堀田の試食歳時記 vol.154

昨日は、最近ケンタッキーフライドチキンの骨無しチキンが好評ということで、桜島鶏を使って骨無しフライドチキンを作ってもらいました!・・・・多分普通にフライドチキン用に衣を付けて揚げているので、中まで火が通すように揚げると衣が写真のように焦げてしまいます。対策としてはスチコンで先に鶏肉を蒸し焼きにして火を入れその上でフライドチキン用のネタを付けて高温でさっと揚げると香ばしいフライドチキンが出来上がります。もう一度作りなおしをお願いしました。

依頼していた、煮豚の方も、スチコンで焼き豚風に仕上げて欲しくスチームでしっかり焼いてからカットするようにお願いしました!・・・・・

佐賀県の唐房米穀さんから、国産素材にこだわった鶏ごぼうおこわ125g、福岡のブランド鶏、博多華味鳥を使ったそぼろ寿司125g、佐賀のご当地米夢しずくの玄米を使った野菜が沢山入ったドライカレー125g、同じく玄米にトマトソースを絡めたきのこ&とまと玄米リゾット風ごはん125g、根菜ちらし寿司125gと5品をいただきました。

既に桜海老とちりめん高菜玄米ごはんを先行販売しておりますが、レンジで簡単に調理ができて、手軽に食べられるのと125gと少な目なのが大好評です。価格は280円~320円とやや高めですが、国産素材にこだわり、何と言ってもプチの割には具材を多く使用しているので、お奨めです。

堀田の訪問&うまいもん日記 vol.34

10日金曜日に、こだわり農家の皆様などをご紹介いただき大変お世話になっております、大阪府泉佐野市市議会議員副議長の向江議員と一緒に、泉佐野市内において、地元食材専用惣菜調理場建設に伴い運営管理指導のお願いのため、向江議員のお父様(前々市長)のご紹介で、地元では誰もが知っている岸和田の日本料理屋「季乃陣」様へご挨拶に同行させていただきました。岸和田城が目の前に聳え立つ、市役所の斜め前の二代目松阪社長が33歳で建てられた支店です。10年前46歳の時に名古屋に本校がある調理専門学校が保有する経営が厳しい琵琶湖のホテルに調理指導を頼まれ見事復活させた事から、調理師学校の校長までされ、現在名誉顧問で全国各地の道の駅や観光施設内のレストラン・食堂の経営運営指導を直営店を経営しながらご活躍されているとの事。そんなお話しや、料理は細胞学を活用した出汁の取り方・合わせ方などのご説明を聞きながら、名物の鉄板焼コース「花残月」をご馳走になりました。

本日の前菜三種、お造り、今が旬の桜鯛の少し薄めの刺身は絶品、今年3月4月に食べた鯛の中で、有馬グランドホテル・北新地恂さい・東京丸の内銀平・尼崎塚口の奴寿司・都ホテル・大阪ミナミの有名寿司屋なかむら・新阪急ホテルなど僕が通い続ける7軒の老舗の鯛の刺身と比べても、一番旨かったです・・・・・・・ホンマに!

帰りの車の中で、同行した高知県出身のバイヤーも旨かったと言っていました!コーンスープも濃厚でさすが!そして中皿に出されたメニューが岸和田産の越冬人参あやほまれ(殆ど地元で消費する為に市外へは出まわらない希少人参で、さつまいもとかぼちゃを足した味わいにパリッとした食感凄い!)のグラッセに生ハムを添えたもの。この合わせ方に感動!欲を言えば、もう少し生ハムの塩加減が欲しかったかなぁ?…メインデッシュに黒毛和牛一口ステーキ男爵小芋と春キャベツのカレー炒め添え、季節のご飯の地元産の筍の炊込みご飯(岸和田~貝塚は竹林が多く筍の隠れ産地)は格別!・・・筍・椎茸・牛蒡・玉ねぎは国産と中国や韓国産とでは味の違いがはっきり解ります。・・・・・デザートに旬の清見オレンジ蜜煮が出され、大満足!・・・・最後のデサートにまでこだわる職人魂には感動を覚えました。ここまで気が行き届いた完璧のコース、凄いなぁ…と感動しました。まるで芸術ですね。

