わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (10/12~10/18お届け分)

僕は昭和36年生まれで、子供の頃は家の近くにうどん屋、めし屋、お好み焼き屋、揚げ物がメインの肉屋、惣菜屋、洋食屋、喫茶店など「天下の台所 大阪」と言われるぐらい「食べ物屋」が多く存在し、商店街も沢山ありましたが、高度成長が発展する中、家業を継がず、継がさず大学へ進学して企業に就職するようになり、一方でスーパーやショッピングセンターが出来て商店街や個人商店が無くなくなっていきました。そこで縁あって23歳の時に居酒屋の店長に抜擢されて以来、懐かしい昭和30年40年代の味を再現した創作料理の店として繁盛させ、独立に際して資金が乏しかったので宅配専門店を開業し、全国各地を回りご当地グルメやご当地食材を使った”素朴で昔懐かしいおかず”をお届けさせていただいています。それでは今回お届けした献立メニューをご紹介させていただきます。

1食目の主菜は、昔懐かしい洋食屋(グリル)の味を再現した「ミートオムレツ」です。昭和35年に創業された東京の老舗業務用卵調理専門会社すぐる食品さんに作ってもらいました。冷凍するのが難しい玉子料理ですが、フワフワでトロっとした食感です。僕はケチャップにウスターソースをかけ、千切りキャベツを添えて食べています。副菜には、「玉ねぎ、しめじとピーマンのソテー」をご用意。ピーマンのビタミンCは、安定して壊れにくく、加熱での損失が少なく、炒め物に向いています。油を使うとビタミンAの吸収率もアップするんです。もう一品には、人参を細切りにして、鶏肉とで炒めた彩りの良い「人参しりしり」をセットにしました。

2食目の主菜は、「愛媛名物 はもカツ」です。北海道産助惣鱈と愛媛県産のハモのすり身と自家製豆腐と玉ねぎを使ったフィッシュカツです。四国中央市の老舗 青木蒲鉾店さんに作ってもらいました。パリッとした衣と柔らかな中身の違った食感が楽しめます。ハモは、豊富なたんぱく質を含み、DHAも豊富。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。こちらも千切りキャベツを添えてウスターソースをかけて食べています。副菜は、トロッとした食感がくせになるトマトの酸味が爽やかな「茄子のトマト煮」と、じゃがいも、人参、ブロッコリーを使った「温野菜サラダ」をご用意しました。

3食目の主菜は、宮城県のブランド鶏「みやぎ森林どり」を使用した和食の定番「みやぎ森林どりの筑前煮」です。鶏の出汁が野菜に染込んで口に入れると旨味が口いっぱいに広がります。東北ならではの素朴な味わいです。食物繊維が豊富な根菜類が摂れて、栄養バランスのよい筑前煮は、歯ごたえもあり満腹感もあります。副菜には、野菜をたくさん加えて栄養アップさせた「五目厚焼玉子」と「三陸産ひじきの煮物」をセットにしました。ひじきには、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。

4食目の主菜は、「もも肉のローストチキン」です。大分名物「とり天」の名前を全国に有名にしたとして地元で知られる食鳥精肉と製造販売会社デリカフーズ大塚さんに九州各地の契約養鶏場の若鳥を厳選し、マスタードやバジル、ロースマリー、パセリ、黒胡椒など10種類香辛料を使い、スパイシーに味付けしています。皮目をこんがり焼く事で不飽和脂肪酸が肉からにじみ出て臭みも無くなり、ジューシーな味わいになります。副菜は、食塩無添加北海道産じゃが芋の「フレンチポテト」と、冷たくさっぱりと箸休めに、淡色野菜の中でもビタミンC豊富なキャベツを使用した「キャベツと人参のコールスロー」をセットにしました。

