今日は神戸空港から仙台空港経由で、山形県北部の最上地域を訪問させていただきました!

2018年5月24日(木)今日は神戸空港からスカイマークで仙台空港に向かい、山形県庁6次産業推進課販路拡大担当の高石様と県のクライスター協議会清野様が車で迎えに来ていただき、山形県北部(上は秋田県)最上地域の事業者様を訪問しました。


車で約2時間かけて到着したのが本年農林水産大臣賞を受賞した圏内の山菜をはじめ野菜のカット工場を運営される㈱三和食品様です。丁度大手コンビニのバイヤーさんと品質管理担当者の方も来られてました。仙台市にも加工場を設立され、最近近くにも加工場を新設、近年の中食や惣菜ブームに乗り現場では簡単調理のニーズにお応えされ業績を大きく伸ばされ、社員教育にも熱心に取り組まれているご様子でした。奥山社長自らご挨拶いただき工場内をご説明をいただきました。正直これまで見たカット野菜や漬物工場の中では一番行き届いたクリンネスで感動しました。更に驚いたのが回転式の充填真空パック機械に4人もの人を付けて(一般的には2人が多い)量産し、エックス線を通して直ぐ冷却しその隣の部屋で大勢の男性社員による籠に入れた踊りボイル殺菌を行っていました。通常は全自動のボイル殺菌機が一般的ですが、少しでも早く袋の中の食材をまんべんなく加熱させる事を考えられ、籠に入れて人間の手で踊るようにボイルされていると察しました。これはしらすの釜揚げに使われる踊り炊きと同じ要領です。早くむらなくボイルする事で少しでも野菜の食感や品質を劣化しない工夫だとお見受けしました。更に人を多く採用し、現場経験をさせる事での教育にも繋がります。今後働く主婦や働くシニアが増える事で益々カット野菜やミールキットの需要を見越しての戦略とも思いました。最新の工場を新設されたので丁度20坪弱の部屋が空っぽになっており、この場所を使って冷凍惣菜を作りたいと考えていると奥山社長から聞きました。偶然のタイミングで弊社も首都圏の提携先が増えて来たので、関東方面でも協力工場をと思っていた所で、最上地域の食材を使った惣菜の開発をご一緒いただければと思いました。


三和食品さんを出て次に向かったのは既に少し使用させていただいております㈱最上まいたけさんへ見学も含めご挨拶に訪問。19代目を継がれる予定のご子息の荒木部長は東京の展示会へ出張の事で、代わりに社長がご丁寧にご挨拶と工場内をご案内いただきました。長い間農業を営み庄屋さんが18代目の荒木社長が自ら一代決心され舞茸の栽培を始め、しめじやエノキ、椎茸など随時栽培の品種を増やされて行かれたとお伺いしました。昔に比べると参入企業が多く値段は下がるが重油や電気代に人件費も2倍以上になりましたとの事、僕はこの最上のブランドを生かした惣菜作りが出来たら良いなぁ?と思いました。


山形県最上地域は気候柄、熊は時々出るが鹿や猪は生存していなく獣害被害はないのが、農作物が作り易い環境だとも知りました。そして金山牧場さんが米を食べさせ養豚しているプランドポーク「米の娘豚」を使った餃子とシュウマイ専門店のある金山町へ向かい、実際に手で一つ一つ丁寧に作っている現場を見学させていただきました。まだ量産するまでには至っていないとの事でした。


金山町を後に 本日宿泊する山形新幹線最終駅の「新庄」へ移動。晩ご飯はまだ予約していないという事だったので、三和食品さんが車で30分と比較的近いので、もし奥山社長の都合が良ければご一緒にといつもの急な無茶振りを承知で電話させていただくと、会合で遅れるが先に右腕の高橋次長を先に向かわせますとのことでした。おまけに高橋次長お奨めの「キッチン マカロニ」と言う創作居酒屋へ連れていただきました。僕はマカロニサラダが大好物でキッチンマカロニ特製ハムカツを注文、それ以外にマカロニサラダがメニューが載ってなかったので店員さんに尋ねるとお店の名前がマカロニというだけでマカロニメニューは無いとの事、先ほど注文したハムカツもマカロニと言うお店がお奨めのハムカツとのことなので一端キャンセル。とりあえず地元の食材を使ったイタリアン的創作料理をリーズナブルに食べるお店だということが料理を食べてから理解出来ました。
まず前菜に地元の鮭と帆立貝と野菜のカルパッチョと米沢豚のベーコンと野菜のグリル焼き!カルパッチョはかなり美味しく、ソースが抜群!シェフ自家製のソースと有機栽培と思われる野菜の美味しさに感動!一瞬ステーキか?と思う肉厚の米沢豚のベーコンは脂身の臭みが全くなく柔らかい身は人生初体験。このメニュー680円にビビリました!次にカレー焼きそばはコクとまろやかさが美味しい。ルーに特製マヨネーズが付いて炒めた麺と絡めて食べるとワインが欲しくなります。こうなるとあまりの美味しさに次々注文してしまいます。塩焼きそばは大阪に住んでいたかと思うほどの浪速の下町の焼きそばのようで、千切りされたキャベツと粉鰹を大量にのせる懐かしい味に感動。米沢豚のコロッケはまた絶品!特製デミグラスソースはおそらくミニトマトを使用しているのでは?と感じる酸味がうまい!更にはちみつで食べるピザも注文しましたが、もち米を生地に加えているのか?お餅のようにふっくらと焦げ目が出来ており、パリパリの食感に濃厚な甘いはちみつがまるでフレンチトーストでなくフレンチピザです!最初に頼んでキャンセルしたハムカツも注文してみたら、肉厚のハムにチーズを挟んで厚めのネタに柔らかいパン粉でふんわり揚げたカレー風味のソースに盛り付けられた上品なハムカツも人生初体験。メンチカツで〆ましたが、コクのあるデミグラスソースで盛り付けられています。生姜と胡椒と日本酒で少し揉んでから玉ねぎに少し粉山椒も加えてもこの豚肉の腕、脛、肩肉の特徴である脂肪の甘さが生かせるのではと思いました。


この料理、東京や大阪に持ってきたら大繁盛するのは間違いないと思いました。新幹線に乗って食べに行く値打ちありますよ!

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