今日は、5つの漁協が合併、紀州日高漁協さんへ訪問、うるめ鰯の天日干しに梅煮食べたい・・・

2018年7月20日(金)和歌山市内のホテルを8時30分に出発して、今日もマリンバンクさんとなぎさ信用漁協共同組合和歌山営業部様と一緒に田辺や南部など5つの漁協が合併した、紀州日高漁業協同組合様へ訪問してきました。お気遣いいただき、冷房を事前に効かせてくれていたので涼しい!・・・大畑事業部長様と片山参事様から概況と魚種の説明いただき、5ヶ所の定置網があるのが特徴で魚種の豊富さが強みだとのことで、何と言ってもイサキが有名、定置網で暫くの間活かす事で天然のイサキをきらすことなく出荷出来るとのこと。とこぶしも豊富に獲れます。うるめ鰯も産地で、近年の天候不順で獲れる時と獲れない時の差が激しく困っているとのこと。イサキやタイなど比較的定置網でも生簀でも暫く飼える魚種なら良いが、鮮度が極端に落ちる魚はどうする事も出来ない。大阪市場に近いから大型の冷凍設備や加工場もないのが課題とも伺いました。昨日訪問した比井埼漁協の加工場でうるめ鰯の内臓と頭を処理して、鯵や鯖などと一緒にわんまいるの調理工場に持ち込んで生姜煮や梅煮にすればと思いました。湯浅も近いので、わんまいるでしらすの天日干しや山椒ちりめんでお世話になっているまるとも海産さんに紹介して「うるめの天日干し:天の棒」を作り、わんまいるや弊社の提携先等で販売できればと思いました。関西では、鰯はさほど食べませんが関東では鰯を食べます。大阪湾で獲れた鰯が東京で「金太郎いわし」と言ってプランドになっています。紀州日高のうるめの天日干しも「天の棒」などと名付け、カルシウム豊富な鰯のまるかじりを推奨する「食育」も含め広げられたらと思いました。最近頭が付いた魚を見た事が無い子供さんが増えているとの事、みんなで魚の消費を拡大して行きましょう!


そして幼稚園の廃校を利用して地元食材を使ったお弁当やジャムやバジル、冷凍ミカンやニンニクなど加工品の製造、販売に注力されている「ゆらつくらんかい」さんへ訪問。我々の為にお弁当をこしらえてくれており、地元で獲れた海藻「アカモク」を玉子焼きから天ぷらにまで使用した料理を作ってくれました!若手の農家の方やお母さんたちが協力して地元の食材を加工して仕事を増やし、都会に行くのを防ぎたいと試行錯誤されておられるようです。バジルを試食しましたが、結構しっかりして各種ソースに使用すればと思いました。実際に利用するとなると製造工場の衛生管理や品質管理の整備が必要になって来ます。最初は外部に委託して充填詰めや品管を行い、販売しながら自分達でどこまで行うかは要検討ではと思いました。生産・加工・流通・販売まで全部賄うのは難しいのでは?と思います。それぞれ得意とする業者と連携した取組みが重要だと思います。


午後からはマリンバンクさん・なぎさ信用漁業協同組合さんと別れ、湯浅のしらす干しを製造販売しているまるとも海産さんへ訪問してきました。明治32年創業「百年以上ずっと天日干し」にこだわってこられています。7月に入り、しらすが全国的に不漁で今日も朝からバンバン電話が入って来ているそうで、しらすがある時はこちらが営業すると入れませんと言うが、無い時は凄く電話がかかってくるそうです。・・・コレも商売ガマン・ガマン・・・うるめ鰯の天日干しの話を快く引き受けていただき、早速日高漁協さんに連絡して、ご紹介させていただきました!
今年の冬から最需要期の節分に向けて9月のうるめ漁が終わるまでに干し終えるとの事でした!

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