5食目主菜は、日本海山陰地方の富士山と呼ばれる豪雪で有名な鳥取県蒜山高原の奥にそびえ立つ大山の麓で良質な伏流水で育てられた大山豚を使った「大山豚とキャベツの味噌炒め(回鍋肉)」です。ピリ辛を抑えているのでお好みで七味唐辛子をふりかけて混ぜてお召し上がり下さい。副菜は、「豊後のから揚げ」と、流水解凍で冷たいうちに味わっていただきたい「白菜の胡麻和えサラダ」を箸休めとしてセットしました。

では来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (10/5~10/11お届け分)

一般ご家庭を対象に宅配専門店として開業し37年目に入りました。日本各地を回り、自分の目と舌とで「旨い」と思った食材を使ったご当地グルメをお客様にご提供する中で、お客様のご要望にお応えして夕食のおかずセット(主菜1品・副菜2品)を、いつまでも健康で幸せにと願いを込めて「健幸ディナー」と名付け販売し、NHK、読売テレビ、朝日放送、テレビ東京など多くのテレビや雑誌に取上げられ、医療情報サービス国内最大手JMDC様と筑波大学付属病院とで行った糖尿病重症化予防の臨床試験宅配食の夕食に採用され、その成果が第65回の日本糖尿病学会で発表されました。今週も北は青森県から南は宮崎県までのご当地食材を使用した創作おかずセットをお届けさせていただきました。

1食目の主菜は、「三陸産さくら真鱈フライ カレー風味」です。水揚げ直後に水揚げ場所と同じ石巻の専門業者で三枚におろし、切り身にして3D瞬間凍結機で冷凍したブランド「さくら真鱈」を使っています。カリッした食感とふっくらした中身とほのかなカレー風味を味わい下さい。鱈は脂質が少なく高タンパク。タウリンやカリウムも含まれていて、余分なコレステロールを除去し、高血圧や動脈硬化予防に効果があります。副菜は、コーンの甘さが引き立った「コーン、玉ねぎとしめじのスープ煮」と、良質なたんぱく質豊富な枝豆を使用した「キャベツと枝豆のコールスロー」を箸休めとしてセットにしました。

2食目の主菜は、「青森県産いか、大根と厚揚げの炊き合わせ」です。青森県八戸漁港で水揚したあかいかに、大根と厚揚げを使い、出汁を効かせてじっくりと炊き上げました。食材に出汁が染み込みいかも柔らかくて美味しいです。イカは低脂肪、低エネルギーで栄養成分はしっかりと含まれた食材です。副菜は、栄養豊富でコリコリした食感の山形県最上郡特産の秘伝豆を使った「秘伝豆と大豆の旨煮」と、「ほうれん草としめじの卵とじ」をセットにしました。

3食目の主菜は、「四万十ポークと淡路島産玉ねぎの肉じゃが」です。平均的な玉ねぎに比べ糖度が2倍とされる淡路島産の玉ねぎと高知県四万十ポークと煮崩れしにくい北海道産黄爵(とうや)を使っています。大きめにカットした食材に、四万十ポークの旨味と出汁がじっくりしみ込んでいて、おふくろの味を感じられる一品です。副菜は、良質のたんぱく質、脂質を含み、カルシウム、カリウム、ビタミンB1、食物繊維をバランスよく含んだ栄養満点の大豆を使い、昆布の旨味が感じられる「大豆の五目煮」と、箸休めに人参を入れて彩りをつけた「小松菜と人参のお浸し」をセットにしました。不足しがちなカルシウムはしっかりとっていきたい栄養素の一つです。

4食目の主菜は、「宮崎県産黒毛和牛と黒豚のデミグラスソースハンバーグ」です。肉の品質協議会では何度も優勝している宮崎県産黒毛和牛と黒豚の合挽肉を使ってデミグラスソースで煮込んでいます。牛肉に含まれている必須アミノ酸は、エネルギー代謝を高めて体力を増強し、免疫力を高めてくれます。副菜には、「ほうれん草とコーンのソテー」をご用意。ほうれん草は、ビタミン、ミネラルが豊富で、特にβカロテンや葉酸が豊富です。それと「北海道じゃが芋ポテトフライ」をセットにしました。お好みでケチャップソースなどをつけてお楽しみください