次回は仕事の話は抜きで、ゆっくりとプライベートで日本料理を楽しみに行かせていただきたいと思いました。

堀田のうまいもん日記 vol.33

先日9日(木)夕方に、大阪府羽曳野の老舗精肉卸萬野屋さんが、展開する80種類の部位を一切れづつ楽しめると言う事で評判の焼肉店「萬野」さんが、今知る人ぞ知る飲食店スポット大阪お初天神裏通りに3月20日オープンしたとのことだったので、関西の食の輸出を推進する協会の会長㈱関空運輸内畑谷社長と蔵屋敷部長、メルシャンの和酒の営業統括部長坂本さんが東京から、この4月より近畿圏統括支社長に就任された丸橋さんと一緒に開店祝いがてら行って来ました。・・・・・これまでの天王寺周辺の店舗とはお店のイメージが全く異なり、オープンガラスでフレンチレストランのようなゴージャスな雰囲気でビックリしました。

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前菜はいつもと同じメニューですが、ハネシタの焼きシャプから始まり、メインに山形牛の骨付きリブロースがドン!と出され、これには全員ビックリ!・・・・〆に名物の牛トロと赤身のにぎり寿司がだされ、僕以外は初めてなので感動!これ以外にも希少部位のミズジや三角バラ、サーロインなどをいただきました。

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萬野社長もおられ、今後の展開として餌や飼い方など含めた萬野ブランドの牛を育てる計画とのこと。仰る通り、ブランドの高いだけの黒毛和牛こだわることなく、美味しくてリーズナブルな牛を育てていかれることを期待します。

堀田の試食歳時記 vol.153

昨日は、僕が最も注力しているのが大阪泉佐野若手こだわり農家4Hクラブとの取り組みです。参加くれるメンバーも回を重ねるごとに増えて来ております。先日の定例勉強会の際、お米も作っています!以外とお米も美味しいです。という提案も・・・・そらそうやろ、標高が200m~300mでしかも土壌が黒土なら美味しい玄人好みのお米が出来るはず。。。なに植えているの?と尋ねると「絹ひかり」です!と・・・ええ!早場米やないか?なんでこしひかり植えへんの?と尋ねると昔から農協さんからの指示で・・・との事。泉佐野市の耕作地域の気候風土をみても早場米や砂地に適している絹ひかりでは勿体無い、こしひかりを植えることでもっと高く売れるます。まぁとにかく一度送ってみて、食べてみるわ!とお願いして、今回わんまいるとの窓口をしてくれている日納さんのお米が届きましたので早速試食させていただきました。・・・・・・見る限り、ピカピカ光る炊き上がりの光沢・・米粒が立つような炊き上がり・・最近このような炊き上がりのお米は本当に少なくなりました。懐かしさを感じます。風味もお米本来の匂い、味がしっかりしていてとても美味しいです。昨年8月に刈り取って9ケ月目でこのつや・風味・食味、さすが世界が誇る4Hクラブの専業農家,たいしたものです。頭が下がります。絹ひかりも素朴で美味しいなぁ?・・・・・こしひかりも是非作ってみたらと思います。何とかして販売にこぎつけたいと思いました。

奈良県では知らない人がいない、平宗さんから、玉子焼きにこだわった茶飯の太巻きと通常の太巻きの提案をいただきました。試食しましたが、玉子焼がとても柔らかく、周りの具とご飯も中途半端な食感で、全く美味しく感じませんでした。僕なら卵は柔らかくせず、少し油を余分にひき薄く焦がして焼き上げ、錦糸玉子のように刻みます。その刻んだ玉子焼きと食感が楽しめる干瓢と煮付けた椎茸に、隠し味としてからしマヨネーズを効かせた「焦し薄焼き玉子の太巻き」にしますが・・・・・おそらく人気になるでしょうね…

矢田健さんにお願いしたガーリックチャーハンが届きました。写真の通りの失敗作!焼き飯の味は美味しいので牛そぼろと人参ピーマン玉ねぎを超みじん切りにして焼き飯の最後にこの具材とオリーブオイルかバターでさっと炒めて、急速冷却、急速冷凍すると本格ガーリックチャーハンが出来あがると思います。

大手ケーキ屋さんの下請会社イノウエさんの生パウンドケーキが届きました。周りはカリカリに焼けて、パウンド生地は少しざらざら、このざらざらの生地に純濃厚な生クリームが無茶苦茶合います・・・・・・・一時テレビにも何回か紹介され、東京日本橋の山形県アンテナショップの2階にもレストランがオープンしたと言う事で、ファミマドットコム市川社長に招待され行きました。常に予約でいっぱいのお店で食材にも凄くこだわっていると聞きました。ケーキにもこだわっていて、イタリア料理のプロとして特にチーズにこだわっているとシェフ自ら仰っていました。クッキー&クリームチーズケーキ、とてもチーズ入ってるようには思えないくらいあっさりと上品な味で美味しかったです。

