堀田のうまいもん日記 vol.15(泉佐野市の野菜を使った試食編)

先日(12/4)は、泉佐野市若手こだわり農家4h倶楽部の皆様と、皆様が作った作った野菜を関西を代表する高級スーパーいかり創業者のご子息、行光社長が経営する、神戸JR灘駅前にある中華料理店「吉芳」へ持ち込ませて頂き、東部市場内にあるセントラルキッチン料理長李さん(前東天閣総料理長)に来て頂いて、自ら腕をふるって頂き、窓口となってお世話をして頂いております、向江議員にもご参加頂き、自分達で作った野菜を目の前で有名シェフに作って頂き試食をする。僕も始めての体験でした。

まず一品目は、藤原君が作った、ブロッコリーでベシャメルソースに隠し味に刻んだ海老を入れた本格四川料理が出てきました。正直ブロッコリーの食感は良いのですが、「甘みが足りないなあ」というと、李料理長いわく、まだ時期が早いとのこと。目の前にいた藤原君に尋ねるとその通りで、もっと冷え込んだ1月2月がアミノ酸が増加して旬を迎えるそうです。なるほど・・・旬の時に採ったブロッコリーで商品を作り、急速冷凍していると売切れるまで旬のブロッコリーを楽しめるということになります。image

二品目は、ほうれん草の中華炒めです、胡麻油がベースですがあっさりとしとしてシャキシャキ感もあって、しかも甘いと言うか旨いというか・・・ともかく美味しい!李料理長も、ほうれん草はまさに今が旬で、おそらく低農薬栽培でしっかりしているので炒め物に耐えられる立派なほうれん草だ、こんなのはスーパーには並んでない!と絶賛。今朝、実際にビニールハウスの中で説明を受けたほうれん草、やっぱり違うなぁ!と関心しました。image

次に本日のメイン料理、泉佐野が誇る、松浪キャベツで作った回鍋肉(ホイコーロー)です。僕は正直ホイコーローは豚肉と脂がギトギトしていて好きでない!と宣言、しかし出てきた料理を見て、思わず美味しそう!・・・・一口食べると美味しいなぁ。と思いきや、目の前の向江議員が突然大きな声で、僕はコレが一番美味しい!と叫ばれました。李料理長の中華はとても上品でさすが神戸北野坂に本店を構えるだけあって凄いと言わざるを得ません・・・・・image

本日の〆に、前回の会議で農家の皆さん全員から作って欲しい料理に、松浪キャベツをはじめ泉佐野のこだわり野菜とブランド豚、犬鳴ポークも使った、餡かけ焼きそばのリクエストにお答えして作って頂きました。image

商品化するときに、麺はわんまいるでもお馴染みの尼崎で創業90年の老舗製麺所丸古食品、江見社長自らが作って蒸して焼いた麺を使ってくれるそうです。それにしても野菜が美味しいということがこれだけ料理を引き立たせるとは失礼ながら思っていませんでした。それと野菜ひとつでこれだけの中華料理のメニューが作れるなんて知りませんでした。前もって計画さえすれば、色んな野菜を作れるので、来年は旬の野菜を使った中華、和食、洋食に本格的に挑戦したいと思います。これらの旬の野菜をどのように調理場まで安いコストで運べるかがポイントになると思います。その為にはより多くの方に食べて頂き、作る量を増やすことで仕入物流コストが下げられることがポイントになるでしょう。

本日のピカイチは、旬のほうれん草の中華炒めに決定!