるのではと思いました。見た目もグロテスクで鮮度が落ちるのが早く県外への流通が難しい。身を剥く手間もかかるので値段も安くならない事も広がらない理由のひとつだそうです。


午後から訪問させていただいたのは、「穴子蒲焼き」「金華鯖」など地元で獲れる魚介類水産加工会社のヤマトミさん。昼食中にNHKさんが大阪から商談に来られる風景や工場見学、試食風景などを取材したいので待っているとお伺いしてビックリしました。山脇からちらっとNHKさんが取材されることは聞いていましたが、会社に入る所からと本格的で驚きました。しかしまぁいつもの事なので気にせずに本社の中へ。千葉社長、千葉常務、阿部リーダー、石島開発ご担当と商談。三陸沖の深海に生息する穴子を主体に金華鯖始め地元で獲れる魚介類の加工を手掛けて製造卸事業を営みホテルや有名専門店に卸販売されているとお伺いしました。「いらこ穴子」と呼び、鰻によく似ています。食べると脂が鰻よりは少なく、穴子の食感ですが弾力もあって美味しいです。炭を使い、遠火でたれを工夫して焼けば大化けしそうにも思いました。
工場を見学させていただくと度肝を抜く巨大な蒸し器のラインにビックリ仰天。そして冷却ラインに連続して両面ガス火の焼きラインが設備されていて大きな冷却庫に続き、大型トンネルフリーザーが設備されていました。ここまでの焼きの製造ラインは以前に静岡の鰻製造会社で見て以来です。更に鯖の腹骨を取る機械も導入されており、念願の腹骨無しの国産鯖の塩焼きや煮付けをお客様にご提供できると思いました。

このように各産地では六次産業化が着々と進んでいます。魚を獲る、養殖する、豚や鶏を育てるだけでなく、食材として地元で一次加工そして最終加工までし消費地の東京や大阪はじめ海外で販売すると言う計画です。東京や大阪の土地や人件費の高い所の中央市場経由しての流通も様変わりするように感じます。

会議室に戻りヤマトミさんの新商品で一押しの鯖のハンバーグを試食しました。正直これまでも沢山この手の魚の身を使ったハンバーグを試食して来ましたが、まぁ美味しいものを食べた事がありません。折角試食に並べてくれているので味見をすると予想に反して全く鯖の味がしません。少し食感が柔らかいので玉ねぎなどボイル時間を控えるなど工夫を施せばと思いました。肉類は全く入って無いのでヘルシーです。但し鯖の臭みを払拭するネーミングなどアイデアが必要とも思いました。鯖やの右田社長に相談してはとも思いました。魚離れが続く中食育ちの観点からも魚を食べることは大切です。

ヤマトミさんを後にして向かったのは今回の宮城訪問第1の目的のおかずセットに採用予定の「三陸産茎わかめと大豆煮」など惣菜を作ってもらう本田水産さんへ訪問。2代目の本田社長(65歳)、自ら製造現場に入られています。取締役の木野様と次長の津田さんがご挨拶いただき、暫くすると津田社長が来られ、上質な鯖の水揚げがあったと連絡が入ったもので段取りをしていて遅くなり失礼しましたとご挨拶。早速工場内を見学させていただくと味付け&調理指導の責任者である阿部ともこさんが忙しいそうに従業員の皆さんにテキパキ指示を飛ばされていました。とても72歳とは思えません。繁盛している老舗の惣菜店や仕出し料理専門店には必ず一人味付け調理の工場長が存在しています。重要なポイントだと思います。煮魚にするには勿体ない脂の乗った鯖のぶつ切り煮、美味しそうです。

その後有名な著名人が来ると言う道路向かいの寿司正さんで地元の皆さんと懇親会、何と1kgもある鯖を浅く酢で〆た刺身など地元ならではの海の幸を堪能させていただきました。しかし一人9千円は少し高いなぁ?と細かい浪速の商売人は思いました。

