堀田の訪問&試食歳時記  vol.318

2016年7月21日(木)今日は3時に起床して、大阪中央卸売市場(本場)へ買い付けに行きました!月に一度は現場へ足を運び自分の目で確め、仲買人さんとも仲良くしておくと、出物があれば優先して回してくれます!今日は最近の低気圧の関係で漁に出れなく、魚の入荷が少ないようです。昔はJRの貨物で運ばれて来ていた時間を今でも厳守して、セリは5時10分から始まりますが、現実は直接取引が多いそうで、午前2時から5時ぐらいで殆どの商談が成立しています。今日は、淡路から釜揚げしらすの良いものが入荷してましたので30kg、上ちりめんは60㎏買い入れました!あとは瀬付き鯵、鰯、鮭と発注しました!・・・・

7月25日は大阪天神祭りです。昭和9年までは、魚介類は大阪西区川口のざこ場に、それ以外は天満に卸市場を開いていたので、梅雨が明けて台風の災害が無いように祈願するお祭として、天神祭りが開かれるようになり、現在でも大阪中央市場の協会の一階に写真のように神輿が祭られています。この神輿を船で大川で天満まで船で運ぶ、それに大勢の人達が乗り合い大きな祭へと発展しました!災害が無いように祈願する祭りが梅雨明けに、収獲を祝う祭りが秋に、各地域で行なわれているのが日本の祭という事です。その神輿の前で近畿圏水産卸組合常任理事株式会社三恒三代目三上社長と記念撮影です。

そして会社に戻り、本日の試食は、元は中央市場とも関係の深い鮮魚卸から、現では料亭やホテル、おせち料理の逸品を製造卸されています株式会社大市珍味さんから、鮭の西京焼き(20g)、甘鯛の西京焼き(20g)、小鯛の八幡巻(45g)、子持ちいか10匹、すにの煮こごり(50g)、鯵の黒酢餡(50g)、笹がき信田(80g)、かにとクリームソースのパイ包み(60g)、最後に和菓子のさつま芋のロールパイと、割烹料理の前菜やお椀、焼き物など9品をいただきました。料亭で少し炊き合わせるなどして器に盛り付けられたり、そのままおせち料理の一品として盛り付けられたりされる日本料理です。

一品ずつが手が込んでいて、上品な味わいで、これを湯葉あんかけにしても一層美味しくなるとか…蕗と炊き合わせたら…などメニューが次々と浮んできます。おかず・お惣菜の域を超えた割烹料理を個人宅配したいと思っています。お楽しみに!