リンガーハットは王道のチャンボンで勝負。野菜の種類が多く、濃厚白湯塩スープがいい

2019年4月23日(火)今日の試食は鳥取県米子で古くは県内のお米を一手引き受ける県内有数の精米会社で、配給制度廃止と共に子会社として独立、境港で水揚げされる紅ずわいがにの蟹味噌を専門に、大手メーカーへ卸す事業を2代に渡り行ってこられた西米食品様を鳥取県米子商工会議所さんに紹介頂きました。今回は蟹味噌製造以外にも地元の食材を使った惣菜を製造販売していきたいと言う事から、境港で獲れる小いわしと鳥取県特産のごぼうを使った米子炊き(佃煮)「小いわしとごぼう」を作って頂きました。長さ3cmぐらいの豆いわしと千切りしたごぼうを醤油・味醂・日本酒・砂糖で煮込んだ佃煮です。ごぼうは臭みなどを吸収する機能があるのでいわし特有の臭みは全くしません。ごぼうの歯ごたえもしっかりしていて、ご飯の友や酒の肴にお奨めです。いわしのカルシウムとごぼうの食物繊維が採れる米子炊きは食べ出すと止まらない味です。大山鶏を使った米子炊きも美味しいので、夕食おかずセット健幸ディナーの献立に採用出来ればと思っています。

2品目は、梅田阪急百貨店にも直営店を出店している神戸に本社工場がある中華惣菜のチャイナチューボーさんの「エビチリソース」です。わんまいるでも人気のKK企画の陳健一さん監修の海老チリソースに比べると少し甘く感じます。



3品目の「コク旨本格麻婆豆腐丼の具」は香草の香りと味がして美味しくありません。やはり麻婆豆腐と言えば四川料理の代表格、辛いが売りの豆板醤をベースに旨味を引きたてるかやくとなる豚の挽肉の良し悪しで味が決まります。後は隠しで白ネギやニクニクやパセリの刻みをどのように使うか。豆板醤の辛さと苦みを豚の挽肉でどう旨味を出せるか。これを豆腐にどのようにからめるかによって豆腐のカットするサイズも変わります。小さくカットした方がソースが乗ります。現在は辛いブームなので、豆腐のカットは小さい方が良いです。豚の挽肉が旨味の決め手となるので石見ポークを使用したいです。脂身が少ない分、旨味があります。



4品目はチャンポンで有名なリンガーハットさんからカロリーの気になる女性や糖質ダイエット、炭水化物ダイエットなどしている方にもおすすめと言う、「食べる野菜スープ」。麺は入っていません。豚骨スープと塩味ベースの2種類を試食しました。どちらも野菜と言うよりは殆どキャベツばかりで、こんなにキャベツ食べられないと思いました。なんで緑黄野菜や根菜も加えないのだろうか。それにスープは濃厚でコクがあった方が良いと思いました。



5品目は、今話題のきくらげが入った「塩チャンポン」も試食。希少な国産きくらげが使われています。あっさりとした海鮮だしの白湯塩スープですが、チャンポンは豚骨が基本だと思います。今人気のラーメン店は皆さん豚骨のだしを味噌でまろやかに伸ばして、煮干しや宗田鰹で後味さっぱりに仕上げている店が多いように思います。僕は何といってもチャンポンの王道の豚骨スープが好きです。もっと濃厚でコクがあり、まろやかで後口が残らないスープがイイ。



夜は阪神百貨店の中尾部長様が4月1日より商品統括部長に昇格されたので、お祝いを兼ねて飲食業界の店舗デザイナーとして日本で5本の指に数えられる㈱創楽舎の横井先生をご紹介方々、新梅田食堂街「大阪屋」で生鮮惣菜商品部の赤坂様も同席いただき一杯やりました。ラーメンの「神座」、「大阪王将」、「がんこ寿司」、「リンガーハット」、串カツの「串の坊」、焼肉の「但馬屋」、宮崎地鶏の「車」、和食の「銀平」、「グランド千房」をはじめ多くの人気店をデザイン設計して来られました横井先生とはもう40年間のお付き合いをさせていただいています。どこのデパ地下も殆ど代り映えしない総菜店ばかりなので、有名専門店の誘致やわんまいる健幸ディナーのように主菜・副菜がセットになった献立を考えなくて済む簡単に出来る冷凍惣菜もあればと意見交換をさせていただきました。


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