5食目中華メニューの主菜は、「石見ポークの麻婆茄子」です。脂身が少なくて赤身が美味しく、熱を加えることでさらに美味しさが増す島根県邑南町の石見ポークの挽肉を使い、程よい辛さに仕上げました。とろりとした茄子の食感がたまりません。副菜は、鶏の旨味があふれ出て美味しい大分名物「大分とり天」と、カリウム、カルシウム、鉄、ビタミンB群、βカロテン、ビタミンC、葉酸など栄養価の高い野菜のブロッコリーを使った「ブロッコリーの中華風お浸し」をセットにしました。

では来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (9/28~10/4お届け分)

令和6年9月1日で創業36年を迎えました。一般家庭を対象に宅配専門に日本各地を回り、自分の目と舌で確かめ、コレはと思う郷土料理やご当地グルメにご当地食材を使用したおかずをお客様にご提案して参りました。そんな中でお客様からのご要望で栄養バランスを考えた適糖・適塩の夕食のおかずセット週5日分を作って届けて欲しいとの事から、知り合いの大阪医専講師の管理栄養士に相談し、調理の指導監修に元辻調理師学校教師専門学校教師で、サンフランシスコ日本総領事館公邸料理人を歴任された近藤先生に頼み、”健康で幸せに”と願い「健幸ディナー」と名付け、業界に先かげ2010年に発売しました。日本の食文化、和食の原点「三菜」主菜1品・副菜2品をそれぞれ個包装真空パック冷凍し、温かい料理は湯せん解凍、冷たい料理は流水解凍を採用して、副菜・副副菜まで1品毎にこだわり専門調理会社で作ってもらっています。例えば、今週の1週目に入っている副々菜の「なめこ入り味付け大根おろし」にしても丸亀製麺を運営しているトリドールさんが営む天ぷら専門店「まきの」に大根おろし(冷凍)で納めている群馬県大田市の野菜加工会社三和食品様に頼み、通常よりも目の粗い通称「鬼おろし」になめこと出汁を加えて作ってもらっています。天ぷらや焼き魚には目が粗い大根おろしの方が出汁も吸い込みまとわり易く美味しく感じます。このように、わんまいるでは副菜一つにしてもこだわりお届けしています。1品毎に袋詰めするのはかなりの手間ですが、料理に合わせた時間と方法で解凍する事が品質と美味しさに違いが出ます。大切なご家族へご提供される夕食のおかずとしてこだわっています。

1食目の主菜は、「千葉県産 さばの塩焼き」です。でっぷり太り脂が乗っているのでスチコンで焼きあげています。サバにはDHAやEPA、タンパク質、鉄などの栄養素が含まれていて、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。副菜には上記でお伝えした「なめこおろし」をご用意。さばの身をほぐしてなめこおろしに混ぜて召し上がって見て下さい。もう一品には、出汁がよく染み込んでふっくらとした「ほうれん草、人参、厚揚げの炊き合せ」をセットにしました。

2食目の主菜は、「北海道産ぶりの照り焼き」です。北海道産の天然ぶりを、大正14年創業の神戸市中央卸売市場魚河岸の職人さんに遠赤外線ガス台で手焼きしてもらいました。天然ならではの身の締まり具合や天然の脂質を味わって下さい。副菜は、栄養満点な食材の高野豆腐をふくよかな甘さに仕上げた「高野豆腐の炊き合わせ」と、箸休めとしてさっぱりとした味わいの「みかんと大根の和サラダ」をセットにしました。