大阪の煮干しラーメン玉五郎の由来はおじちゃんの名前だった!久しぶりのモダン焼きに感動

2018年12月19日(水)昨夕は、先日30年ぶりの再会を果たした小学生時代の友人であります今吉純一氏が経営する元気ファクトリー(本社:大阪市中央区島之内)に訪問しました。丁度31歳になる長男の裕次郎君が「煮干しラーメン 玉五郎」チェーンの社長に昨年就任したという事で挨拶いただきました。今吉の方はもっぱら海外進出に夢中で、大阪で多店舗展開している「焼き肉 どんどん」をシンガポールに2店舗オープンさせ、来年7月に3号店をオープンさせると聞きました。先日、一度食べてみようと思い、始めて「玉五郎」に寄って食べてみました。てっきり玉五郎と言うのでラーメンに入っている煮卵にこだわっているのかと思いきや、トッピングメニューとしてはありますが特別に煮卵にこだわっているわけではなさそうなので尋ねると、玉五郎はお爺さんの名前なんだだそうです。なんや!?だけど煮卵は子供からお年寄りまで好まれるし家で作るのは面倒なので美味しい煮卵を作れば人気が出る!と伝えました。「山形県に煮卵で大成功されている養鶏会社があるのでいつでも紹介するよ」と伝えました。オフィス入口で芳地企画室長と今一純一ボスと裕次郎社長と僕と山脇と5人で記念撮影。髪の毛が無い分老けて見られて損…?


その足で日頃から家族ぐるみでお世話になっております、吉本興業の大御所、漫才師歴史上初の日本武道館でライブも行ったザ・ぼんちのおさむ師匠の66歳の誕生日祝いに、大阪北区お初天神通りのニューサントリーファイブに駆け付けました。弊社を昨年4月に定年退職された福崎元取締役と医学博士廣瀬先生と山脇と4人で、1階にある弊社でも取り扱っている千房さんで久しぶりにモダン焼きを食べました。いやー旨い。


ライブハウスに入ると80人は入れる客席は満席です。マスターが気を使ってくれて前の席に座らせてくれました(感謝)。サンドイッチやピザなど注文しておさむちゃんバンドの演奏によるジャズを1年ぶりに聴かせていただきました。毎年恒例のおさむ師匠の誕生日のお祝いとしてジャズライブに寄らせていただいていますが、クリスマス気分を味わえ年の瀬を感じます。今年も1年間色々とお世話になり、ありがとうございました!・・・感謝です。


本日の試食は、大阪西区の惣菜専門店吉フーズさんから「石見ポークと国産筍とわかめの炊き合わせ」です。わかめが少し塩辛いのでしっかり塩抜きするように指示しました。「肉豆腐」の方は、春から夏場のメニューに使う場合には白菜を玉ねぎに変えるように指示しました。副菜の「高野豆腐と菜の花の炊き合わせ」ですが、これはだしが効いて美味しいです。「厚揚げと菜の花の炊き合わせ」は、白菜ではなくしろ菜に変更するように伝えました。味付けは長年やっているだけあって美味しいです。


そして競合会社の商品の試食もしました。唯一弊社と同じく真空パック包装で主菜1品、副菜1品とご飯と味噌汁のセットです。「肉じゃが風セット」「鮭の香味蒸しセット」です。わんまいるはおかずだけのセットで主菜1品・副菜2品のセットですが、こちらの方は、カロリー・塩分控えめで糖尿病予防やダイエットなど謳っているためか、極端に味が薄く入院すると出て来る配食の味覚とイメージです。しかし一般的な宅配食の多くがこの味付けが多いです。だしを使い、真空圧力で味を染込ませればもう少し味が乗って来ると思うのですが…何故しないのか?不思議です。おそらく管理栄養士が主体となり作っているように思います。それとご飯と味噌汁は別売りにして副菜を1品追加されたらと思います。理由として夕食時に晩酌する人はご飯と味噌汁がいらない人も多いと思うので、わんまいるでは味噌汁も米飯類も別売りにしています。


わんまいるはご当地の食材を使った地域名産品、ご当地グルメからおかずセットに発展したおかずのセットなので、そもそものコンセプトが違うから味も食感も違って当たり前です。ご当地の旬の食材を基本に使用、昔からその地域で食べ継がれている郷土料理(例えば、山形の芋煮や大分の鶏天、大阪のいもたこなんきんなど…)をメニューに取り入れています。これからも全国を回り、その土地ならではの食材や料理をメニューに加えて行きたいと思っていますのでどうぞ宜しくお願いします・・・