わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (3/16~3/22お届け分)

今週は食感へのこだわりをご紹介したいと思います。先日、ミールキット大手の下請けもされている冷凍ミールキット及び弁当の製造会社の社長か来社され、試食会に参加いただき、「食感が凄く良いのに驚きました」と感想いただきました。弊社が何故「袋タイプ」の「湯せん又は流水解凍」にこだわるかという点の一つに「食感」があります。ワンプレートのお弁当タイプは、料理に直接冷気をかけて凍結するのが一般的です。折角美味しく作ってもそれでは台無しになってしまいます。レンジのマイクロ波では焦げる程熱が加わる箇所とそうでない箇所があり、パサパサになったり、中には温まっていない状態のおかずもたまに見かけます。別々に個包装している点も、おかずそれぞれの食感や適した温度でお召し上がりいただきたいからなんです。今週も7社の専門調理会社に主菜・副菜を作ってもらい、セットしてお届けさせていただきましたのでどうぞお楽しみ下さい。

1食目の主菜は、「北海道礼文島 真ホッケの塩焼き」です。北海道の北部、稚内の西方60kmの日本海に位置する最北の離島「礼文島」で獲れた真ホッケの半身干しを大正14年創業の神戸市中央卸売市場の魚屋さんにてガス火の遠赤外線焼台で職人により手焼きしてもらいました。上品な脂質で繊細な淡白な身で旨味があります。薄塩でそのままでも美味しいですが、お薦めはレモン果汁を絞ると最高です。ホッケには、日本人に不足している栄養素の一つであるカルシウムや、カルシウムの吸収を助け骨や歯の形成に役立つビタミンDなどが含まれています。副菜は、「がんもと彩り野菜の含め煮」をご用意。ふくよかに炊かれたがんもの食感をお楽しみ下さい。もう一品は、シャキッとした食感が楽しめ、ツンと来ないお酢加減に、あっさりして美味しい「大根と人参のなます」をセットにしました。

2食目の主菜は、「静岡県産かつおのりゅうきゅう」です。りゅうきゅうとは、魚の漬けで、醤油、酒、みりん等のタレと和えて食べる大分県の代表的な郷土料理です。大分特有の醤油を使用するので一般的な漬けよりやや甘めなのが特徴です。流水解凍ですぐに解凍でき、おかずはもちろん、お酒の肴にもぴったりです。お好みで七味唐辛子をかけてお召し上がり下さい。副菜は、鉄分、β-カロテン、ビタミンB12を含むほうれん草と、食物繊維豊富なしいたけを使った「ほうれん草と椎茸の卵とじ」と、宮城県登米地方の郷土食材油麩を加えた、素材に味がよく染み込んだ「油麩と切干大根の煮物」をセットにしました。

3食目の主菜は、「国産鶏肉の照り焼き」です。大分名物「とり天」や「豊後のから揚げ」を全国に有名にしたと地元で知られるデリカフーズ大塚さんに作ってもらいました。表面の皮をこんがり焼いた鶏モモ肉の照り焼きで、柔らかくて弾力のある身でジューシーな味わいです。他の肉類に比べて低エネルギーな鶏肉は、高たんぱく質で必須アミノ酸をバランスよく含んでいます。副菜には、「かぼちゃと青梗菜のあんかけ」を採用。かぼちゃの芯の方は柔らかくとろけて外皮部分は少し硬く上手に炊かれています。かぼちゃには免疫力を高めるカロテンやビタミン類が豊富です。箸休めとしてビタミンC豊富なみかんを使用したさっぱりとした「みかんと大根の和サラダ」をセットにしました。

4食目洋食メニューの主菜は、「国産豚100%のロールキャベツ トマトソース煮」です。国産豚肉100%使い、ひとつずつ手巻きして、トマトソースで煮込みました。ホールがまだ残るトマトソースと、豚肉の旨味が染み込んだキャベツの食感と、国産豚粗挽き肉の食感が楽しめます。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用があり、キャベツと一緒に摂るとキャベツの胃腸を守る働きも高めてくれて相性が良いんです。副菜には、「ほうれん草と豆もやしのソテー」をセットに。ほうれん草の滑らかさと豆もやしの食感をお楽しみください。もう一品には、ビタミンCを多く含んだじゃがいもを使い、バターで味付けした「じゃがバタ―コーン」をセットしました。

5食目の主菜は、「日南どり使用 豊後のからあげ」です。大分県の郷土料理「とり天」の名を全国に知らしめた鶏調理専門のデリカフーズ大塚さんに、ストレスが少ない開放舎(ケージフリー)で育てられた日南どりで作ってもらいました。外はカラっと中は柔らかくてジューシーに仕上げています。「とり天」の様にポン酢に浸けて楽しむのもいいですね。副菜は、甘酸っぱい味わいの「ピーマンと玉ねぎ、人参の甘酢あん」とβカロテンを豊富に含む、小松菜を使った、ごまの風味が香る「白菜と小松菜の中華風お浸し」をセットに。小松菜に豊富な鉄は、鶏肉のたんぱく質と一緒に摂ると、吸収率がアップすると言われています。

では来週もお楽しみに!

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