わんまいる堀田代表の献立メニュー紹介 (7/31~8/6お届け分)

昭和63年9月1日に宅配専門店として独立開業以来、全国各地を訪問してその地域で長い間食べ継がれて来たご当地グルメを探しご紹介して参りました。こんなところにこんなに美味しく作られている商品があったんだと出会う度に感動します。まだまだ全国に知られていないご当地ならではの隠れた逸品があり「作るのは上手いが販売するのは下手」な職人気質の食品製造会社さんが存在します。しかも有名旅館や有名飲食店の下請けをされていたり、美味しいのにパッケージが今一など少し手を加えると凄く美味しくなる商品も沢山あります。そんな各地で出会った老舗食品製造会社様に献立を作って戴き、神戸のわんまいる冷凍センターで主菜副菜をセットして週に一度お届けしています。それでは今週の献立メニューをご紹介させて戴きます。

1食目の主菜は、「国産さばの塩焼き」です。千葉県銚子漁港水揚のさばを、大正14年創業で、神戸中央卸売市場水産仲卸と加工調理会社の財木商店さんの職人が、じっくり手焼きしてこんがり黄金色に焼いていて、旨味をぎゅっと閉じ込めていて、やわらかく食べやすいです。血液をサラサラにするEPA、DHAが豊富なさばには、消化吸収を助ける「なめこおろし」と合わせることで体に優しい疲労回復メニューになるので副菜採用しています。ぜひさばの身をほぐして混ぜて食べていただきたいです。もう一つの副菜には、出汁がよく染み込んだ「ほうれん草、人参、厚揚げの炊き合せ」をセットにしました。

2品目の主菜は、「宮城県産はまちの煮付け」です。宮城県石巻漁港水揚げのはまち(関東ではイナダと呼びます)を地元のミノリフーズさんにて仕上げてもらいました。味が良く染み込んで、身がふっくらしています。身をだし汁に浸けて食べると美味しいです。昔の様に近海の魚を鮮度よく加工調理すれば臭みなく食感も良くて美味しいのです。副菜は山形県最上郡の野菜加工製造会社三和食品さんに作って貰った、出汁がじっくり染込んだ「大根と人参の旨煮」とさっぱりと箸休めとして「わかめと玉ねぎのポン酢和え」をセットにしました。

3食目の主菜は、「東北産 豚丼の具」です。多くの牛タン専門店のメニューの製造を手掛ける宮城県のフクベイフーズさんに国産の豚肉と玉ねぎを使い、醤油ベースで仕上げてもらいました。玉ねぎの甘味と豚肉の旨味がマッチしてご飯が進む一品です。ご飯にかけずにそのまま食べても美味しいです。副菜には、ほくほくとした食感の「じゃがいもの煮ころがし」と、徳島県阿波市の野菜加工食品製造会社徳冷さんが作る和惣菜の定番「ほうれん草とこんにゃくの白和え」をセットにしました。

4食目洋食メニューは、「チキン南蛮」です。宮崎県都城市が発祥のご当地グルメである「チキン南蛮」を地元でタルタルソース製造が得意のネオフーズ竹森さんに作ってもらいました。若鶏のムネ肉を独自のタレで漬け込んで揚げたものに、別添の甘味と酸味のバランスが良いタルタルをかけます。冷凍が難しいタルタルソースが分離せずに美味しく仕上がっています。チキン南蛮に含まれるビタミン類は疲労回復効果が。暑くなってきた季節もしっかり食べて体を整えていきましょう。副菜には、しっかりと野菜を摂っていただきたいと思い、じゃがいも、人参、ブロッコリーを使った「温野菜サラダ」をご用意。もう一品は、胃腸を守る働きがあるキャベツとトウモロコシを使った「キャベツとコーンのコールスロー」を副菜に採用しました。

5食目の中華メニューの主菜は、高級寿司屋から学校給食まで玉子焼きを納めている、富山市の玉子焼き専門調理会社の三和製玉さんに作ってもらった「天津玉子の中華あんかけ」です。ふわふわの天津玉子の旨味を引き出したあんは絶品です。副菜には、食物繊維、カリウム、ビタミンC、葉酸などを多く含む豆もやしをさっぱりとした中華風お浸しにした「豆もやしの中華胡麻和え」と「さつま芋の旨煮」をセットにしました。さつまいもには、熱で壊れにくいビタミンCが豊富に含まれています。皮にも、食物繊維やビタミンなどの栄養がたっぷりなので、皮ごと食べましょう。

来週もどうぞお楽しみに!

こんがり焼けた鶏の照焼きセットで家飲み【わんまいる】

2021年7月29日(木)19時30分 鶏肉消費日本一の大分市で郷土料理の「とり天」の名前を全国に広めたとして地元で有名なデリカフーズ大塚さんに作って貰った九州・山口の契約されている養鶏場の「若鳥のもも肉を使った照り焼き」が主菜、スチームオーブンで蒸し焼きしているので表面は焦げ目が入り、中身は柔らかくてジューシーに焼けています。

いやーかなり旨い!副菜は大阪西区の老舗惣菜製造会社吉フーズさんに作って貰った「南瓜としろ菜のあんかけ煮」と徳島県阿波市の野菜加工食品製造業の徳冷さんに作って貰った「大根と人参のなます」のセットです。南瓜甘くて美味しい。

