2016年11月13日(日)昨日は、初孫の「お食い初め」お祝いに千葉まで行って来ました。伊丹空港から途中良い天気だったので富士山がくっきり、羽田から千葉までリムジンバスが近いです。
僕は親父の顔を見たことが無いので、お爺ちゃんの心境が良く解りませんが、ともかく可愛いに尽きます。僕は23歳で結婚して翌年子供が産まれ、お金も無く生活に余裕も無かったので、家で簡単にお食い初めの真似事をしたのか?記憶にありません。
娘が調べると、堀田家の大好きな「木曽路」さんが「お食い初め御膳」をやっていると言う事で、娘が予約しようとしたのですが、七五三とかぶり11月は大安が3日しかなくて15時からしか予約が取れませんでした!
しかし50周年記念祭と言う事で、てっさ、湯引き、唐揚に炭焼きがしゃぶしゃぶに付いた特別メニューがお得と言う事でそれにしました。ふぐの炭焼きは始めて食べましたが、凄く珍味で特に皮が美味しいかったです。
お食い初め御膳の真鯛の姿焼きは想像以上の立派な大きさに感動しました、ピン!とさせる為に少し干しているようです。お赤飯に主菜は鯛と大根の炊合せ、副菜に里芋のじぶ煮、酢の物は海老のなます、鯛のお刺身まで付いた豪華な御膳でした、2500円にしてはお値打ち!
昔のお食い初め膳は一汁三菜だけでご飯ではなく、芋が主食だったので芋を小麦粉で煮たものでした。芋は根が張り子沢山に恵まれるという縁起の良い食べ物です。そして、毒消しに酢を使った縁起の良い食材(腰が曲がるまで長生きするよう海老、先を見通せるように蓮根等)を出しました(お酢で毒を洗い流すという洗礼する意味も含めなますは節句料理には使われています)。
さらに、タンパク質やアミノ酸、カルシウムを魚から摂るので主菜は煮魚、昔はコイが長生きで丈夫と言う事から使われていましたが、江戸時代後半からめでたいと言う鯛をかけて、美味しく、見栄えが良いことから「鯛」に代わったそうです。神様の奉納にも300年ほど前から干した鯛が使われだし、近年では、祝い鯛として焼かれるようになったようです。
日本は古事記にも食に関して多数書かれており、24節句の行事食として何かに付けて「食」が用いられています。
生きる為には食が必要で、食は天(神様)からの恵みものとして、祈願奉納を24節句毎にその時期の旬の食材を使い備えて、その土地ならではの料理で楽しんだようです。今日のように娯楽が無かった故、24節句を用いた行事食が盛んに行なわれたとされています。僕も孫が出来てから行司食に興味が湧き、食育と兼ねて日本の和の食文化を追求して行きたいと思うようになりました。「和食」奥が深いです!