3食目の主菜は、「東北産 みやぎ豚丼の具」です。豪雪地帯で知られる宮城県と山形県の県境にそびえる蔵王連峰の太平洋側の緩やかな斜面で養豚された東北産豚と玉ねぎを使い、醤油ベースで仕上げてもらいました。強火で短く調理する事で上質のオレイン酸を含む不飽和脂肪酸が溶けて玉ねぎの旨味と出汁とが三味一体となり抜群に美味しいです。お好みで七味唐辛子をかけるとより一層美味しくなりますよ。副菜には、東北産の大根・人参・ごぼうといった根菜を炊き合わせた「根菜の旨煮」と、さっぱりと箸休めとして「白菜の昆布漬け」をセットにしました。お好みで、ポン酢か醤油を垂らしたり、七味唐辛子をかけてお楽しみください。

4食目の主菜は、「懐かしい肉屋のメンチカツ」です。昔幼いころ育ててくれたお祖母ちゃんに連れられて通った公設市場の入り口にあった肉屋さんのメンチカツの味を再現しました。昭和の懐かしい味わいをご賞味下さい。副菜は、キャベツを、カレー風味で仕上げた「キャベツと豆もやしのカレー煮込み」と、加熱により一部が糖質に変わり甘みがアップし、ビタミンC、B1、B6などが豊富に含まれているさつまいもを使った、甘くて食べやすい「さつまいものポテトサラダ」をセットにしました。

5食目中華メニューの主菜は、「石見ポークの八宝菜」です。島根県邑南町の良質な伏流水で育てられた赤身が美味しいと定評のある石見ポークをはじめ、北海道噴火湾産の帆立貝・椎茸・白菜・玉ねぎ・青梗菜・人参・ピーマンと国産食材100%の贅沢な八宝菜に仕上げました。たくさんの食材が摂れる八宝菜は、栄養バランスの良い一品です。副菜は、東京都杉並区の中華食材製造卸の隆峯さんに作ってもらった「春巻き餃子」を大阪西区の吉フーズさんに揚げてもらった「揚げ春巻き餃子」です。お好みでボン酢をつけてお召し上がり下さい。もうひとつの副菜には、箸休めとして、ごま油が香り、さっぱりとした味わいの「もやしと人参のナムル」をセットにしました。

では来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (9/21~9/27お届け分)

弊社も洗い物不要のレンジで出来るワントレーに詰めたおかずセット「冷凍/美食弁当」を発売して多くのメディアからダントツに美味しいと高い評価をいただいており、毎週「冷凍おかずセット/健幸ディナー」と合わせて試食・検食を行っています。健幸ディナーの特徴の一つが、主菜も副菜も一度に高温で加熱解凍する「冷凍弁当」に対し、冷たく食べる料理は流水解凍、温かく食べる料理は湯せん解凍する点です。主菜・副菜と個別にパックして料理に合わせた解凍時間、器に盛り付ける事で食味がかなり違うように感じるのは不思議ですが、僕の友人でサイトにも顔出しコメントくれている元大阪大学で免疫と癌の研究をされた医学博士廣瀬まゆみ先生曰く、「美味しそう」と脳が感じると唾液の分泌が良くなり食べ物と混ざり合うと美味しく感じ、消化も良くなり体内への吸収も良く健康にも良いとの事。古来日本の象形文字には食を器と描いており、お供えも器に盛り付けて提供され、僕が子供の頃は長屋暮らしでしたが、夕食は主菜と副菜を別々の器に盛り付けて一人づつお膳に乗せて食べていました。僕はそんな日本古来の食文化を大切にご家族に提供する夕食は器に盛り付けてお召し上がりいただきたいと願いそれぞれの料理に併せ得意な調理会社に作ってもらい、「三菜」セットとしてお届けしています。

1食目の主菜は、「北海道産にしんの開き干し」です。一昨年104年ぶりに大漁となり、特に今年は脂が乗って肉厚のにしんが水揚げされたので開き干しにして遠赤外線のガス台でじっくり焼き上げました。にしんは、不飽和脂肪酸のEPAやDHAが豊富で、動脈硬化の予防や改善に効果があると言われています。副菜には、出汁がじっくり染込んだ「大根と人参の旨煮」と、箸休めとしてさっぱりヘルシーな「三陸産わかめと胡瓜と玉ねぎの酢の物」をご用意しました。

