ご当地グルメ&食材探しの旅_名取市・石巻市【宮城県】


今年4回目の宮城へ
今回は宮城県にやってきました。今年はこれで4回目になります。
大阪より5~6℃は気温が低いと聞いていたので、気合を入れてやってきましたが
天気もよくそれほど寒さを感じなくてホッとしました。

今回も宮城県農林水産部の佐伯さんと宮城県物産振興協会 八巻さんにアテンドいただきました。

直近の出張はレンタカーや社用車での移動だったので、今回は運転はしなくていいので少し気が楽です。

まず訪問したのは、
空港から15分ほど走ったところの名取市にある、1984年創業でゆべしをはじめとする和菓子や洋菓子を製造販売されている甘仙堂さんにお伺いしました。

業務全体をまかされている伊藤様にご案内いただきました。

お店にはゆべしをはじめ、みやぎならではのずんだ餅や洋風にしたずんだロールケーキなどがあります。

そもそもずんだとは 枝豆やそら豆をすりつぶしたペースト状のもので、
「ずんだ」「じんだ」「じんだん」「ヌタ」とも呼ばれるそうで、
宮城県の他に岩手県や秋田県、山形県、福島県においての郷土料理に使われるそうです。

さっそく試食させていただきました。

ずんだ餅・ずんだロールケーキ・ずんだ大福

気を使っていただき一個づつ用意していただきました。
しかし、朝一番から少しきついので一口ずついただきました。

私のいちおしは「ずんだカタラーナ」

プリン生地の上にずんだが乗せられています。
冷凍での取扱いでまずはそのまま食べてみましたが、アイスのようで、
カスタード生地とずんだの相性が抜群です。
左側は宮城県山元町のいちごを使ったいちごカタラーナです。

商談後半には解凍されていて、生地がやわらかくなっていて
個人的にはやっぱりやわらかい生地がおいしかったです。

もうひとつの一押しは杜のキャラメル

くるみが入った生キャラメルをクッキー生地で挟んでいます。

くるみもたっぷり入っていて味ももちろんですが、食感もいい!
冷凍対応可能とのことですのでぜひ夏意向に取り扱ってみたいです。

ちなみにずんだの原料となる豆は夏に収穫されるので、ずんだ餅はお盆の
お供えとして人気だそうなので、夏に向けてずんだ商品の計画していこうと思います。

最後はいつもの記念撮影。伊藤さん、代表のポーズにのってくれてありがとうございます。(はずかしそう・・)

その後に向ったのは名取市から1時間ほど走り、石巻市へ。
平成4年創業で金華さばやあなごなど水産の製造販売を行っている
ヤマトミさんを訪問させていただきました。

千葉社長、ご子息の千葉常務や阿部サブリーダーお石島さんが出迎えていただきました。

ヤマトミさんも平成23年の東日本大震災で工場・冷凍倉庫が全壊してしました。その後他社工場を借りて生産を再開し、
翌年平成24年には復旧工事が完了し、平成27年には第二工場も完成。ようやく以前の体制にまで戻りつつあるそうです。

一押し商品は煮あなごなのですが、こちらで扱う穴子は
イラコアナゴと言って、三陸沖の深海に生息していて、石巻では真あなごを
「はも」と呼ばれ、イラコアナゴを「沖はも」と呼ばれているそうです。

まずは工場を千葉常務にご案内いただきした。

この第二工場は3年前に出来たばかりなのできれいです。
品質管理の基準でもある「ISO22000:2005」も取得されていて食の安全にも
徹底されています。
金属探知機やX線検査機はもちろん 自社での放射能検査室も構えています。

中に入ると巨大な蒸し器には圧倒されました。

それに両面ガス火の焼きラインが設備されていて

大きな冷却庫

に続き大型トンネルフリーザーが設備されています。

この規模のラインを見たのは初めてです。

鯖の腹骨を取る機械も導入されています。

お客様からの要望も多い、
腹骨無しの国産鯖の塩焼きや煮付けができるので商談を進めたいと思います。

ちょうど「イラコアナゴ」の背びれのカット作業をしていました。

見学のあと会議室に戻り、試食をさせていただきました。
まずは金華鯖のハンバーグの試食です。
保存料は不使用。無添加で仕上げられている、
和風おろしソースとトマトソースの2種類です。

正直、盛付けは重要だと思いました。
見た目とパッケージの違いは気になりますね。

それでも、さば独特の臭みがなくて美味しいです。
食感は見た感じとは違い、非常に柔らかい。
肉類を使っていないので健康にいいですね。

煮あなごも通常のあなご(真あなご)に比べると
厚みが少なく小ぶりですが、味は穴子です。食べやすいくていいです。

他にも金華さばの焼さばや味噌煮など合計7種類の試食をさせていただきました。

ヤマトミさんは、来年3月にNHKの復興特集の番組に取上げられるらしく
弊社との商談も組み入れたいとのことでしたので、はじめから最後まで
ずっとカメラがまわっていました。どんな感じで編集されるのか見てみたい。

本日3件目にお伺いしたのは、10月10日に仙台市内で行われた商談会で商談を行い、
早くもおかずセットに「三陸産茎わかめと大豆煮」など惣菜を作ってもらうことになりました、本田水産さんへお伺いしました。

2代目の本田社長は65歳、自ら製造現場に入られています。
商談には本田社長はじめ、木野取締役、津田次長、それに担当の高橋さんに
同席いただきました。

すでに会社でも試食したことはありますが、改めて試食してほしいと
さばの味噌煮や鯖の漬け丼の具など7種類をごよういいただき試食。

その後工場内を見学させていただきました。

現場では味付と調理指導を阿部ともこさんというおかみさん的存在の方がやっていて、
忙しいそうに従業員の皆さんにテキパキ指示を飛ばされています。
なんと!30年間現場を指導されているそうです。

こちらでは、さばを丸1本ものを仕入れ、自社で、しかも手作業で
一尾ずつ捌いています。

中骨もピンセットで一本一本抜いたあと皮を剥いでいます。
簡単そうにみえて難しい作業でなんですよ。

大型のスチームオーブンがあると思っていたところ

煮物をつくる鍋の数がずらり。

作る商品によって使い分けているのがわかります。

いろいろ見てまわていると、あっという間にもう18時。。。
ずっと口が動いてる(食べている)一日でした。
体重が心配です。。。

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