なますはすっぱ過ぎずにサッパリして冷たくて美味しい。

主菜と副菜のバランスが絶妙です。良く冷やしたイタリア南部の地ワイン(赤)で東京五輪柔道の録画を観戦しながら家飲みを楽しみました。

淡路鶏と淡路島産玉ねぎのチキンライスをレンジでランチ 【わんまいる】

2021年7月29日(木)12時03分 大正11年創業 大阪市西成区の矢田健商店さん大阪一円のホテルや飲食店に酒類・調味料・食材・加工食品を卸されている老舗で、大正・昭和の懐かしい味付けが得意で大阪名物の串カツ、肉屋さんのコロッケやビフカツと懐かしい大阪下町の素朴な味わいを提供してくれています。又グラタンやドリアなど洋食も自家製ソースとチーズの組み合わせの仕方が濃厚で美味しいと人気で、鰻丼や天丼などもご飯にタレを塗してあり、大阪特有で甘くて濃厚で美味しいです。石見ポークのモダン焼きに石見ポークの焼きそばもロングランで売れ続いています。そんな矢田健さんに作って貰った人気の「淡路どりと淡路島産の玉ねぎのチキンライス」をレンジで解凍してランチしました。温暖な気候と以外知られていない切り立った山が多く良質な伏流水が汲み上げられるので昔から淡路牛の畜産・酪農、養鶏も盛んです。淡路どり柔らかくて弾力があり美味しいです。淡路鶏と玉ねぎを使用し卵も加えてたチキンライスがレンジで簡単に食べられます。高級ラードを隠し味に加えて濃厚に仕上げてくれています。

境港産 大とろいわしの梅煮セットで家飲み【わんまいる】

2021年7月28日(水)19時30分 いわしは魚臭いから苦手と言う方も結構多いと思います。僕も魚臭は大嫌いなので、わんまいるの夕食おかずセットの献立にも採用して来ませんでした。ところが全国各地を訪問する中で、全く臭みが無くコレは美味しいとこれまでの概念を変える加工食品(惣菜)に出会う事が有ります。その一つが、今日晩ごはんの献立に出て来た鳥取県境港水揚の大きな「とろいわしの梅煮」です。

この商品は、昭和30年に島根県隠岐の島から水産品の加工を行いに境港に移り、その後境港漁協の仲買いの権利を持たれ毎朝漁協に出かけ目利きして買付け、近くの自社工場で一次加工、最終調理、急速冷凍保管して流通させている小倉水産さんの商品です。特殊な骨まで柔らかく焼ける機械を導入していて、焼き上げた後に秘伝のたれと一緒に個包装し真空パックして低温加熱する真空調理品です。真空圧力で味が染込むので砂糖や塩や醤油が少なくても美味しく素材の味が楽しめるのが特徴。その為に素材が良くなければ逆効果。。魚は餌がお腹に有る無しとでは劣化が全く異なり、特に足の速い青魚は臭くなります。だから目利きが重要で、同じとろ箱の魚でも船や網によって異なります。こだわった漁師は定置網で1日泳がせてから水揚するなどされます。わんまいるでは一度に使う魚数が多いので半年以上前から契約して買い付けて入荷後すぐに加工、調理するので鮮度が抜群に良い訳です。しかも僕自ら訪問して老舗の水産加工会社に委託製造をお願いしているので間違いはありません。先日もいわし嫌いで今回人生でいわしを食べるのは3回目だと言う方に試食して貰いましたが、いわしに対する概念が変りますよね!と感想頂きました。本当に美味しい料理を食べると少しぐらい美味しくない料理まで食べられるようになると教えてくれたのが、元帝国ホテルの料理長石川シェフです。副菜はわかめと胡瓜とちりめんじゃこ酢の物に、じゃが芋のきんぴらのセットでした。少し重めの特別純米酒で楽しみました。梅煮ウメー。。

関西のホテルやレストランで長年使われているビーシチューの素を使用したビーフシチューを試食【わんまいる】

2021年7月28日(水)12時55分 明治初期に兵庫県淡路島で海産物問屋として創業し、その後緊急物資の海上輸送に専念し、戦後統制令が解除され玉ねぎの集荷販売を始め、昭和35年には玉ねぎの取扱い高日本一となり、冷凍・冷蔵倉庫を淡路島、大阪港湾に設立して食品加工場・製造業も行い、大手スーパー、関西一円のホテルやレストラン、飲食店に食材と中食の製造販売を営む沖物産さんに、主力商品のひとつ地元淡路牛の骨を長時間煮込んだビーフシチューの素を使って牛バラ肉と北海道産じゃが芋、人参、淡路島産の玉ねぎを使った「ビーフシチュー」を作って貰いました。ブロッコリーを取り除いたので見た目もビーフシチューらしくなり美味しそう。大きなカットのじゃが芋もホクホクして旨い。さすが長年の間多くのホテルやレストランで使われているビーフシチューだと思いました。

そして今回で4回目の試作となる「すき焼」。見た目白菜もバランスも良くなり美味しそうですがこんにゃくが耐冷式でなさそう。。白菜を増やした分、離水を考量してだしを少し濃くしなければいけないのにしてなく、少し薄い。食材使用のバランスと調理は決まったので後は味の濃い薄いの調整だけです。ちょっとした事で大違い。次で最後としたい。