2食目の主菜は、「宮城県ホンダガレイの煮付け」です。世界三大漁場に数えられる日本の三陸沖で獲れて宮城県石巻漁港で水揚げされた淡白な白身で癖が無く食べ易く肉厚なホンダガレイを今回、煮付けに仕上げました。副菜は、緑黄色野菜の中でも栄養豊富なかぼちゃと食物繊維豊富なしめじを組み合わせた甘味ある「かぼちゃとしめじの煮物」と、流水解凍の「青梗菜とうす揚げのお浸し」をご用意しました。お好みで鰹節とポン酢をかけてお召し上がり下さい。

3食目の主菜は、「鶏肉と白ねぎのがめ煮」です。国産の白ネギと国産鶏もも肉を使った照り焼きを地元の鶏肉調理会社デリカフーズ大塚さんに作ってもらいました。福岡県の郷土料理のひとつであるがめ煮は、食材から出るだしや旨みを生かした煮物です。お好みで七味唐辛子や山椒をかけるとピリッと甘辛く、一層美味しくなります。副菜は、食物繊維豊富なごぼうを使用した「きんぴらごぼう」と、油でサッと揚げる事で出汁が染込み美味しくなる茄子を味噌仕立てにした「茄子の揚げ煮 味噌風味」をご用意しました。トロっとした食感をお楽しみください。

4食目の主菜は、「桜島鶏のリコピントマト八丁味噌煮」です。鹿児島県の銘柄鶏でストレスが少ないケージフリー(囲い内飼い放し)で飼育され、ジューシーな味わいの桜島鶏を原料に、生活習慣病予防にも効果があるとされるリコピンが含まれているトマトを使い、八丁味噌を加えてコクを出した煮物に仕上げました。副菜には、ブロッコリーと、にんじん、かぼちゃを組み合わせた「洋風温野菜」と、「ほうれん草と蒸し鶏のソテー」をご用意。ほうれん草には、鉄、葉酸、ビタミンCが豊富で貧血改善に役立ちます。

5食目中華メニューの主菜は、「石見ポークの酢豚」です。脂身が苦手な人でも美味しく召し上がっていただけます。反面、脂身が好きだと言う方には物足りなさがあるかもしれませんがご了承願います。豚特有の臭みがないのが特徴の石見ポークと、大きめにカットした人参・玉ねぎ・ピーマンを甘酢あんで絡めてあります。甘酢の酸味が食欲をかきたててくれます。副菜には、「茄子と白ねぎの中華煮込み」と、箸休めとして、ゴマ油の風味が食欲をそそる「ほうれん草ともやしのナムル」をセットにしました。

では来週もお楽しみに!

わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (9/14~9/20お届け分)

