堀田の試食歳時記 vol.174

7月6日(月)、今日は8月9月の旬の手作りおかずセットに使う予定のメニューの試食が、大阪西区創業70年の老舗惣菜専門店服部さんから届きました。

1食目、北海道産新じゃがのバター炒め。小さなサイズで皮ごと蒸かしてバターで炒めていま。秋を代表する季節感じるメニューで好き嫌いなく誰でも美味しく食べて頂けると思います。

2食目も秋が旬のかますの一夜干しの開きをこんがり焼きました。とても身が淡白で小骨も少なく食べやすい、好き嫌いが少ない魚です。秋の魚の塩焼きは正に風物詩です。

3食目これまた夏~初秋が旬の太刀魚の塩焼きです。骨を処理していますので大変食べやすいです。少し塩加減が強いので、もう少し塩分を控えて下さい。

4食 真鯵の照り焼き。前回は塩焼きで食べた時、近藤先生からこの身なら照り焼きもいけるのでは?と言う事でしたが脂が乗って身が柔らかい為、照り焼きのタレが真空圧で身に染込み易くその為身が固くなってしまっています。工程上、照り焼きには向かないかもしれません。こんがり焼いて照り焼きのタレを袋に入れるだけにして見てダメなら中止。

5食目は上州もち豚の生姜焼き。味は抜群、今回はえらく固く感じましたので一枚肉を半分にカットするようにお願いしました。

6食目の北海道産牛のヘレ肉の味噌漬けは、見事に失敗、赤身は火を入れると肉質が固くなり真空パック急速冷凍するとよけいにカスカスになって全く味も弾力も無くなり食べられたものになりません。真空圧に負けない、肩ロースやカルビあたりの部位を味噌タレと野菜を使って炒めるか、汁で煮込むかどちらかの料理にしか難しいと思いました。キャベツやピーマンと肩ロースの切り落としぐらいをさっと高温で炒めて真空パックしたら美味しい牛スタミナ炒めが完成すると思いました。・・・こんな話していると腹が減って来た!