なんで、こんなに美味しいの?人生初、「瓦」で食材を焼いて食べました!

2017年3月28日(火)今日は淡路島、兵庫県南あわじ市で三代続く豚の種付けから出産飼育・加工・販売まで一貫した取り組みを行っている養豚精肉加工メーカー卸の株式会社嶋本食品様へ訪問して来ました。先月行われた東京ビックサイトでの展示会に出展されており、社員の宮本様と名刺交換、早速当社へ来社いただいたのですが、社長自らも来社いただきサンプルまで持参、試食しましたが豚肉嫌いの私が食べて臭みも全く無く脂身も気持ち悪くない肉質も柔らかく美味しいので是非取り組みたいと思いご挨拶兼ねて現場見学に訪問させていただきました。

・・・会社へ着くと社長自ら掃除を・・・早速3階の応接間に案内いただき会社概要沿革を説明いただきました。・・・
メインは地元の猪に鹿児島の黒豚を掛け合わせた「淡路島ポーク」と命名された兵庫県認証のブランド肉(猪豚)です。猪豚と聞くと臭い!と思いますが全く臭くありません、その秘訣は餌と飼育方法です。養豚場周辺の農家さんから購入した飼料米と酒粕を主に食べさせてもみ殻と糞で堆肥を作りこの堆肥がしっかり発酵され乾燥させて臭くなく、この堆肥を肥料として飼料米作りしている昔からの自然循環農法を取り入れているので地元住民からの反対も少なく長年同じ場所で養豚場を続けられているとの事。また自然交尾自然出産をしているので子豚を購入する必要がなくコストを下げています。

通常見学できない養豚場内も視察させていただきましたが臭みが少なく掃除が行き届いており、びっくりしました。更に子豚の飼育には女性を採用しており、ここが良い肉質のポイントの秘訣とも説明いただきました。女性で育てるとストレスが少なく育ち柔らかい肉質になるとの事、目が違うと言っておられました。同じお腹から生まれて来た豚でも育ちが悪い豚いじめられっ子の豚は大きく成長せず途中亡くなる場合が多いとの事、生命にはストレスが凄く関係している事を痛感しました。

ランチに瓦屋さんの友人が経営されている「かわら焼き」にご招待いただきました。そういえば淡路島は瓦でも有名。

僕の生まれ故郷は大阪港区なので昔は瓦問屋が多くあり同級生も瓦屋さんという家が何軒もありました。そんな瓦屋さんも時代とともに衰退、そんな中で工場の一部を見学として開放した所観光客が来るようになり、体験にと瓦の素材で作った器が好評、口コミで全国からバスのツアーのコースの一か所に組み入れられるようになり、そのうちランチの要望があってそれなら瓦は火の通りも良いので焼肉でもと試した所牛肉は駄目ですが豚肉には凄く合い、野菜と一緒に焼いても美味しく油を吸収した瓦で焼きめしを焼いて貰いましたが最高に美味しかったです。

・・・子供さんや外国人に大変人気だそうです。いゃーびっくりしました。すっかり忘れていた日本の瓦、たまにはゆっくり瓦で焼いた食材を楽しむ!良いですね!・・猪豚唯一の欠点は味が弱いと思うので香辛料や味噌漬けなど工夫して皆様へご紹介させていただきたいと思いますのでお楽しみに!