平成17年当時、人口減少率、高齢者比率、知名度の低さ三拍子揃って日本一だった島根県にブランド推進課が発足して県産品の開発と販売支援を頼まれ連携協定を結び「島根和牛を使った肉じゃが」を売り出すと多くのお客様から買い置き出来るように”真空パック冷凍して欲しい”とご要望をいただき、大手冷凍設備厨房メーカーさんのテストキッチンで試作を開発している際に、真空調理の第一人者帝国ホテルの料理長、石川シェフを紹介してもらい、冷凍惣菜の販売を開始。真空圧力で砂糖・塩・醤油など調味料が染み込み易く通常の料理に比べ約3分の1で済むとお客様にご案内すると、カロリー・塩分・糖分・脂質など気にしていたのよ、毎晩食べる夕食の献立を考えるのが大変なので栄養バランスを考えた平日週5日間の献立を作って欲しいと要望を多く頂きました。 そこで、知合いの栄養士に頼むと、今の日本人には炭水化物を多く獲り過ぎているのでタンパク質を主体とした魚2品と鶏・豚肉中心の主菜に食物繊維主体の野菜と根菜や豆類を取り入れた1品80g×2品セットの栄養バランスを考えた「三菜」が良いと提案いただき、健康で幸せに暮らして頂きたいと願いを込めて「健幸ディナー」と名付け発売させていただきました。病人食として調理していませんが、アスリートや、免疫や癌が専門の医学博士廣瀬まゆみ先生や、病院の先生からもご利用頂き、医療情報サービス国内最大手のJMDC様と筑波大学附属病院とで糖尿病重症化予防の臨床試験の夕食に採用され、その成果が学会で発表されました。廣瀬先生もJMDCさんも美味しくないと体内への栄養の吸収が違うと言われます。僕も自宅で週5日間夕食に食べ続けていますが、当時80kg超えていた体重は53kg台をキープし、血圧も正常通りをキープしています。本気で美味しくて健康を考えた簡単に出来る冷凍おかずセットです。

1食目の主菜は、サバの水揚げ日本一の千葉県銚子漁港の「国産さばの煮付け」です。腹骨を取り除いているので食べ易いです。塩分0.9gですが、真空圧力で出汁がよく染み込んでいます。副菜は、国産牛細切れ肉で炊いた「ごぼうの旨煮」です。こぼうは、食物繊維が豊富で、整腸作用があり、便秘の改善や、大腸がん予防にも役立ちます。副々菜は、冷凍とは思えない食感の「五目厚焼玉子」をセットにしました。

2食目の主菜は、瀬戸内海で獲れたさわらを使った「瀬戸内海産さわらと茄子の揚げみぞれびたし」です。昔は、瀬戸内海で多く獲れたさわらですが、今となれば希少となりました。副菜は、石見ポークの粗挽き肉を塗した「じゃが芋の煮ころがし」と、世界三大漁場に数えられる三陸沖で獲れ、気仙沼で作ってもらっている「三陸産ひじきの煮物」。食感がよく、素朴な味わいです。ひじきは、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富に含まれています。

3食目の主菜は、国産牛バラ肉を1ミリにスライスして余分な脂みとあくをサッとボイルして取り除き、野菜と豆腐と煮込んだ京都発祥の「国産牛肉の肉豆腐」。副菜は、クセが少なく柔らかい歯応えの刻み白菜を、さっぱりしたシークワーサーの果汁と合わせた「刻み白菜 シークワーサー果汁入り」と、群馬県の郷土料理大和芋のとろろ「味付け山芋とろろ」をセットにしました。やまいもの消化酵素のアミラーゼがでんぷんの消化を助けてくれる効果があります。

4食目の主菜は、加熱すると上質のオレイン酸を含む不飽和脂肪酸が溶ける島根県邑南町の希少豚「石見ポークの一口カツ」です。溶けた不飽和脂肪酸が衣に染み込みジューシーで美味しいです。ウスターソースとの相性が良いのでたっぷりかけてお召し上がり下さい。副菜は、「茄子のトマトソース煮」をご用意。ナスの皮に多いナスニンには、強い抗酸化作用があり、目の疲労回復や、目の機能のサポートに効果があるといわれています。それに、食塩無添加のブロッコリーと人参とじゃが芋の「温野菜サラダ」をセットしました

5食目主菜は、弊社調理顧問の元辻調理師学校教師専門学校教師でサンフランシスコ日本総領事館公邸料理人を歴任され、テレビ番組「どっちの料理ショー」でレギュラー出演され、玉子料理では負けなしの近藤先生に考案いただいた中華あんかけで作った「天津玉子の中華あんかけ」です。副菜は、神戸元町の中華街のレストランでも多くの店で使われている業務用点心製造の老舗が作る「国産ポーク焼売」と、箸休めとして「白菜胡麻和え」をセットにしました。

では来週もお楽しみに!