試食日記  vol.332

2016年8月17日(水)毎週水曜日は菓子・スイーツの試食です!今日は洋菓子の名門アンテリシャルパンティエの役員で、スタジオシェフを勤めた杉本シェフが独立して手がけたケーキで、神戸酒心館の大吟醸酒粕を使ったチーズケーキをいただきました。折角のケーキが酒粕を加えることでパサツキ感が出てしまい、型崩れの原因に…今日のトレンドはしっとり感と濃厚味が必要なのに反対です。酒が弱い人は酒粕の匂いだけでも酔うのでお年寄には向かないと思いました!

image

京都の木之下菓匠さんから、北海道の小豆と希少糖を使った栗蒸し羊羹が届きました!竹の皮で包み強火で1時間蒸し上げてているとの事ですが、少し硬い感じでした。もう少し蒸しを押さえて弾力のある食感に仕上げた方が、口当たりが良くて美味しく感じると思いました!みたらし団子とあんかけ団子も提案くれたのですが、団子自体が美味しくありませんでした。山芋を使った生地に栗を丸々一個包んだまんじゅうも提案くれましたが、生地自体が薄くて悪く言えばかすかす、もっとふっくらした生地にしないとパサツキ感があって美味しく感じられません!

image

大阪西成区の精肉卸の㈱松商さんから宮崎県霧峰牛の「みすじ」(肩甲骨の下の部分、腕のモモに当る部位)をフライパンでさっと焼いて食べていただけるようにカットしたものをいただきました。柔らかくて美味しいです。同じく「ざぶとん」(肩ロースから下のあばら骨側の脂が乗っている部位で、焼肉店では極上カルビとして出されている店も多い) をいただきました。こちらは弾力があって美味しいです。

image

次にいただいた、ロースすき焼用は脂身が多くてこれは厳しい、肩ロースも脂身が多くて、どちらもカットが分厚くて硬い、腕はさすがに脂身は殆どありませんが、そんなに美味しいと感じません!先に食べた「みすじ」と「ざぶとん」は雌肉だが、「すき焼き用」として提案頂いたのは雄肉ではないかと思うような肉質に感じました!

image

北海道函館の中水食品さんから、名産のするめいかの旨煮が届きました。新鮮ないかを化学調味料を使わず炊き上げられているので、柔らかくて美味しいです。これに大根や小芋など一緒に炊き合せしてくれるともっと美味しくなるのですが。。。

image

秋が来て、冬が来て、熱燗で一杯、溜まりませんね!・・・・