京都宇治の杏仁スイーツ専門店の人気商品、杏仁チーズケーキを提案いただきました。見るからに美味しそうな焼け具合い…早速一口食べてみると、口の中で杏仁が香りが広がります。すこし薬臭くてビックリ仰天・・・・・・そういえば、昔から杏仁は薬に使われていたと聞いたことがありますが、これだけの杏仁の香りがするケーキは初めての経験でした。女性の皆さんは結構美味しいと言っていました。とても神秘的で取り扱いには覚悟がいるかもなぁ・・・・・

米菓処、新潟県から「豆天」が届きました。一瞬豆板かなぁ?と思い口にほうばると油で揚げていることがすぐわかります。少し塩が振られていて、ビールのおつまみにピッタリだと思いました。・・・・・が、正直ついつい手がでてやめられない味です。だからこそあまり食べたくない気持ちになりました。

大阪岸和田で昭和21年創業の郷土菓子屋さんだんじり屋製菓さんから「村雨」の提案です。泉州地方の郷土菓子で小豆の生餡に砂糖、餅粉を合わせて蒸し上げた蒸し菓子です。

京都西山のはずれ、京都府菓子技能士1級の社長自らが和菓子職人の井津美屋さん。全国から茶道の家元がこられ毎年開かれる鴨川茶店に振るわれるこの井津美屋さんの和菓子、本日は葛が入った水羊羹と宇治の抹茶も入った葛入り水羊羹を頂かせていただきましたが、この滑らかな食感と上品で甘過ぎない味、入れ物ひとつににとってもさすが京都の和菓子店はレベルが違う!・・・・・

最後に、京都の木ノ下菓匠さんから水無月です。生きんつばもご賞味させていただきましたが職人芸といいますか、なんと言ったらよいのでしょうか?・・・・・歴史と職人さんのプロとしてのプライド、それにお店の風格を感じました。

これらを美味しいお茶でゆっくり味わい美味しいなぁと思える暮らしと年齢になるにはもう少し時間がかかるのでしょうね?

堀田の試食歳時記 vol.152

昨日は、大阪浪速区の矢田健商店様に以前からお願いしていました、今話題の大阪泉佐野産のキャベツを使った泉州キャベツとベーコンサンド(別名佐野サン)と海老カツサンドの試食が届きました。見た感じ、パンがへたっているのですが手作りの為、どうしてもパンがしなっとなってしまいます。食べてみるととても美味しかったので採用してみる事にしました。

レンジで簡単カップ入りきつねうどんも届きました。甘く大阪風に味付けされたお揚げさんがとても美味しく、出汁も鰹の風味がして美味しかったです。麺の量も少なめの120gにしてあります。レンジで簡単に作れるので便利です。

三重県鈴鹿市の洋食レストラン「レマン」さんにお願いしていた、キングサーモンのソテーの試作が2品届きました。今回は試験なので通常のサーモンを使用、特製トマトソースがけと珍しいはなびら岳のバジル和えです。これから夏に向けては夏野菜の代表格トマトを使ったソースの方が美味しいと思いました。こんがりと焼けたサーモン、中々自宅ではここまで調理出来ない洋食レストランのシェフが腕をふるった味を楽しんで下さい。

小豆島のこだわり醤油メーカー、タケサンから北海道産の真昆布を使った佃煮が届きました。その他紫蘇昆布、ごま昆布、からし昆布も届きましたが、やわらか真昆布は大変美味しかったので採用しました。

北海道函館中水食品さんから、僕の大好きなたらこと昆布の佃煮が届きました!たらこも昆布も地元産100%だけあってとても美味しいです。150g入って450円とは函館価格でお買い得です。

鳥取県の串惣さんから、鳥取県産の焼き鳥セットが届きました。ムネ肉のねぎ間とモモ肉のねぎ間どちらが良いかとの事。やはり焼き鳥はモモ肉の方が美味しかったです。鳥取県大山の麓で育った鶏は、臭みも無く柔らかいわりには弾力もあってとても美味しいです。それと地元名産のらつきょとモモ肉のタレ焼きもとても美味しいです。僕も以前初めて食べたとき、らっきょと焼き鳥がこんなに相性が良いとは思いませんでした。今回特別に100gのパックにしてもらいました。レンジで簡単にお召し上がり戴けます。これからビールの美味しい季節、おつまみに是非どうぞ・・・・・・

本日も一般では中々食べられない逸品を食べさせていただきありがとうございました。甲乙つけがたいですが、本日のピカイチは三重県鈴鹿の洋食レストラン「レマン」さんのサーモンのソテートマトソースがけに決定!・・・・よく冷えた辛口のワインにあわせてお楽しみ下さい。