僕は昭和36年生まれで、子供の頃は家の近くにうどん屋、めし屋、お好み焼き屋、揚げ物がメインの肉屋、惣菜屋、洋食屋、喫茶店など「天下の台所 大阪」と言われるぐらい「食べ物屋」が多く存在し、商店街も沢山ありましたが、高度成長が発展する中、家業を継がず、継がさず大学へ進学して企業に就職するようになり、一方でスーパーやショッピングセンターが出来て商店街や個人商店が無くなくなっていきました。そこで縁あって23歳の時に居酒屋の店長に抜擢されて以来、懐かしい昭和30年40年代の味を再現した創作料理の店として繁盛させ、独立に際して資金が乏しかったので宅配専門店を開業し、全国各地を回りご当地グルメやご当地食材を使った”素朴で昔懐かしいおかず”をお届けさせていただいています。それでは今回お届けした献立メニューをご紹介させていただきます。
2食目の主菜は、「愛媛名物 はもカツ」です。北海道産助惣鱈と愛媛県産のハモのすり身と自家製豆腐と玉ねぎを使ったフィッシュカツです。四国中央市の老舗 青木蒲鉾店さんに作ってもらいました。パリッとした衣と柔らかな中身の違った食感が楽しめます。ハモは、豊富なたんぱく質を含み、DHAも豊富。血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあります。こちらも千切りキャベツを添えてウスターソースをかけて食べています。副菜は、トロッとした食感がくせになるトマトの酸味が爽やかな「茄子のトマト煮」と、じゃがいも、人参、ブロッコリーを使った「温野菜サラダ」をご用意しました。
3食目の主菜は、宮城県のブランド鶏「みやぎ森林どり」を使用した和食の定番「みやぎ森林どりの筑前煮」です。鶏の出汁が野菜に染込んで口に入れると旨味が口いっぱいに広がります。東北ならではの素朴な味わいです。食物繊維が豊富な根菜類が摂れて、栄養バランスのよい筑前煮は、歯ごたえもあり満腹感もあります。副菜には、野菜をたくさん加えて栄養アップさせた「五目厚焼玉子」と「三陸産ひじきの煮物」をセットにしました。ひじきには、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。
4食目の主菜は、「もも肉のローストチキン」です。大分名物「とり天」の名前を全国に有名にしたとして地元で知られる食鳥精肉と製造販売会社デリカフーズ大塚さんに九州各地の契約養鶏場の若鳥を厳選し、マスタードやバジル、ロースマリー、パセリ、黒胡椒など10種類香辛料を使い、スパイシーに味付けしています。皮目をこんがり焼く事で不飽和脂肪酸が肉からにじみ出て臭みも無くなり、ジューシーな味わいになります。副菜は、食塩無添加北海道産じゃが芋の「フレンチポテト」と、冷たくさっぱりと箸休めに、淡色野菜の中でもビタミンC豊富なキャベツを使用した「キャベツと人参のコールスロー」をセットにしました。
5食目主菜は、日本海山陰地方の富士山と呼ばれる豪雪で有名な鳥取県蒜山高原の奥にそびえ立つ大山の麓で良質な伏流水で育てられた大山豚を使った「大山豚とキャベツの味噌炒め(回鍋肉)」です。ピリ辛を抑えているのでお好みで七味唐辛子をふりかけて混ぜてお召し上がり下さい。副菜は、「豊後のから揚げ」と、流水解凍で冷たいうちに味わっていただきたい「白菜の胡麻和えサラダ」を箸休めとしてセットしました。
では来週もお楽しみに!