堀田の試食歳時記  vol.303

6月15日(水)今日は、昨今のダイエット、ヘルシーブームにお応えして、調味料を調整した赤魚の煮付けをで2バージョン作って貰いました。やや濃い方の方があっさりと美味しく感じました。

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水茄子入りの豚肉を増量してやり直した味噌炒めと牛肉を増量した野菜のオイスターソース炒めを再度試食させていただきました。肉を増やすことで食味は増しました。何よりこの肉と野菜の量とのバランスを維持して出荷してもらう事です。

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この度、そして保証金まで取られて商談が成立した帝国ホテルキッチンの惣菜がようやく届きました。オーストラリア産の牛肉とアメリカ、カナダ、日本産の豚肉のひき肉を日本の玉ねぎを使ったデミグラスソースのハンバーグです。湯せんで解凍しお皿に盛りつけます。脂とドミグラスが分離してしまっており、丁寧に作られているのか疑問を感じました。試食しましたが大手ハムメーカーのハンバーグのような食感でジューシーさがありません。良くこんなのを平気で販売しているものだとビックリしました。次に海老のマカロニグラタン780円、牛乳とチキンブイヨンにクリーミーなホワイトソースで作られたものです。牛乳は日本、海老はミャンマー産ということですが、確かに牛乳を使っているのでよく言えばあっさりしています、悪く言えばシャバシャバで濃厚な味わいとコクがありません。これでも帝国ホテルと言う名前で買うのですよね!続いて、ソテーした玉ねぎに人参を加えたバターライスに、海老の風味豊かなコクのあるクリーミーなホワイトソースのベトナム、ミャンマー、インドネシア産の海老を使ったドリアだそうです。海老の風味やコクが、残念ながら感じられません!もっと驚いたのは、次に出てきたシュプリングカレーマドラス風(冷凍200g/1,380円)です。小さな海老が4匹、確かにみじん切りの野菜をソースに残してじっくり煮込まれているのは解るのですが、ちょっと高過ぎます!ビーフカレーマドラス風の方は、柔らかく煮込んだ牛肉の量が少ないのが残念ですが、ビーフブイヨンの味わい深いカレーです。国産牛肉は冷凍すると戻りが悪いので弊社ではサイコロ形では使わず、薄くスライスしたり、筋きりを施したり、肉だけ別に煮込んだりと工夫しています。いずれにしてもこちらの方も高すぎます…。なんぼ帝国ホテルのカレーでもこの値段では売れないだろうと思いました。次は僕がこれまで食べた中で一番高い冷凍のグラタンです。チキンブイヨンと香り豊かな魚介類のエキスでコクを引き出したクリーミーなホワイトソースのマカロニグラタンです。確かに先ほどのグラタンとは異なり、弊社オリジナルのグラタンと同じく濃厚なコクのある味です。海老と帆立貝などの海鮮が入っていました。それにしても保証金まで積んで仕入が実現した帝国ホテルキッチンさんの商品でしたが、弊社オリジナル惣菜を作っていただいている、委託製造先に感謝しなければならないとつくづく感じました。

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オリジナルと言えば、京都の手づくりの和菓子専門店木之下菓匠さんから栗あんおはぎです。栗を練り潰さず、栗を砕いておはぎに混ぜて、もう少し大きめにしないとおはぎと言うイメージがしないので、改善してもらいます!おはぎは昼食代わりに食べる人が多いので、食べ応えのあるおはぎにしましょう!続いて栗上用饅頭も栗を練り潰さず、栗そのものを使いましょう。栗を丸ごとを包んだ蒸し羊羹、これで正解です。もう少し大きなサイズにしましょう!糖分を控えめに希少糖を使うようにして、ヘルシーさを全面に打ち出しましょう!

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三重県伊勢市の伊勢屋餅さんから、伊勢の善哉(子餅入り)の試食です。高齢者の方達を対象にしているならヘルシーで喉も詰まりにくい白玉団子を使ったほうが良いのでは?あと、善哉のわりには色が薄いため、味は良いのにもったいないと思いました!

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血圧や血糖値、カロリー・栄養バランスを考えて作った旬の手作りおかずセット健幸ディナーが、簡単で美味しくて健康的と大好評いただき、ご利用者が増えています。だから同じコンセプトの値段も手頃な惣菜や地域名産品、菓子・スイーツ、パン、麺類などの開発もしていった方がわんまいるの強みが発揮できると思いました。